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ENDINGPHASE 基地の場所

GM:さて、エンディングフェイズを始めるとしよう。君たちはソフィを連れて転送石で城に帰還したよ。


ルーン&フィル:たっだいまー!


GM:「おかえりー!」テールが君たちを出迎える。その後ろにはリネルとトリコ、ノーチルもいるね。


スイレン:お出迎えどうも。


GM:テールはソフィに対し、「はじめまして、ソフィさん…ですよね? 私はテール・プロミーゼっていいます。よろしくおねがいします」と挨拶をする。するとソフィは「まぁ!直に見ると本当に可愛いわねぇ」などと言って挨拶代わりにテールをぎゅーーーっとハグする。その後、少し離れたところで様子を伺っていたリネルを発見し「あら」と声を上げ、「あらあらあらあら可愛い子がもうひとりいるじゃないの」


フィル(リネルになって):「ひっ!?」


GM:「怖がらなくていいのよ?私のことは『ソフィちゃん』って呼んで~!」と、嫌がるリネルをとっ捕まえてハグハグチュッチュしはじめるソフィ。「いやあああああ!ちょ、やめ…やめなさ…やめろォ!!!」半ギレ状態のリネル悲鳴がその場に響き渡る。


ルーン:うわぁ、これゼッタイ嫌われるヤツだ…(←助けない)


フィル:リネルちゃん、すっかりポジションが安定したなぁ(←助けない)


ワット:最年少なのにこんなポジションなのはどうかと思うけどな(←助けない)


GM:(誰も助けに入ってくれねぇ…) …まぁ、いいか。そのままノーチルとトリコも軽く挨拶を済ませた後、本題に入る。


ルーン:本題?


フィル:聞いてれば思い出すよ。きっと…


GM:まずノーチルが口を開く。「ソフィさん、確認なのだが…我々にナゲット団の基地の場所を教えていただけるということでよろしいのですよね?」


ルーン:あー、そうだそうだ。ソフィさんの能力で基地を探してもらうとかそんな感じの話だった。


GM:「えぇ、もちろん」 ソフィが答える。「でもね、ノーちゃん。先に言っておくけど、私が教えられるのは基地の場所まで。その中の構造とか、敵兵力とかについて教えることはできないわ」


スイレン:…え、何故?


ワット:…まぁ、基地の場所さえわかれば十分って話だった気はするが…でもどうしてだ?アンタの『魂繋ぎ(ソウルリンク)』の能力なら虫を使って基地の中まで調べられそうなもんだが。


GM:「そうね。アラクネの加護がちゃんと働けばね」


フィル:ちゃんと?


GM:それを聞いた、ソフィの腕の中のリネルが「あ、そっか」とつぶやく。


スイレン:どういうことです?


GM:7話で触れたが、リネルは一時期ナゲット団に捕まっていた。だから知っていることなんだが…「前にも話したけど…あの基地の中では、シームルグとの『つながり』がなくなったみたいになって…」


フィル:あー、言ってたな。そんなこと。


GM:ソフィが追加で説明する。「そう。彼らの基地の中では私達御子が親たる動物の王から授かった加護が働かないの。…もっと、大きな力による妨害を受けているせいでね」


ルーン:理解しました。


GM:「…なるほど。それは了解した。しかし、どこなんだ?それほどまでに大きな力が働いている場所というのは」ノーチルが尋ねる。それに対し、ソフィは口の端を釣り上げるようにして笑い「知りたい?」と問う。


ワット:知りたい。そこに基地があるのなら。


フィル:それに、もしかすると、そこにお姉ちゃんがいるかもしれないし…。


GM:「いいわ、教えてあげる。そこは動物の王の力をもってしても及ばないほどの邪悪に満ちた力を保有している土地よ。あなたたちも知っている、有名なところ…」


ルーン:私達も知ってる?


フィル:まさか、牙の遺跡…?


GM:トリコとアミーが言う。「そんなワケあるかい!!」


ワット:でも、他にそんな邪悪っぽいところってこのシナリオに出てきたっけ?


フィル:回想とかならもしかしたら…


スイレン:………あ。


GM:「気づいたみたいね」 …トロンと笑うソフィの口から、答えが告げられる。





「……………『死人の沼地』 ……そこに、彼らの基地があるわ」




□■□




腐敗臭が漂う牢の中に、そのリャナンシーは囚われている。外の世界で闊歩する有象無象のうめき声が微かに耳に届く。

リネルが脱獄に成功してから3年。死人の沼地の中心にある、地下施設。




"毒の御子"ハルは、未だ、そこにいた…。




                             TO BE CONTINUED……

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