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CLIMAXPHASE 取り戻し隊VSナゲット団 後編

クリンナッププロセス。猫が《ファストチャンネル》で《サンドクラウド》の使用回数制限を回復。ルーンは《ブルータルライフ》でHPを5点回復。その後【放心】【ノックバック】の回復。【毒】のダメージ処理などを行った後、戦闘は2ラウンド目へと移る。



□■□



ラウンド2


行動値


ワット…18

猫…15

スイレン…9

マスタード(銃使いの男の方)…9

ルーン…8

ケチャップ…8

フィル…7



GM:まずはセットアップから。


ワット:俺は《ファイトソング》で自分の《インタラプト》の使用回数制限を回復。


GM:猫はスキル珠使い切ったのでなし。


スイレン:私もなし。


GM:マスタードは《ランナップ》できるが…まぁ、今はいいか。


ルーン:私は《プロボック》を猫に。(ダイスを振る)…達成値22


GM:高っ!?えーとリアクションは精神判定で…(ダイスを探してキョロキョロ)


フィル:はい。(ダイスを渡してくれる)


GM:ありがとう。(ダイスを振る)…げ、低い。達成値17。【逆上】が入ります。「フッ、お前の挑発に乗ってやろうじゃないか!」


ルーン:ちょろいな(笑)


フィル:あ、まってごめん。その歯車が描かれたダイス、歯車の面は「1」じゃなくて「6」だよ。


GM:なんじゃって!? なら達成値は22。同値でリアクション成功だ。「フッ、お前の挑発になど誰が乗るか」(一同爆笑)


スイレン:なにこれ。即落ち2コマ?


フィル:まぁTRPGやってると稀によくある。


GM:次。ケチャップは《ヘルインセル》《フェイスダウン》を使用…ただ、PCたちがバラけちゃったからあんまりウマくないなぁ。 …まぁいいや。対象はルーンとフィルで。(ダイスを振る)…達成値19。


ルーン:【狂戦士化】中なのでリアクションできないよ。


フィル:(ダイスを振る)…ファンブルです(一同爆笑)


GM:では2人に【威圧】【ノックバック(2)】を付与ね。


フィル:どうでもいいわそんなもん。次、ボクは《ファイトソング》を使用してルーンちゃんの《ボルテクスアタック》の使用回数制限を回復。


GM:これで全員セットアップは終わったな?ではイニシアチブに移ろう。



□■□



セットアップ終了時点行動値


ワット…18

猫…15

スイレン…9

マスタード(銃使いの男の方)…9

ケチャップ…8

ルーン…-2

フィル…-3



ワット:さて、俺の行動だ。ムーブで8mくらい下がって、マイナーで《パワーブレイク》、メジャーで通常攻撃+《インベナム》 対象は……


スイレン:未だノーダメージのマスタードに攻撃しておきましょう。【スリップ】も入れておきたいですし。


ワット:了解。では、そのように。命中は(ダイスを振る)…お、クリティカル。


一同:おぉっ!!


GM:えー、《ナゲットパワー》使おうかと思ったけど、やめた(笑) 普通に回避します。(ダイスを振る)…失敗。


ワット:《ピアシングストライク》


スイレン:《チェックメイト》


ワット:合計60点、物理ダメージ!!


スイレン:【毒(4)】と【スリップ】も忘れずに。


GM:痛ってぇ!!


フィル:よし。マスタードが【スリップ】で移動できなくなったのは大きいよ。


GM:くっ…まだまだ。次は猫の行動。ムーブなし、マイナーで《フォビドゥンカース》メジャーで《デイメア》 ルーンに魔法攻撃だ。命中は(ダイスを振る)…成功。ダメージロール直前に《ディストラント》この攻撃で1点でもダメージが通ったら【恐怖】を付与するぞ。


ルーン:あ、それはマズイ。命中判定に-2Dされるから次の攻撃当たらなくなるかも。


フィル:大丈夫。ボクが行動を放棄してルーンちゃんを庇います。


GM:げ。


ルーン:おー、フィルありがとう!


GM:ルーンに【恐怖】入れられなかったのは痛いが、仕方ない。せめてフィルを消し飛ばしてくれよう。ダメージロール(ダイスを振る)…69点貫通ダメージ!


フィル:《プロテクション》(ダイスを振る)…19点軽減。50点通るけどまだ耐える。


GM:ぬ、無理だったか。


スイレン:次は私の行動。ムーブなし。マイナーで《進化ば(アドバンs)(失敗したので割愛) メジャーで《ウォータースピア》をケチャップに。


GM:前ラウンドでフルボッコにされたのでこれを耐えられるほどの体力は残っていない。絶対に避ける。


スイレン:命中は25。


GM:無理だ。避けられない。


フィル:諦め早っ


スイレン:沈みなさい。(ダイスを振る)…47点、水属性魔法ダメージ。


GM:やっぱり耐えきれない。ケチャップ戦闘不能。


ルーン:やったー!


GM:だがまだ終わらんぞ。次はマスタードの行動だ。ムーブで『カートリッジ:地』を装着。マイナーで《模倣版(イミテイト)ランドフィッシャー》 メジャーで《アローシャワー》《アローレイン》 銃弾の雨を降らせて、PC全員を攻撃するぞ。


一同:なんだと!?


フィル:それはマズイ。とくにルーンちゃんを攻撃されるのがかなりマズイ。


ワット:見逃せない。《インタラプト》…!


GM:ぬ、打ち消されたか。


ルーン:ありがとうワットさん。私の行動。ムーブで猫にエンゲージ。マイナーで【威圧】を解除。メジャーで通常攻撃+《ボルテクスアタック》 命中判定の直前に《ブロウストライカーⅡ》 リアクションの判定に-1D。その上で命中判定は(ダイスを振る)…達成値26!


GM:《サンドクラウド》…5の出目を1つ取り除いて達成地を21に変更。…って、それでも21あるのか…(ダイスを振る)…無理だ。避けられない。


ルーン:よーし、いっくよー!!(ダイスを振る)…134点、物理ダメージ!!


GM:まだ耐えてる。相当入ったけど。


スイレン:なかなかしぶといですね…


ワット:でも勝負はもう決まったも同然なんじゃないかな?


GM:いや、まだある。次の猫の行動でルーンを落とせばもしかすると…。クリンナップを挟んで3ラウンド目に移ろう。



□■□



ラウンド3


もはやセットアップにスキルを宣言する者はいない。

即座にワットのイニシアチブプロセスに移る。《パワーブレイク》《インベナム》《ピアシングストライク》《チェックメイト》が乗った攻撃が猫に直撃するも、まだ倒れる様子はない。

そして回ってくるのは猫の行動。ダメージを30点増強する凶悪スキル《フォビドゥンカース》を乗せた《デイメア》はルーンを直撃し…



GM:今度こそ《ディストラ…》いや、《シックネス》だ。【衰弱】を付与して限界までHPを削りに行くぞ。


ワット:【衰弱】のHPロスは15点だから、この猫の攻撃でHPを16点以上残さないといけないのか。


ルーン:ちなみに私の現在HPは77点です。


GM:行ける。ダメージロール(ダイスを振る)…71点、貫通ダメージ!!


フィル:《プロテクション》(ダイスを振る)…22点軽減。


ルーン:《トゥルーアイ》8点軽減。残りHP36点で立ってます。


GM:全然行けてねーじゃねーーか!!


一同:やったーー!!


ワット:よーし、勝ちは近いぞ。


ルーン:畳み込めー!!



この後、スイレンとルーンの2連撃、さらに次ラウンドでのワットの攻撃を受けて猫が沈み、残る敵はマスタードのみとなった。


取り戻し隊側はリソースを使い切っており、HPが残り少ない者もいたが、4vs1の戦況が覆ることはなかった。


マスタードは、笑顔で迫りくるルーンに為す術無く叩き切られ、意識を落とした。



□■□



GM:というわけで君たちの勝利です。お疲れ様でした。


一同:おつかれさまでしたー!!


GM:ただ、このシーンはまだ少しだけ続くのでお付き合い願いたい。


スイレン:了解です。


GM:猫が苛立たしげに吐き捨てる。「…厄介だな。本当に厄介なことになった。もっと早い段階から君たちのことは潰しておくべきだったようだ」


ワット:まぁ、1話の段階じゃ絶対勝てなかったな。


GM:「ここは一旦引くとしよう。作戦は練り直しだ。チリ!」 猫が呼ぶと、ソフィやジャニアリーと戦っていたチリは「グルル…」と猫の元へ戻っていく。


スイレン:本当にチリって幹部なんですか!?ペットにしか見えない…


フィル:猫が飼い主側なのには違和感しか覚えないけどな。


GM:「さらばだ。また会おう、取り戻し隊の諸君。それに…」最後に猫はソフィの方を見てニッと笑うと、《模倣版(イミテイト)テレポート》で部下たちやチリ共々転移していった。


フィル:…ソフィさんとジャニアリーさんは無事…だよね?


GM:無事だ。とくにソフィはめっちゃ元気。「えぇー?もう終わりなのぉ?」とブーブー言ってる。


スイレン:脳筋というよりただの喧嘩好き…


フィル:まぁ、無事なら良かった。ボクたちも城に帰ろうか。


GM:「そうじゃのう。ずいぶん派手に暴れたからな、神殿の連中に見つかる前に帰るのが得策じゃろう」そう言ってジャニアリーが転送石を取り出す。「ソフィ殿、貴女もこちらへ」 …しかしソフィは何かを考えている「のか、その呼びかけが耳に入っていない。


ルーン:? ソフィさん。どうしたの?


GM:「ん? …あら、ごめんなさい。少し考え事をしていたわ」


ルーン:考え事?


GM:「えぇ。あのチリさんのことについて」


ルーン:…? あの白いゴリラみたいな魔族さんについて?


スイレン:…そういえば、その見た目で『魔族』なんですね。『魔獣』じゃなくて。


GM:…では、君たちの疑問に答えるソフィのこのセリフをもって、このシーンを終了しよう。




「あの獣のような見た目。なんだか、少し……牙の御子の"獣化"に似てるなぁ…って、そう思ったのよ」




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