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MIDDLEPHASE04 森林の激闘

2018/12/04 誤植訂正

挿絵(By みてみん)



□■□



【エリア移動 ⑤ → ⑥】


GM:さてさて、それでは次のシーンを始めるとしよう。次のエリアも安定の10m×10m、通路は東、西、北に伸びている。


フィル:えーと、6番目に入ったエリアだからエリア⑥…と。ボクたちは東側の通路から入ってきたから、進むとしたら西か北だね。


スイレン:その前に、このエリアに何か目立つものはありませんか?


GM:ない。…が、そうだな。全員難易度14の感知判定でも振ってもらおうか。シーンが切れているので《マドリガーレ》の効果が乗っていない点に注意。


ワット&スイレン:(ダイスを振る)…成功。


フィル:《アンプロンプチュ》を使用。呪歌判定で代用(ダイスを振る)…成功。


ルーン:感知判定は2D+4だけど…


スイレン:《ブリッツセンス》


ルーン:これで3D+4。(ダイスを振る)…成功!ありがとうスイレンさん!


GM:全員成功か。なら接近に気づけるな。


ワット:接近?


GM:「なんだ?」「そこに誰かいるのか?」どうやら君たちの他にも人がいるらしい。そして彼らも君たちの接近に気づいたようだ。


フィル:こんなところに?口調的にジャニアリーさんじゃないし、誰だろう。


GM:見ると、総勢40人ほどの騎士たちが君たちの目の前に現れた。「…おい、あいつら」「あぁ、間違いない。さっき俺たちの仲間を奇襲した奴らだ!」


一同:敵襲かーーーい!!!


ワット:…ちなみに、その40人て本当にディアスロンドの兵士?悲しい誤解で戦闘になったりはしないよね?


GM:おぉ、たしかに。そういうところに意識を回せるのは大事なことだな。彼らが装備している甲冑には『でぃあすろんど』と書いてあるよ。


ワット:なら良かった。返り討ちにしよう。


フィル:待って。書いてあるの…?(一同爆笑)


ルーン:ダサい!!!


GM:まぁ、細かいことは気にするな。戦闘を開始するよー!



□■□



【行動値】

ワット…18

騎士A1,A2,B1,B2…10

スイレン…9

ルーン…8

フィル…7



GM:まずは配置から解説するよ。騎士40人はモブ4グループで同一エンゲージで、エリアの中央にいる。君たち4人も同一エンゲージで、東の通路の前に立っている。


スイレン:エリアの広さが10m×10mなので距離は5m開いていることになりますね。


GM:そゆこと。ちなみにムーブアクションでエリアの外に出ると戦闘から退場できる。ただし、この騎士たちを倒しきるまで、今後このエリアを通るたびに騎士たちと戦闘になるので、そのつもりで。


ワット:なるほど。何回も戦闘しないといけないのは中々面倒くさいな。


ルーン:倒しきっちゃえば問題なし!


スイレン:そうですね。先程は奇襲だった上に数も少なかったとはいえ、簡単に倒せたことに違いはありません。軽く畳んでしまいましょう。


GM:OK。ではセットアップから行動値順に宣言をどうぞ。


ワット:俺はとくになし。


GM:騎士A1と騎士A2が《騎士の宣誓》を使用してダメージ+9点、騎士B1と騎士B2が《騎士の忠誠》を使用して物理防御力と魔法防御力に+10点。


ルーン:え、データ違うの?


スイレン:なるほど。アタックのAとブロックのBですか。


GM:いや、アタックのAと防御(・・)のB。


一同:日本語かよ!!


スイレン:ま、まぁ…どうでもいいか。私は《プロモーション》をフィルくんの《カプリチオ》に。


ルーン:私はA1に《プロボック》しておこう。《ダイスを振る》…達成値20。


GM:高っ。(ダイスを振る)…抵抗失敗。バッドステータスの【逆上】が入って、ルーン以外を狙った攻撃の命中判定に-2Dだ。


フィル:ボクはスイレンさんにSLを上げてもらった《カプリチオ》を使うよ!呪歌判定は(ダイスを振る)…成功!


GM:全員の行動値に+4か。強いな。


スイレン:これで全員、騎士の行動値を抜かせましたね。


フィル:そゆこと。


ワット:というわけで、どんどん殴っていこう!



□■□



【セットアップ終了後行動値】

ワット…22

スイレン…13

ルーン…12

フィル…11

騎士A1,A2,B1,B2…10



イニシアチブプロセスを挟み、すぐに行動値最速のワットが動く。



ワット:《パワーブレイク》《ワイドアタック》《インベナム》を使用。命中判定は今回 《マドリガーレ》がないから若干低めの3D+7だけど、騎士の回避力なら避けられることはないだろう。(ダイスを振る)…達成値、18!



その言葉の通り、騎士たちの回避は2D+4。達成値16以上はクリティカルしなければ避けられない数値だった。しかし…



GM:(ダイスを振る)…お、B1だけクリティカルで回避成功!


一同:嘘!?



防御役のB1が奇跡のクリティカル回避に成功。そのままアタッカーたちの援護に回る。



GM:B1とB2がA1とA2にそれぞれ《護衛》を使用。アタッカーを庇います。


フィル:やっぱり持ってたか、カバースキル。


スイレン:面倒ですね。クリティカル回避をしたのが防御役な点がとくに。まぁ言っても仕方がありません。《チェックメイト》でダメージを増強します。(ダイスを振る)…15点追加!


ワット:《ピアシングストライク》を使用してダメージロール5D+33。(ダイスを振る)…51点、物理ダメージ。1点でも通れば【毒(4)】【スリップ】を付与!



この攻撃は物理防御力30点を誇る騎士Bたちの装甲を軽く貫通。バッドステータスを付与する。



GM:うお、こいつら硬いはずなんだけど、けっこう通ったな。とくに、B2の方はフラフラだ。


ワット:できれば両方共フラフラにしたかったんだけどな。


ルーン:クリティカルじゃ仕方ないよ。



ワットとスイレンの範囲攻撃で騎士B1とB2を落とし切る算段だったPCたちにとって、この回避は痛手となった。

続くスイレンは《マジックブラスト》で対象を2体に増やした《ウォータースピア》を、騎士A1とA2に放つ。(尚、《進化版(アドバンスド)ポイゾネスミスト》の判定はいつもどおり失敗している)

騎士たちは回避に失敗。それを好機と捕らえたスイレンは《マジックフォージ》でさらにダメージを加速させ、アタッカーを落としにかかる。しかしそこにまたしても騎士B1とB2が《護衛》に入る。

スイレンが叩き出したダメージは53点。これにより、既にフラフラだった騎士B2が落ちてしまったが、ワットの攻撃をクリティカル回避していたB1は、なんとか耐え切ることに成功した。



スイレン:あーー、やっぱり耐えられましたか。


ルーン:しかたない。私が壁を破壊してこよう。


フィル:お願い、ルーンちゃん。



宣言通り、ルーンは騎士B1に攻撃し、残ったHPを削り切る。

続くフィルが《ジョイフルジョイフル》を使用し、その効果で未行動状態となったワットが壁役のいなくなった騎士たちを再び範囲攻撃の餌食とするも…



GM:…大丈夫。【毒】も【スリップ】も入ったけど、まだ生きてます!


ワット:あー、仕留めそこなった!


フィル:ごめん。耐えてルーンちゃん!


GM:よかった。《カプリチオ》された時は完封されるかと思ったけど行動回ってきた!騎士B1ありがとう!!ダメージさえ与えられるなら敗戦でもいい。爪痕を残せ!騎士Aたち!!



危うくいいとこなしで終わるところだった騎士たちだが、ここでようやく攻勢に回る。

ムーブで《スリップ》を解除した後に、メジャーで至近距離にいるルーンに白兵攻撃を放つ。

…………しかし。



フィル:《プロテクション》…5Dのダメージ軽減。


ルーン:《トゥルーアイ》…8点軽減。物理防御力が20点あります。


GM:………………



騎士Aたちの攻撃力は5D+31。対してルーンの防御力とフィルの防御支援の合計は5D+28。

………………………おわかりいただけただろうか?


2分後。そこには騎士40人ほどの死体と、かすり傷ほどのダメージしか受けていないルーンの姿があった。



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