CLIMAXPHASE01 奇襲
GM:君たちが階段を上ると、そこにはナゲット団のグラサン2人、バーベキューとマスタード立っている。
ルーン:テールちゃんは?
GM:もちろんいる。気絶したまま麻袋に入れられて、やや乱暴に転がされてるね。
フィル:お前らー!テールちゃんを離せーー!!
GM:「そいつぁ無理な話だ」マスタードが答える。「俺たちはボスから『尻尾の少女』を攫うように言われてんだよ!」
ルーン:だからナゲットと尻尾となんの関係があるんだよ!!
GM:こんどはバーベキューが答える「それは私たちも知らないわ。…でも、ナゲットのことに関してボスが間違ったことを言うハズがないの。だから私たちは『尻尾の少女』を攫わなければならない。そう、全てはナゲットのために!!」
スイレン:完全にボス信者だな。
ワット:……待って。その前に猫はどこいった?
GM:どこに行ったかはわからないが、少なくとも姿が見えないことは確かだ。気配も感じないし、どうやら遠くへ行ってしまったらしい。
フィル:なんか知らんけど、とりあえず戦うなら今がチャンスだな。あの猫、なんかヤバそうだったし。
スイレン:飛んで喋る時点で猫かどうかすら怪しいけどな(笑)
ルーン:まぁいい。猫がいないのは大変残念だが……とりあえず、私は君たちと友達になる!!
GM:マスタードが反応する。「はぁ?友達??何を言っているんだお前は??」
ルーン:友達は人生の道標だ。友達が道を踏み外しそうな時、正しい方に導いてあげられる。悪いことをするのは、友達がいないからだ。
GM:「うるせぇよっ!?」(一同爆笑)
ルーン:安心しろ。私が友達になってやる。
GM:「大きなお世話だよッ!!」(一同大爆笑)
ルーン:スッ…(←刀を構える動作)
GM:「い…いやいや待て。あれ?何故刀を構える?友達になるんじゃなかったのか…?」
ルーン:ダッ!(←突撃)
GM:「いやわけわかんねぇよ!??」(一同爆笑)
スイレン:これは酷い(笑)
フィル:思ったより酷かった(笑)
GM:で、ではそんな感じでルーンが突撃を開始しようとしたタイミングで…全員、感知判定。
スイレン:えっ、このタイミングで?
フィル:なんか嫌な予感がする。(ダイスを振る)…お、出目がいい。達成値13
ルーン:(ダイスを振る)…ぶっ!?…6。
ワット:(ダイスを振る)…あ、やや低め…11。
スイレン:(ダイスを振る)…げっ!?感知は高いハズなのに出目が酷い!達成値9!!
ワット:……ところでこの判定、難易度は?
GM:判定対決。つまりこっちの達成値が難易度になる。(ダイスを振る)…達成値11。同値以上は成功なので、フィルとワットは気づいた。
フィル&ワット:よっしゃ!
GM:突然、空から何か『黒いの』が降ってきた。
一同:?
GM:『黒いの』は君たちのエンゲージにズドンと着地すると、1番達成値の低かったルーンに『奇襲攻撃』を仕掛ける。
ルーン:なんだよそれ!?
フィル:『着地』ってことは生き物?
スイレン:少なくとも爆弾とかじゃないな。
GM:……あ。そういえばルーン以外は『黒いの』に見覚えあるな。
ワット:え?
GM:忘れちゃった?豊作祭のステージに『ブラックアウト』投げ込んだ、『黒のローブを着た、背の高い、ガタイの良い人』…それがこの『黒いの』
一同:お前かよっ!?
スイレン:いたなそんなの。忘れてたよ(笑)
GM:まぁ何はともあれ今は奇襲の処理だ。こちらの命中は2D+9(ダイスを振る)…達成値19。
ルーン:奇襲だから回避は−1Dか……ん!?これで私の回避1D+4になって、最大値10だからもう避けられなくね!?
一同:あ。
GM:そうだな。ではダメージロール4D+10(ダイスを振る)…出目15。達成値25点の物理ダメージ!
ルーン:17点抜けるな。
フィル:待った。《プロテクション》で更に軽減(ダイスを振る)…お、そこそこ良いぞ。9点軽減。
ルーン:それだと…8点しか抜けない(笑)
GM:分かっちゃいたけど硬すぎるでしょ(笑)まぁ8点入っただけ良しとしよう。
スイレン:で?『黒いの』って一体なんなの?まさか猫の正体とか言わないよな?
GM:それはない。バーベキューは『黒いの』の姿を確認するとこう言うよ。「おそかったわね…ケチャップ!」
一同:(大声で)お前がケチャップかよッッ!!?
GM:はっはっは!『ナゲット団』なんて名前だからって人間が男女2人だけだと思ったら大間違いだからな!!
フィル:そっかー……
GM:(ボソッと)…まぁ、今この場にいるナゲット団の中じゃ、人間は2人だけなんだけど。
一同:は?
GM:ケチャップと呼ばれた男がローブを脱ぐと、頭からは鬼のようなツノが生え、筋骨隆々で邪悪な眼を持った浅黒い肌の怪物の姿が露わとなる。エネミー名は『オウガ』!!
スイレン:オウガっ!?妖魔じゃねーか!!!
フィル:しかもけっこー火力でる奴やん!?
GM:ではそのまま戦闘開始だ。オウガであるケチャップの雄叫びが、船全体に響き渡る!
フィル:あらら。こいつ結構強そうよ?…ルーンちゃん、どうする?
ルーン:どうするもこうするも……(ニッと笑って)1つしかないでしょう。
フィル:あぁ……愚問だったね。(←察した)
人々に恐怖を与える破壊の象徴、オウガ。
その存在を前にしても、少女は変わらず、いつも通りの彼女を貫く。
ルーン:誰が来ようと構わない。全員私のお友だちにしてやるっ!!