MIDDLEPHASE12 3度目の邂逅
GM:次のシーンを始めよう。ルーンは宿で他3人に合流していいよ。
ルーン:了解。窓から部屋に入ります。
スイレン:ちゃんと入口から入ってください。
ワット:つーか、ここ3階だぞ。
フィル:とりあえず、前シーンであったことをかくかくしかじか説明して、情報共有します。
ルーン:ノーチルさんとテールちゃんとトリコさんが行方不明だってー!?(棒)
スイレン:朝帝都に背中に人を乗せたマンティコアが現れたですってー!?(棒)
ワット:………まぁ、うん。おおかたノーチルさんとテールちゃんがトリコさんに乗って帝都にやって来たんだろーなーと予想できるな。
スイレン:どうします?一応これについて情報収集しておきますか?
ルーン:……まぁ、テールちゃんが行方不明と言われちゃ放っておくわけにもいかないし。
フィル:そだねー。今日はリネルちゃんの所に行かないといけなかったり、他にもやることはあるけど、とりあえずテールちゃんの安全は確認しておかないとなぁ。
スイレン:ですねー。(少し考え)では、とりあえず二手に分かれますか。私とワットくんでそのマンティコアの目撃情報に関して街で聞き込みでもしてもう少し詳しく調べてみますので、その間にフィルくんとルーンちゃんは城に行って、リネルちゃんへの用事を済ませてしまって下さい。
ワット:そうだな、それがいいだろう。ヴァンスター城に対してはゴウラさんも何か意味ありげなこと言ってたし、誰かが城に行くのは賛成。
フィル:このチーム分けだと能力値のバランスもいいしね。
ルーン:よーし!そうと決まれば早速城に向かうよー!窓から外に出て建物の屋根伝いで城に向かいます!!
フィル:待ってよルーンちゃーーん!!
スイレン:ちゃんと入口から出なさーーい!!!
GM:…宿から出たところでやりたい演出があったんだが……まぁ、仕方ないか。ルーン不在で進めよう。
ワット:何かあるのか?
GM:ある。君たち3人が階段を降りて、1階の出口から宿を出ると…道を挟んで向かい側に、不敵に笑う見知った黒猫を発見した。「おはよう。取り戻し隊の諸君」
フィル&スイレン&ワット:あ
ルーン:あー、ナゲット団の猫がいたのか。会うのは久々だな。
スイレン:赤き斜陽の剣を構えます。
ワット:レールガンを構えます。
フィル:………何の用?
GM:「なに。尻尾の少女が行方不明になったという情報を小耳に挟んでな。どこにいるのか、君たちに聞こうと思って待っていたんだ」
ワット:俺たちだってそんなこと知りやしないが…
スイレン:というか、何故あなたは私たちがこの宿にいることがわかったんですか?
GM:「神殿の連中を尾けさせてもらったんだ。あの騎士隊長に見つからないようにするのは少々骨だったがね」
フィル:ゴウラさんを尾行するとか何者だよこの猫…
GM:「…それで、知っているのか?いないのか?尻尾の少女の居場所を」
フィル:いや、ある程度想像は付いてるけど…別に知ってはいないしなぁ。
スイレン:仮に知っているとして、そもそも私たちがそれをあなたに教えると思って?
ワット:そりゃそうだ。
GM:「なるほど。それはそうだ」猫は軽く肩をすくめる。「…だが、尻尾の少女は我々にとっても重要な存在だ。吾輩の立場からしても、あの娘が傷つけられるのは非常に困る」(目を細めてニヤリと笑いながら)「…君たちがあの娘を『取り戻し』てくれることを願っているぞ…」そう言い残すと、猫はスーっと影へ消えていった。
スイレン:……なんだったんですかね。
フィル:「見ているぞ」って警告したかったんでしょ。
ワット:あの猫も1話からずっと出てるけど、未だに全くわからない奴だよなぁ。
GM:だな。…では、このシーンはここらで終了しようか。