SHOPPINGPHASE01 面妖な商売
GM:さて、ここからはショッピングフェイズに入っていくぞ。ついでにスイレンさんの言う、安心して話ができる所にも連れて行って差し上げよう。
ルーン:え、ショッピングで?
スイレン:…裏社会の商人に頼むとかするんですかね?
GM:では、城から出た君たちが大通りを歩いていると、とあるヴァーナの2人組が君たちに声をかけてくる。
ワット:2人組…?
GM:(とびっきり陽気な声で)「Wow! これはこれは取り戻し隊の皆サン!おつかれサン!」「こんなところで何してるっち?」
一同:あぁーーっ(←察した)
ワット:サンドとウィッチか!!ファットの商業をより発展させるために世界中を回っているとかいう派遣隊員の。
ルーン:いたなそういえば。前回ちょっとだけしか出てなかったけど。
フィル:というか、ボクら話すのは初めてじゃない?前回はセレモニーの最中で話しかけられなかったし。
GM:そうだった(笑)じゃあ最初は自己紹介からだな。「はじめまして。オイラはサンド」「私はウィッチ。ファット商業組合から派遣された特別大使だっち!」
スイレン:はじめまして。テールちゃんを取り戻し隊です。まさかこんなところで大使さんたちと会えるだなんて。…たしかあなた方、転送石をお持ちでしたよね?
GM:「Yes!ファット行きの転送石を持ってるサン!!」
スイレン:なーるほど。GMの言っていた『安全なところ』ってファットのことだったんですね。
フィル:たしかに。ファットでならゼダン様から隠れて作戦会議できるだろうからね。
GM:「ところでみなサン、今日はファットでお買い物…して行きまサンか?」
スイレン:行きます行きます。転送よろしくお願いします。
GM:「了解だっち!4名様、ファットまでご転送~♪」
□■□
GM:…というわけで、きみたちはファットのバーガー商店街に転移してきました。眼の前にはハンク・バーガー商会長が待機していたらしく、君たちの姿を見ると声をかけてくる。「おやおやこれは取り戻し隊のみなさま。帝都からファットへお買い物に戻られたのですね」
フィル:ええ、まぁ。商会長は何をやっているんですか?
GM:「私はここで買い物が終わったお客様を帝都に転送する役割を担っております。皆様も帝都へお戻りになりたい際は私めにお声掛けください。すぐに再転送いたしまするゆえ」
ワット:あぁ、そういう仕組になってるのね。
ルーン:良くファンタジーゲームにある転送システムみたいだな。「○○に戻りますか?」「▶はい いいえ」みたいな。
GM:うん。それをイメージしてもらって構わない。
スイレン:…帰りは有料、とか無いですよね?
GM:「ご安心ください。そんな信用を無くすようなマネはしておりませぬ」
スイレン:なら、帰りも心配しなくて大丈夫そうですね。普通に買い物しましょうか。
一同:さんせー!!
GM:おけ。それではお買い物、スタートです!!
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GM:…と、その前に少しだけ描写を挟むぞ。君たちが転移した少し後、サンド&ウィッチの元に1人の客が近づいてきたみたいだね。
フィル:げ、帝都側か。どんな客…?
GM:姿や性別はここでは公開しないが、まぁセリフだけなら。その客は「面妖、面妖な商売じゃのう…」と言いながらサンドとウィッチに近づいてきた。
一同:怪しすぎるだろっ!?(爆笑)
GM:「お、次のお客サンいらっしゃーい!」「ファットで買い物、して行くっちか?」サンドとウィッチに話しかけられたその客は、少し考えた後に、不敵な笑みを浮かべながらこう言った。
「ふむ、面白そうじゃ。妾も転送してみせよ」