PREPLAY01 後編にもハンドアウトはあるよ!
2018/5/10 誤字訂正
第6話の収録から三ヶ月近く経過したある日、いつものようにいつものメンツがいつもの場所に集まった。
GM:…というわけで、大変長らくお待たせしてしまった第7話のセッションを始めたいと思います!
フラマン:みんな予定合わなかったもんなー。
十六夜:そればっかりはしゃあない。
GM:……まず、前回の話をちゃんと覚えているかどうか、確認を取ろうか。
甘利:前回…なーにやったっけ?
フラマン:伯父さんと闘った。
十六夜:帝国の大臣様と会談しましたねぇ。
Fle:……俺の親父とスイレンさんが俺を交えて会う約束をした。(一同爆笑)
十六夜:ありましたねぇ。そんなことも。
フラマン:あとは…そう、リネルちゃんとお友達になった!!
甘利:なってたなー。リネルちゃんボッコボコにされてたけど。
GM:そしてそのあとナゲット団に攫われたリネルちゃんを取り戻して…
Fle:…最後にゼダン様が出て来たと。
十六夜:(急に頭を抱えて)あぁそうだった!!前回ゼダン様の目の前で終わったんだった!!
Fle:十六夜さんの胃痛がマッハ。
フラマン:ゼダン様とお友達になれるかな~♪
十六夜:やめてーっ!!余計なことしないで!!生命が惜しいから!!!
GM:(笑)まぁ、前回の振り返りはこんなもんでいいだろう。それじゃ、そろそろ第7話の今回予告を公開していこうかな。
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《今回予告》
ゼダン「余に付いて来い。テール・プロミーゼを護りたいのであればな…」
ゴウラ「帝国の思想は危険だ。リネルを我々の手で保護する!」
ナゲット団が起こした誘拐事件からリネルの存在を知った神殿が、帝国を明確に敵と見定めた。
対する帝国は唐突にテールの名前を出しはじめ、謎は深まるばかり。
『テール』と『リネル』
『神殿』と『帝国』
2人の少女と2つの勢力が巻き起こす騒動の中で、『取り戻し隊』はどう動くのか。
その中で暗躍する『ナゲット団』の目的とは…?
アリアンロッドRPG2Eリプレイ・友情は戦いの果てに咲くものですよね!
第7話 神聖帝国の雛鳥 後編
毒された"翼"は、天を泳がず過去に縋る。
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フラマン:そうだ、前回最後のセリフでなぜかゼダン様の口からテールちゃんの名前が出たんだったな。
甘利:待った。神殿と帝国が敵対!?ボクの立場やばくない!?
GM:ヤバイだろうな。頑張ってくれ。
甘利:そんな投げやりな!?
GM:(甘利を無視して)続いてハンドアウトの紹介いくぞー。
Fle:あれ、今回は前後編の後編なのにハンドアウトあるんだ。
十六夜:というか、基本的にハンドアウトは毎回つけるべきものなんですよね。たまにハンドアウトが無いことがあるこのキャンペーンの方が珍しいんです。
GM:まぁ、個人的には書くことないときは無理してハンドアウト用意することもないと思ってるんだけどな。今回は書くことたくさんあったから普通に用意してきたけど。…というわけで、以下を参照してください。
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PC① ルーン(PL:フラマン)用ハンドアウト
コネクション:イルゼ・スパイニー 関係:お友達候補
「たった3年で大佐まで上り詰めた猛者」「実力は中将級」
シューリン・スパイニーのことをそう表する者は多いが、同じ時期に入隊したらしいイルゼの噂はまるで聞かない。たまに聞いても「かわいそうな奴」「中将の首輪」など、不名誉なものばかりだ。
君は考えた。何故イルゼはこのような扱いを受けているのか。
考えた結果、君の中に1つの仮説が生まれた。
「もしかしてイルゼさん。友達が少ないのではなかろうか」
気づいてしまったからにはしょうがない。早速私が友達になりに行こう!!
こうして君は紅月を携え、イルゼがいつもいるという訓練場へ突入した。
コネクション:リネル 関係:お友達
衛兵さんたちの話によると、リネルちゃんは普段は部屋の中にいるらしい。
ただ、脱出癖があるみたいで、よく色々なところから庭に出て錬金研究所を覗きに行ってるみたいだ。
だから研究所の建物の近くで待っていれば、そのうちリネルちゃんに会えるだろう。
もうお友達なんだから、部屋に入れてくれても良いと思うんだけどね。
PC② フィル(PL:甘利)用ハンドアウト
コネクション:リネル 関係:髪飾り
君はリネルが付けていた音符の髪飾りに見覚えがあった。
そう、たしか…姉のハルが同じ髪飾りを付けていたはずだ。
偶然だろうか。
いや、でも…もしかしたら……
…姉が生きているのかも
少しの希望を胸に、君はリネルに声をかけた…
PC③ スイレン(PL:十六夜)用ハンドアウト
コネクション:回復珠 関係:念願
エレキ・アンペールの研究物。それは君と君の実家が望んだ念願の物であった。
全ての病を癒し全ての傷を塞ぐガラス珠のようなマジックアイテム "回復珠"
エレキが開発したというこれは《ヒール》《キュア》《レイズ》などの"スキル珠"とほとんど同じ効力を持っていた。
現在は量産体制の確立を図っている最中だと言うこの"回復珠"だが、当然製造方法は国家機密。君が知れるわけもない。
しかし、実家のためにもこんなところで諦める訳にはいかない。
どうすれば実家で"回復珠"の販売ができるのか、君は必死で考えた…
PC④ ワット(PL:Fleaker)用ハンドアウト
コネクション:ヴェノン・ピッケル 関係:旧知
ヴェノンは君が幼少の頃から帝都で暮らしていたネヴァーフの錬金術師だ。
主に錬金馬の製造に携わっていたと記憶しているが、現在はエレキの下で『回復珠』の研究の補助をしているという。
薬品系は専門ではないハズだったが、何かあったのだろうか。
5年ぶりに帰った故郷は、明らかに君の記憶と変わっていた。
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フラマン:お、私用ハンドアウトだけ2つある。
甘利:あー、そういえばリネルちゃんがそんな髪飾り持ってるなんて話もあったなぁ。どうしよ…
十六夜:ええええ…エレキさん……えええ…
Fle:ヴェノン…新キャラか。また親父絡みなんだな。
GM:まぁ、せっかくの帝都編だし、ワットくんにはいろいろな人とコネクション持っていてもらいたいなぁと。
Fle:なるほどね。
十六夜:…とりあえず、気になる点がいくつかありますねぇ。まず、スパイニー父娘。何故この二人は同期なのか。
甘利:親子なのにおかしいよね。
フラマン:それとリネルちゃん。『脱出癖』って書いてあるけど、監禁でもされているのか。錬金研究所を覗きにいく理由もわからないな。
Fle:ヴェノンさんは…まぁ話が進んでいけばわかりそうだから良いとして、一番異質なのは親父だな。
十六夜:そう、エレキさん。何故あなたが私の実家の念願を持っているんだ!!?てか開発したってマジか!?
フラマン:そりゃまぁ、帝国だからなぁ。一企業なんかより圧倒的に高い技術力を有しているんだろ。
GM:どうだかねぇ。それを言うなら模倣版のスキル珠を開発しているナゲット団も帝国と同レベルの技術力を有していることになるけど?
甘利:…つまり、まだなにか秘密があると。
十六夜:…うーん、今回はけっこう頭使う話になりそうですね。
GM:そういうことだ。ヒントは各所に散りばめられてるから頑張って自分たちがやるべきことを遂行してくれよ。…さて、それじゃあここからはキャラクターの成長作業に入っていこうかな。戦闘以外に役に立つスキルを取得するのも手かもしれないぞ。