ENDINGPHASE02 SACRED EMPEROR
2018/5/1 誤字訂正
GM:さて、では第6話最後のシーンに入っていこう。君たちはディアモンに呼び出され、彼の部屋へとやってきた。
ルーン:戦闘かな?
一同:今から!?
スイレン:嫌だ!無理!!絶対やらない!!!
GM:安心しろ、さすがにそれは無い。「よくリネルを奪還してくれたな!さすが俺の姪のギルドだ。後で褒美をくれてやろう」
フィル:あぁ、褒美くれるのか。今回ドロップ品が少なくて全然稼げてないから助かった。
GM:「…だがその前に、お前たちに会いたいと言っているやつがいてな。ちょっとそいつのとこまで付いてきてもらうぞ」
ルーン:え?
GM:言うとディアモンは、ひょいっと壁際にあった本棚を持ち上げた。
スイレン:ひょいっとですか…
ワット:…なんだろう。隠し階段でもあるのかな?
GM:ご名答。本棚の下にあったのは紛れも無い隠し階段だ。ディアモンはそこをどかどかと降りていく。
ルーン:伯父さんが動く度に謎の効果音が付くな…(笑)
フィル:まぁ、付いて来いって言われたし、素直にボクらも降りていきますか。
GM:了解。やたらと長い階段をしばらく降りて行くと、かなり広いが簡素な部屋に出る。天井の高さは5mほどもあり、何本もの石柱によって支えられていることから遺跡の中に入ったような感覚を覚えるかもしれない。
スイレン:城の中にこんなところが…
GM:そして…その広い部屋の中央には、場違いなほどに豪勢な玉座が置かれており、そこに座している若い男と、その横に控えている中年の男の姿が目に入るだろう。
スイレン&フィル:……!(←気づいた)
GM:中年の男は君たちも知っている。ナゲット団関連の調査を担当している第三特務大臣のバーパスさんだ。玉座に座っている方は…いや、こちらの人物もおそらく君たちはよく知っているだろう。
スイレン:跪きます。
フィル:土下座します。
ワット:ちょ!?……え、何?どしたの?
スイレン:ワットくんも早く跪いて下さい。あの人はやばい。おそらく、エリンディルで1番!!
フィル:大臣であるバーパスさんよりも位が高く、何より玉座に座っている。…そんな人、他にいないでしょ。
ワット:えっと、つまり……その人の…名前は……?
GM:……"神聖皇帝" ゼダン様だ。
ルーン:(ゼダンを指差し)伯父さんあのおじさんだーれ?
一同:待てええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっっ!!!!!
スイレン:ルーンちゃんの頭をひっつかんで地面に擦り付けます。
ルーン:あぐっ!?
フィル:すごい。スイレンさんがルーンちゃんを力技でねじ伏せた。
ワット:火事場のなんとやらってやつか…あ、俺も跪きます。
スイレン:ど、どうかこの子の無礼をお許し下さい!!
GM:「良い。その娘がディアモンの姪であることは知っているからな」
スイレン:ははーっ!ありがたき幸せ!!
フィル:良かった。割とあっさり許してもらえた。
GM:ゼダン様はこんなことで腹立てたりはせんよ。ディアモンも「おう、ゼダン。連れてきたぞ!」とか言ってるくらいだし。
ワット:なんでタメ口なんだよ!?(一同爆笑)
スイレン:どうしてルーンちゃんの家系はこうなんですかね…
GM:「さて、此度のリネル奪還の件、誠に大義であった。褒美を取らせたいのだが…その前に、貴様らにやってもらわねばならないことができた」
フィル:ボ、ボクたちに…?
スイレン:胃がキリキリします…一体何を…?
GM:その答えはすぐにわかる。…では、ゼダンの次の台詞を以って本シナリオを終了するとしよう。この続きは第7話『神聖帝国の雛鳥 後編』をお楽しみに。
「余に付いて来い。テール・プロミーゼを護りたいのであればな…」