表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
115/367

CLIMAXPHASE 枕撃戦争 前編!!

2018/1/15 誤字訂正

GM:というわけでクライマックスフェイズに入っていこう。場所は…テールの部屋にしようかな。


ルーン:了解。じゃあ最初女子三人だけで集まって恋バナでもしてましょうかね。男性陣は枕持って後から入ってきてください。


GM:え、恋バナ? このメンツで?


ルーン:いいじゃん。たまには女の子らしいことしようよ。ねぇねぇスイレンさん。スイレンさんは好きな男の人とかいないのー?


スイレン:え?とくにいませんが?


一同:………………………


ルーン:て、テールちゃんは…?


GM:「ん?フィルくんもワットさんもみんな大好きだよ?」


一同:………………………………………………


フィル:ルーンちゃん諦めろ。このメンツじゃ無理だ。


ルーン:う、うーん…


ワット:ではこの話題が落ち着いた(?)ところで、不意にバン!!と部屋の扉が開かれ、俺とフィルくんがずかずか上がり込んできます。


フィル:その手には大量の枕が!!


GM:お、おう。


フィル:…で、そんなボクですが、とりあえず両手に枕を持った状態で部屋の中心に移動して…歌います。


スイレン:………ん?


フィル:部屋の中にいる全員を対象に《マドリガーレ》!!(一同爆笑)


GM:ちょっ!?


スイレン:なるほど。これで【器用】の低い私やフィルくんでも回避の高いワットくんに枕を当てることができるようになるわけですね。公平性が増しました。


フィル:そういうこと☆ これで準備は整った。後は開戦を待つのみ! テールちゃんに枕を渡してこう言います。さぁ、()を取れ。枕投げ(戦争)の始まりじゃあ!!(一同爆笑)


GM:「おぉ?」(←フィルの言っていることの意味がわからず困惑している)「ぉ…」(←フィルの意図を汲み取ろうとして考えている)「………ぉおおおおおおおお!!!」(←考えてもわからなかったのでノリと勢いに任せることにした)


ルーン:なるほどね。じゃあとりあえず手近なところにある枕を持って構えます。


ワット:俺はたぬき亭の女将に借りた大量の枕を部屋中にばらまいておこう。


スイレン:ではその中から1つ選んで私も枕を構えましょう。


GM:ふむ。ではそれを見たアミーが「なんや!面白そうなことやっとるやないか!!ワイもまぜろや!!」と言ってファイアエレメンタルモードに変身。参戦する意思を見せますね。


ルーン:え、アミーも参加するの?枕燃えない?


GM:アミーの火は特殊なので燃え移らないということで。それにこれで参加人数が6人、つまり偶数になったので公平にチーム分けができる。


スイレン:あ、チーム戦なんですか。てっきりバトルロイヤルかと。


ルーン:まぁチーム戦のほうがわかりやすいしいいかもね。


GM:うん。それにアリアンロッドってシステム自体がそもそもチーム戦を想定して作られているからね。そのシステムを最大限に活かすならこっちの方が良いはずだ。…では、ここでクライマックスフェイズ用特別イベント『枕投げ』のルールについて説明していきましょう。読者諸氏は下記をご参照。



□■□



枕投げ特別ルール


①基本的に戦闘と同じ『ラウンド進行』で処理を行う。


②チーム分けは 男性チーム(フィル、ワット、アミー)VS女性チーム(ルーン、スイレン、テール)とする。


③全員のHPは 最大HP÷4(端数切り捨て)点 とし、物理魔法防御力は0とする。


④枕による通常攻撃のダメージは1D+0とする。


⑤枕は『種別:枕』『装備部位:片』の武器として扱い、『投射攻撃』によってのみ、攻撃が可能である。また、枕はそこらじゅうに転がっているため、好きなタイミングで装備できるものとする。(装備するのに宣言も必要ない)


⑥枕に対するリアクションは『回避判定』と『感知判定』のどちらかを選択できる。この感知判定に成功すると、回避判定と同様に攻撃を回避できる。


⑦全員、温泉で身も心も癒やされているかと思われるので、MP、フェイト、スキルの使用回数制限が完全回復した状態で枕投げを始めるものとする。


⑧アイテム、ギルドサポートの使用禁止。枕以外での攻撃も禁止。《ヒール》の使用禁止。その他のスキルは全て使用可とする。



□■□



ワット:お、スキルの制限回復か。ありがたい、《インタラプト》が使えるようになった。


ルーン:種別が『枕』で『投射攻撃』か…《スマッシュ》《トゥルーアイ》が乗らないのは辛いな。


スイレン:感知判定でリアクションできるのはありがたいですね。私がゴミにならずに済みます。


GM:因みにですがこのルールは超急造版なので戦闘中にエラッタが入る可能性がありますがあしからず(笑)…それでは戦闘開始していきましょう!!



□■□



ラウンド1


行動値

ワット12

スイレン9

ルーン8

フィル7

アミー7

テール6



GM:配置は全員バラバラのエンゲージとして、全員投射攻撃の射程の範囲内にいるものとして扱います。まずはセットアッププロセスから始めていきましょう。


ワット:俺はなし。


スイレン:私はとりあえず様子見で。


ルーン:《プロボック》は…とりあえずいいか。私もなし。


フィル:ボクもなし。


GM:テールとアミーも特に無いのでイニシアチブに入ろう。行動値順にワットくんから。


ワット:ムーブなし。マイナーで新技 《パワーブレイク》メジャーで枕を投射!《インベナム》は…枕投げだしやめておこう。攻撃の対象は女性チームのエース、ルーンちゃんで。


ルーン:よっしゃ来ーい!!


ワット:命中判定2D+13(ダイスを振る)…達成値20!!


ルーン:感知判定でリアクション。枕のコースを見極めてキャッチするよ。(ダイスを振る)…達成値9。キャッチ失敗!!


ワット:ダメージロールの直前に《ピアシングストライク》発動。4D+3でダメージロール(ダイスを振る)…18点物理ダメージ+【スリップ】を付与!!


一同:強っ!?


ルーン:待って!?私HP18点ジャストなんだけど!?


スイレン:早くもクソゲーの予感が…


GM:まだまだ。君達と同じくリビルドしたテールちゃんの新スキルを見せてやる!《プロテクション》を発動だ。SL3だから3Dしか振れないけど(ダイスを振る)…よし、12点軽減!!


ルーン:それでも6点も入った!?やばっ!!【スリップ】は…まぁ、いいか。


GM:この状況じゃ移動ができなくなってもあまり変わらないしな…(笑)


ワット:厄介だな。《プロテクション》…俺の手番は終了だ。


スイレン:では次は行動値9の私の行動…


フィル:待った!!その前にイニシアチブで《カリキュレイト》!即座にボクが行動するよ!!


スイレン:おっと。そういえばそんなスキルを取得していましたね。


フィル:そうだなー。ワットさんがルーンちゃんを狙ったからボクはスイレンさんを狙おうかな。


スイレン:おやおや。私を狙うのですか?


フィル:そうだよ!女湯のときの恨みをぶつけてやるーー!!命中判定にフェイトを5点使用!!(一同爆笑)


ルーン:そんなに恨んでんのかよっ!?


スイレン:そ、その節は大変申し訳ございませんでした…!!


フィル:もちろん本気で恨んでいるわけじゃないよ。今のはスイレンさんの動揺を誘うために発したセリフ。


スイレン:えぇ!?


フィル:とりゃー!!(ダイスを振る)…6が3つでクリティカル!!(一同爆笑)


スイレン:フェイトを2点使用して回避(ダイスを振る)…失敗。もう1点使って振り直し(ダイスを振る)…失敗。


フィル:ダメージはクリティカルぶんも合わせて4D+0(ダイスを振る)…13点物理!!


GM:テールがスイレンに《プロテクション》(ダイスを振る)10点軽減!!


スイレン:3点抜けましたね。残りHP8点。


フィル:うーん、微妙!!


スイレン:これは厄介なアコライトを先に倒すべきですね。フィルくんを攻撃しておきましょう。


GM:テールが「それ知ってますよスイレンさん!『敵はまずアコライトから殺せ』っていうアルディオンの有名な戦略ですね!」とか言ってる。(一同爆笑)


ルーン:頼むからテールちゃんだけは「殺せ」とか言わないで!!


スイレン:いえいえ。知っているということは素晴らしいことです。他大陸の文化まで知っているなんてテールちゃんは博識ですね。でも、あなたもアコライトなんですから気をつけてくださいよ?(一同爆笑)


ワット:そりゃそうだ(笑)


スイレン:というわけで私の行動。ムーブマイナー無し。メジャーでフィルくんに投射攻撃。命中にフェイトを1点だけ使って(ダイスを振る)…達成値18。


フィル:クリティカルのみ(ダイスを振る)…失敗!


スイレン:ダメージは1Dなので(ダイスを振る)…1点(笑)


フィル:もらっときます(笑)


ルーン:さーて!ここでようやく私の行動が回ってきたよ!!やられたらやり返すべし。ワットさんに攻撃だ!!


ワット:ひぇっ


ルーン:ムーブでスリップ解除。マイナー無し。メジャーで枕を投射!!命中にフェイトを2点突っ込んで4D+13(ダイスを振る)…達成値27!!


一同:ぶっ…


ワット:…一応回避を試みよう。フェイトを2点使用して5Dで回避判定。


スイレン:《フォースドムーブ》


GM:では回避判定に-1Dしてください。


ワット:ええっ!?(一同爆笑)


フィル:スイレンさん容赦ねーーー(笑)


ワット:4D+6で(ダイスを振る)…クリティカルは無し。出目は高いけど達成値は…23。


ルーン:回避失敗だね!ではここで《スラッシュブロウ》!!


ワット:死ぬわ!!《スラッシュブロウ》を《インタラプト》!!!


スイレン:ではそこに《チェックメイト》!!!!(一同大爆笑)


フィル:スイレンさん本当に容赦ねーーーーっ!!(爆笑)


スイレン:(ダイスを振る)…13点。


一同:高っ!?


ルーン:自分のダメージは(ダイスを振る)3。合計16点の物理ダメージ。


フィル:《プロテクション》(ダイスを振る)…18。


一同:は!?


ワット:…ノーダメージですね。


フィル:出目めっちゃ高かった(笑)


ルーン:ちっ


GM:これ、やっぱり《プロテクション》がとんでもなく強いな。(少し考えて)次のラウンドから《プロテクション》にはラウンド1回の回数制限を設けましょう。


フィル:あー、たしかにちょうどいいかもね。


GM:では次ラウンドからはそんな感じで。次はアミーの行動だ。誰を攻撃しようかな。


フィル:任せます。


GM:では…最大の危険人物であるルーンちゃんを対象にしよう。


ルーン:(←すごいガン飛ばして来る)


GM:「そ、そないなことしてもビビらんで!!」と、命中判定(ダイスを振る)達成値17。身体の炎を利用したジェット噴射で枕が飛んできます。


フィル:速ええ!!


ルーン:感知判定(ダイスを振る)…失敗。


GM:ダメージロールは1D+0(ダイスを振る)…6!「どうや見たか!!」


ルーン:6点受けて…残りHP6点。うーん、最初18点だったからだいぶ削られたな。


スイレン:《トゥルーアイ》が使えないのがそこそこ痛いですね。


GM:最後にテールの行動だ。対象はランダムで(ダイスを振る)…フィル。


フィル:テールちゃんもアコライトを最初に殺す派か…


GM:ダイスの結果だ(笑) ムーブ、マイナー無し。メジャーでフィルに投射攻撃。命中判定は2D+10で(ダイスを振る)…お、クリティカル!!


フィル:ぶっ!?(ダイスを振る)回避失敗!避けられないよ!!


GM:ダメージは3Dですね。(ダイスを振る)…10点の物理ダメージ!!(枕を投げつけながら)「少しは男らしくなれーー!!」(一同爆笑)


フィル:ちょっ!?


スイレン:良いですよテールちゃん。もっと言ってやりなさい(笑)


フィル:くっ…(笑) じゃあこの10点ダメージは男らしく甘んじて受け入れよう。《プロテクション》は無しだ。残りHP2点。


ルーン:………テールちゃんが一番ダメージ稼いでない?


一同:たしかにっ!?


GM:ま、まぁ他の連中は次のラウンドで頑張ってくれ。というわけでクリンナップを挟んで2ラウンド目に行こう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ