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MIDDLEPHASE02 ルネス到着!

2017/11/30 誤字訂正

GM:次のシーンに入ろう。馬車に揺られること早4日。君たちは今回の目的地であるエリンディル大陸有数の観光地、温泉街ルネスへと辿り着いた!!


ルーン:ついたーー!!


スイレン:さて、では早速宿屋を探しましょうか。


GM:いやその前に、正門を通ろうとしたときに君たちは衛兵に声をかけられる。「観光客の方ですね?ようこそルネスへ。こちら武器の"預所"となります」


ワット:預所…?


GM:「ええ。この街は皆がのんびりと観光ないし養生するための場所ですので、武器の持ち込みが法律で禁止されているのです。なので外来の方の武器は入口で預からせて頂くことになっているのですよ」


フィル:あー、なるほど。GMが「今回のシナリオで戦闘はない」って言ってたのはそれが理由だったのね。


ワット:武器がないなんて、そりゃ相当治安が良いだろうしな。戦闘になるようなイベントも起きないんだろう。…じゃ、俺はレールガン預けますね。


スイレン:私も赤き斜陽の剣レッドサンセットソードを預けます。


フィル:ボクのダガーも預けとくよ。


ルーン:えっと…私の紅月あかつきだけど……これ、他人に預けても消えたりしないよね?


GM:それは大丈夫。君の元から離れてもその刀が消えることはない。


ルーン:よかった。じゃあ預けます。


GM:OK。「それではどうぞお楽しみください」…と言って衛兵が門を開けてくれる。


フィル:よーっし!街へ入りまーっす!!


GM:門をくぐると、たくさんの屋台が出店しているルネスのメインストリートに出る。時刻はまだ朝だが、既に多くの人が行き交っている。


ルーン:屋台だー!!焼きそばたべよー!!


GM:「ヘイらっしゃい!ヤキソバかばる屋ルネス支店だよー!!」


フィル&スイレン:かばる屋!!?




※かばる屋に関する詳しいことは公式様のリプレイをお読みください(笑)




フィル:だ、だめだめ。そんな怪しい屋台で食べ物なんか買っちゃいけないよルーンちゃん。


ルーン:えー、そう?…まぁフィルくんがそう言うなら…


GM:「チッ…全くこれだから神殿は…」


フィル:お前絶対そのセリフ言いたかっただけだろーっっ!!!??(一同爆笑)


GM:ま、まぁ、次いこう(笑)…えー、メインストリートを進んでいくと、1人の露天商の元にたくさんの人達が集まっているのが目に入るね。


スイレン:繁盛しているようですね。


ワット:遠目に何売ってるかわかります?


GM:どうやらこの街の地図を販売しているようですね。


スイレン:価格は?


GM:50G。


ルーン:さ、次行こ次。


GM:ま、まてっ!?お前ら地図も無しにどうやって街を散策するつもりだ!!?まだ宿屋も見つけてないだろ!?たまには50Gくらい払えよ!!


ルーン:大丈夫。宿屋の場所くらいおまわりさんに聞けば教えてくれるって。


GM:おまわりさんは観光案内なんかしねぇ!!


スイレン:(少し考えて)…いや、地図はあると便利ですね。


GM:(お、意外なとこから援護射撃が)…だろ?だから地図を買って今後の観光計画をしっかりと立ててほしいんだが…


スイレン:ワットくん。あの地図書き写してきてください。


GM:それはダメだろうっっ!!?(一同大爆笑)


スイレン:大丈夫。ワットくんの【器用】と【敏捷】なら素早く丁寧に書き写すことができますし、【感知】も高いのでたかだか露天商ごときにバレることはありません。


GM:そういう問題じゃねーよ!!?


ワット:なるほどな。スイレンさん、1話でテールちゃんにもらったボールペン貸してくれ。


スイレン:はいどうぞ♪


GM:なんでワットくんまで乗り気なんだよ!?


フィル:《マドリガーレ》ならいつでも歌えるよ!!


GM:お前は黙ってろーーーっっ!!!


ルーン:まぁまぁGM。諦めてさっさと書き写し判定の難易度を指定しなさい。


GM:お前ら意地でも成功させる気だな!?言っておくが見張っているのは店主だけじゃないぞ。衆人環視の中でそれを強行することになるが…それでいいんだな?


スイレン:問題ない!!


GM:では難易度30感知判定でバレずに書ききれるとしてやろう!!


ワット:30!? それはいくらなんでも辛いぞ…


フィル:(即座に)ボクが行こう。


スイレン:私も付いていきます。…テールちゃん。念のためアミー借りていきますね。


GM:慎重だな。


スイレン:できることはなんでもやっておくべきです。…というわけでフィルくんに《プロモーション》


フィル:そして一応全員に《マドリガーレ》


スイレン:判定に+8されたところで露天商にエンゲージ!!


フィル:ボクも行くよ!そしてメジャーで地図を書き写します!!


GM:では難易度30感知判定をどうぞ!!


フィル:《アンプロンプチュ》!!感知判定を呪歌判定で代用します!!


GM:させるかーーーっ!!!さっきのかばる屋のおっちゃんが《アンプロンプチュ》を《インタラプト》!「神殿の悪事はワレワレが見逃さぬ!!」


フィル:嘘でしょ!?


ワット:まだまだ。その《インタラプト》を《インタラプト》!!《アンプロンプチュ》は有効だ!!(一同大爆笑)


GM:ウソおおおおおおおおおおっ!!?まだミドル入ったばかりだぞ!?そんな切り札切っちまっていいのか!?


ワット:ああ。今回のシナリオは戦闘が無いらしいからな。


GM:そりゃそうだけど!!


フィル:ありがとうワットさん!これで呪歌判定3D+22!!


GM:まだだーっ!!「偉大なる地域密着型の悪の組織、ネオ・ダイナストカバルルネス支部長の名において貴様らの悪事を見逃すわけにはいかぬのだーーーっ!!」《ディビレテイト》発動。判定に-1D!!


ルーン:お前支部長だったのかよ!?…って支部長がヤキソバ売ってんのかよ!!(一同爆笑)


スイレン:まぁ、ダイナストカバルの規模はわりとそんなもんですからね。


フィル:それはそうとこのタイミングで《ディビレテイト》は痛いな…


スイレン:安心してください。《ブリッツセンス》…判定+1Dで帳消しです。


GM:デスヨネーーー。


フィル:よーし!みんなの支援を乗せて3D+22で!(ダイスを振る)…出目低!!?…いや、ギリギリ8でてる。達成値30で成功!!


一同:よっしゃーーーい!!!


GM:くっ…では君たちは誰にも気づかれず地図を書き写すことに成功しました。


ルーン:支部長さんには思いっきり気づかれていたような気もするが…


GM:気のせいだ。


スイレン:よかった。私達のお財布の平和を守れて何よりです。


ワット:(たかだか50Gなんだよなぁ)


GM:まさか50Gのためにこんなスキルの打ち合いになるとは(笑)…以上でこのシーンを終了します。


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