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OPENINGPHASE02 愉快な誘拐犯

2018/6/19 誤字訂正

GM:というわけで次のシーンだ。まずは…ルーンが帰宅したところから演出しようかな。


ルーン:玄関の扉を勢い良く開けます。ただいまー!


GM:するとルーンのお母さんが出迎えます「あら、おかえりルーン。どうしたの?なんだか嬉しそうね」


フィル:ルーン母…1話目以来の再登場…(笑)


ルーン:あのね、ノーチルのおじちゃんがね、温泉旅行券くれたんだよー!


GM:「あら!良かったじゃない。誰と行くの?いつものお仲間さん?」


ルーン:そうだよ!フィルくんとスイレンさんとワットさん。あと、まだ誘ってないけど多分テールちゃんも。


GM:「そう…スイレンさんにワットさんか。どういう人達なのかしら。わたし一度も会ったことないのよねぇ…」


スイレン&ワット:(ゾクッ…)


ワット:え、何この展開…


スイレン:何か悪寒が走りましたが…




母親(おかん)だけにか。




ルーン:わかった。じゃあ、今から2人を連れてくるよ!


GM:「あら本当?じゃあ急いで2人を迎える準備をしなくちゃ!!」


スイレン&ワット:えぇーーーーっ!?やっぱりそうなるの!!?


フィル:なはは。ルーンちゃんのお母さんも強烈そうなキャラしてるなー。


ルーン:それじゃ、2人を連れてくるねー!!


GM:「いってらっしゃーい!!」…というわけで場面を切り替えよう。


ワット:すごいなー。一度帰宅したのに玄関で話してそのまま外に出ていっちゃったよ。(一同笑)



□■□



GM:というわけで場所が変わってマスターポテトフライが経営する宿…君たちのギルドハウス前だ。


スイレン:そう言えばここ、各話で何らかの設定がどんどん付け足されて行ってますよね。


GM:最初は広場に面してるだけのただの酒場だったんだがな。2話でフィルの家&バイト先になり、2階が宿になってスイレンとワットが宿泊し始め、4話で何故かギルドハウスとなり…


スイレン:今回ついにオークション会場となりました(一同爆笑)


フィル:待って!ボク達マスターに迷惑かけすぎじゃない!?


GM:本当だよ。まぁあのマスターかなり心が広いからこのくらいなら黙認してるがね。


フィル:うぅ…申し訳ない…


ルーン:まぁ、ひとまずそれは置いといて…とりあえずスイレンさん。今なにしてる?


スイレン:え。…なんでしょう。多分机で読書でもしているんじゃないですかね。


ルーン:窓は開けてる?


スイレン:あー、広場に面してると騒がしそうですね…でも海辺の街だから涼しそうですし…開けてますかね。


ルーン:なるほど。ではまずスイレンさんの部屋のところまで壁をよじ登ります。


スイレン:ん!?


GM:はいよ。難易度10の筋力判定。


ルーン:(ダイスを振る)成功。窓から部屋に侵入し、ロープでスイレンさんを捕獲します。


フィル&ワット:ぶっ!!?


スイレン:んーー!!?んんーー!!(←猿ぐつわまでされたらしい)


ルーン:ではそのまま部屋のドアを開けて廊下に出ますね。


□■□


ルーン:次、ワットさん何してる?


ワット:こっちにも来るのかよ!?…えーと、たぶん武器の手入れでもしてると思うけど…


ルーン:では先程同様部屋に突入してワットくんを捕縛します。


ワット:…これ、回避とかできないの?


GM:うーん。じゃあルーンは【器用】ワットは【敏捷】で判定対決してくれ。


ルーン:(ダイスを振る)…クリティカル。


一同:ぶっ!!?


ワット:(ダイスを振る)…クリティカルなんて出るかっ!?


GM:ではワットは綺麗に捕縛されました。


ルーン:では2人を抱えたまま今度は部屋の窓を蹴破って二階から飛び降ります。


GM:パリン!という大きな音が響きますね。フィルくんはそれを耳にしていて良いでしょう。


フィル:え?あー、じゃあ自分の部屋から外を見てみますが…


GM:するとそこにはルーンちゃんと、なぜだかロープでガッチリ捕縛されたスイレン&ワットが。


スイレン:んー!んーー!!(←助けを求めるような視線)


フィル:えー…では…全てを察します(震え声)


GM:良いでしょう。


ワット:いいんだ…。


フィル:とりあえず…ルーンちゃん!あとで行くねー!!と叫んでおこうかな。


ルーン:わかったー!待ってる-!!


フィル:きっとこんなことが昔からよくあったんだろうなー。


GM:"黄香子(イエロー)"のせいで霞んでたが、ルーンも相当やべーやつだよな。


ワット:悪意がないあたりとくにな。


フィル:えっと、とりあえずルーンちゃん家に行く準備をしないと。バックパックの中身を空にして、まずは商店街に行きますね。


スイレン:友達のお家にちゃんとお菓子を持っていくとは、よくできた子ですね。


GM:ふむ。ではフィルがバーを出る際、マスターが声をかけてくれるね。「ルーンちゃんの家に行くのか?だったら馬を連れていきなさい」


フィル:なるほど。それくらい無いとルーンちゃんには追いつけないか。じゃあありがたくお借りします!


ルーン:ちなみにそのお馬さんのお名前は?


GM:オニオンフライ。


一同:オニオンフライっ!!?(ざわざわ…)


ルーン:相変わらずのネーミングセンスで…


GM:うるさいわい。場面変えるぞ。


□■□


GM:というわけでオニオンフライを連れ商店街へ。


フィル:トマトナちゃんとこに直行します。へーいトマトナちゃん!お菓子買いにきたよ!


GM:「おぉフィルくん。まいどあティー♪…因みに馬なんて連れてどこいくティー?」


フィル:今からちょっとルーンちゃん家に行くんだ。


ルーン:トマトナちゃん何かサービスしてくれないかなー。この街の人たち、私の名前を出したらいろいろサービスしてくれそうなもんだけど…


ワット:いやどんだけ知名度高いんだよ。


GM:ふむ。ではトマトナは「サービスだティー!!」と言ってフィルにトマトジュースを渡してくれる。


一同:マジかよ!?


GM:そして話を聞きつけた商店街中の商人が「おぉ。ルーンちゃん家行くのか!」「ならコレを持っていきな」「コイツも持っていってくれ!」と、オニオンフライの背に次から次へと食べ物飲み物が積み重なっていき…(一同爆笑)


スイレン:ちょっと待て!!なんでそんな人気なんだよ!?


GM:ほら。今回はキャラを立てることも目的に含まれてるじゃないですかー。なのでこのくらいはと思いまして。


スイレン:程々にしなさい!!!


フィル:マスターが馬を連れて行くように言ったのはこのためか…


GM:最後に、ケーキ屋の店主が「試作品だから後で感想教えてくれよ」…と、直径2m近くある巨大ケーキを乗せてくれたよ。


フィル:お、おう。なんか思ったより大事になってきたな。こりゃさっさと商店街から出たほうが良さそうだ。みんなありがとーねー!と言って足早に立ち去ります。


GM:では商人たちは「あぁ!また来いよー!!」と君のことを見送ってくれます。ここらで一旦シーンを切りましょう。



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