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MIDDLEPHASE01 銀河を駆ける2人

GM:さて、ここからはミドルフェイズだ。本格的にストーリー進行に入っていくよ。


一同:はーい!


GM:時刻は正午過ぎ。ついに豊作祭がスタートだ。広場に設立されたステージ上でダンサーが舞い踊り、歌い手が観衆を魅了しているね。


フィル:みんなー!盛り上がってるーーっ!?


一同:いぇーーーーーーーーーーーい!!!!!




お前が歌うのかよ。




GM:ま、まぁいい。重要なのはそこじゃない。そんな感じで歌い手連中が頑張って、見物客がたくさん寄ってきて、広場が観衆で埋め尽くされたところで……神殿の神官任命式に入ります。


ワット:ライブは前座かよ(笑)


GM:神殿の行事なんて退屈すぎて客寄せしてからじゃないと見物人集まらないからな。


フィル:そんな理由かよ(笑)


GM:というわけで現在壇上にいるのは、この神殿の神官長様と、今日神官に任命される3人の見習い達。もちろんその中にはテールの姿もあるね。


ルーン:あ、じゃあ私たちもそれは見ないとな。


フィル:そだね。ステージ脇で見てようかな。


スイレン:じゃあ私たちも興味本位で見てみましょうかね。


ワット:半ば観光客みたいなものだしね(笑)


GM:OK。では関係者ということでルーン&フィルはステージ脇、スイレン&ワットは酒場の辺りから壇上の様子を眺めていることにしよう。


スイレン:了解。


GM:儀式の手順は至ってシンプル。3人の見習い達が神官長から、神官がかぶる『帽子』を授かることで、晴れて神官に任命される…といった具合だ。


ルーン:なるほどね。


フィル:わかりやすい。


GM:そんなわけで、1人目2人目が粛々と帽子を授かり、最後に「テール・プロミーゼ」と名前が呼ばれるね。


スイレン:前の2人カットかよ。(一同笑)


GM:そこは関係ないからいいんだよ(笑)で、名前を呼ばれたテールは「はいっ!」と返事をして数歩前へ出るね。


ルーン:こけろこけろ〜


GM:転ばねぇよ(笑)


スイレン:右手と右足が同時に前に出るんだろ。


GM:なにそれ可愛い(一同笑)


フィル:テールちゃん、ヒロインしてるな〜(笑)




テールの癒しパワーが生んだほのぼのした空気に、和む一同。

しかし、平和は長くは続かない。




GM:ではそんなカチンコチンに固まったテールを暖かく見守るみなさんですが………




………『嵐』は、唐突にやってくる。




GM:全員、難易度12『感知判定』!!!


一同:え゛っっ!!??


ルーン:こんなところで急にかよ!?


フィル:やばい。嫌な予感しかしない……


ワット:え、何?判定??


GM:アリアンロッドでは、PCがとる行為の成否をダイスを用いた判定で決める。判定方法は6面ダイスを2つ振って、その出目と『キャラクターシート』に書かれている『能力値』の合計で算出するよ。


フィル:合計値(達成値ともいう)がGMが提示した難易度より高ければ成功。低ければ失敗。


スイレン:因みにダイスを2個振ることを『2D』って略したりもするので要注意な。


ワット:な、なるほど。つまり高い出目を出せばいいんだね。


フィル:そゆこと☆


GM:説明ありがとう(笑)というわけで、全員ダイスを振ってくれ。


ワット:(ダイスを振る)…出目が9だから、感知の能力値の5点と合計して、達成値は14!


ルーン:(ダイスを振る)…達成値11


フィル:(ダイスを振る)…15


スイレン:(ダイスを振る)…13!


GM:難易度は12なのでルーン以外は全員成功だね。では成功した3人は、あることに気がつきます。


ワット:なに?


GM:広場を埋め尽くすほどの群衆の中に、背が高くてガタイのいい「全身黒ずくめの人影」が…


ルーン:めちゃくちゃ怪しいじゃねぇかっっ!!?(一同爆笑)


GM:そしてその人影が、服の中から『何か』を取り出し……ステージに向けて放り投げた!!


一同:ちょっっ!!??


スイレン:まずいまずいまずい(笑)


GM:安心しろ。爆発とかはしない(笑)投げられた『何か』はステージ上でカランカランと音を立てて転がると…


一同:…………………


GM:「プシューーーーーーーーーッ!!!」とてつもない勢いで黒煙を撒き散らした!!!!!


フィル:スモークグレネードっっ!!??


ルーン:いや、グレネードというよりこれは……


スイレン:投げられた『何か』って…『ブラックアウト』かよっ!!??




説明しよう、『ブラックアウト』とは!!

一度発動するとその場を暗闇で覆い尽くす、無駄に大規模な目潰し系のトラップである。

因みにGMはこのトラップが大好きで、過去2回のリプレイにもしっかり登場している。




GM:その通り!!『ブラックアウト』から放たれた黒煙は広場全体に広がり、群衆がパニックに陥る。


スイレン:さっきの黒ずくめは!?


GM:闇に紛れてもう見えない!!


ワット:やべぇじゃんどうすんの!?


GM:大丈夫、神殿側もそんなに腑抜けてはいない!直属の神官達がスキル《マジックキャンドル》を発動。明かりを灯して闇を払い、『ブラックアウト』を破壊します!!


フィル:おぉ!すぐに明るくなった。神殿強い!!


スイレン:で、黒ずくめは!?


GM:先程いた場所にはもういない!!


スイレン:壇上は!?


GM:人影が「3人」!!


フィル:うわ1人足りねぇ!?


GM:壇上にいるのは見習い2人と神官長。そして、神官長の傍らには、テールが授かる「はずだった」帽子が落ちている。


ワット:あぁ…


ルーン:テールちゃんはどこに?


GM:ではテールが消えたことに気がついたルーンがキョロキョロと彼女を探し始めたその時…!


ルーン:…?


GM:「なーっはっはっはーーい!!」(一同爆笑)


フィル:な、なんだそのマヌケな声は(笑)


GM:「『な、なんだそのマヌケな声は』と聞かれたら」「答えてあげたいところだがっ…!」


一同:…………………は?


スイレン:なんか…聞き覚えのある口上が……


GM:「時間がないので手短に名乗らせていただこう。我ら無敵の………『ナゲット団』!!」


一同:ナゲット団っっっ!!??(大爆笑)


ルーン:(笑いながら)いや、待てっ…いくらなんでもそのネーミングは酷くねぇかっ!!?(爆笑)


GM:酷くない。ナゲットをこよなく愛する者たちによって組まれた、世界中のナゲットを独り占めにしようと画策する悪の組織だ。


ワット:設定が酷かった!!(一同爆笑)


フィル:それで、そのナゲット団はどこにいるの?


GM:あぁそうだった。えーと、ナゲット団を名乗る連中は広場に面したある建物の屋根に立ってるね。


フィル:どんな特徴?


スイレン:赤髪ロングの女に青髪ショートの男、そして頭に小判のついた猫が(一同爆笑)


GM:そんなもん「なろう」に載っけられるかっ!?名前似てるだけで中身も似てるとは思うなよ!!ナゲット団は『茶髪おさげのグラサン女』と『金髪ボサ髪のグラサン男』


ワット:何故にグラサン。


GM:(スルーして)あと、そのグラサン2人の後ろに、黒猫が1匹。


一同:猫いるのかよっ!?


GM:そう。猫が1匹……………空を飛んでる。


スイレン&フィル:ふぁっ!?


ルーン:あの猫只者じゃないぞ…


GM:その猫が広場を埋め尽くす群衆に向けて高らかに宣言する。「尻尾の少女は頂いt…


ルーン&フィル:猫が喋ったーっ!!?(一同爆笑)


ワット:やっぱり喋ったーーーっ(爆笑)


GM:うるさいわっ(笑)『ナゲット団』だぞ!?猫が喋ることくらい予想しとけよ!!


ルーン:メタいメタいメタい


GM:えー、では、改めて猫が宣言する。「我々はナゲット団、尻尾の少女は頂いた!!」


スイレン:ナゲットと尻尾と何の関係があるんだよ。


GM:それに関してはまたおいおい。今は捕まったテールの話だ。テールはグラサン男の小脇に抱えられており、「え、なに!?あなたたち何なの!??離してよ!!」と騒いでいます。


フィル:あ、気絶とかしてなかったか。良かっt…


GM:(すかさず)しかし猫がテールの方を見て「黙れ」と凄むと、テールの身体が一瞬ビクンと揺れ、そしてそのまま意識が無くなった!!


フィル:猫やべーーーーーーーーーっ!!?(絶叫)


ワット:あの猫、撃ち落としたりはできないの?


GM:……まぁ、レールガンの射程には入ってると思うけど、ワットが直々に攻撃する必要性は薄い。


ワット:?


GM:何故なら既に神殿直属の兵士たちがナゲット団のいる建物を包囲、殲滅する体制に入っているからだ。


ルーン(兵士になって):「人質を解放して、投降しなさーい」


GM:そうそう。そんな感じで隊長さんがナゲット団に声をかけると、魚人サハギン兵士のマイケルさんも声を荒げるね。「おらぁー!!おどなじく人質ひとずつ解放がいほうすろー!」(一同大爆笑)


スイレン:マイケルさん誰っ!!?てか訛り酷い!!


フィル(マイケルになって):「実家ずっかかーちゃん、おめぇごど心配すんぱいしてっどー!!」(一同爆笑)


ルーン(マイケルになって):「おめぇ実家ずっかかーちゃんさのごしてねぇべか!??」(一同大爆笑)


GM:自分で出しといて何だけど、まさかこんな一瞬で場の空気を持っていくとは思わなかった(笑)




おかげで猫のセリフを挟むタイミングを完全に逃したGMであった(自業自得)




GM:ま、まぁいい、マイケルさんあとでまた出てくるからとりあえず今はシナリオ進めるぞ。


スイレン:また出てくるの!?


ルーン:やったーー!!




そんなに嬉しいかお前。




GM:では、猫のセリフから。「投降はしない。『尻尾の少女』はこのまま連れて行かせてもらおう」


ルーン(マイケルになって):「けっ、ごの状況がらど〜やってげるづもりだっぺか!?」


フィル:フッ…(←笑いそうになった)


GM:「逃げるのは簡単だ。何せ我々にはこれがあるからな」………えー、スイレン。ここから注目な。


スイレン:?


GM:すると突然、グラサン2人組は懐から、緑色に光る『ガラス球のようなもの』を取り出した!!


スイレン:えっ!?


フィル:おっ!??


ワット:いや、それってまさか…


GM:そのまさかだ!2人はガラス球を掲げると声を合わせて詠唱した。「発動せよ、《模倣版イミテイトフライト》!!!」




唱えると同時、2人の持つガラス球がパリンと割れた

ーーー瞬間、その場に顕現した魔法の風が渦を巻き、2人の身体を持ち上げた…!!


まるで魔術師メイジの風魔法スキル、《フライト》を使ったかのように…。




スイレン:いや待てっっ!!?なんでナゲット団が『スキル珠』を持ってるんだよっっ!!???


フィル:でも今、珠が割れたって言ったよな!?スキル珠って消耗品なの!??


GM:(←にっこりしている)


フィル:あーだめだ…このGM何も話すつもりないらしい……


GM:(笑)…では、晴れて全員空を飛べるようになったナゲット団は、「さらばだ」という猫の一言と共に、どこかへ飛び去ってしまいました。


ルーン:追いかけますぜ!!


フィル:当然!!


GM:だよな!……君たちはどうする?


スイレン:う、うーん…


ワット:でも、スキル珠見ちゃったしね…


スイレン:…うん、ここは行くしかないな。


GM:OK。では先に行った神殿の兵士達に続き、君たちもナゲット団を追って広場を抜け出したところでシーンを終了しよう。


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