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THE NEW LIFEという名前のVRMMOゲーム

新しい小説を始めてみました。

2030年、今までのゲームが一新されて、基本的にVRが主流となった時代。

その時代の数あるゲームの中で新しいMMOシリーズのゲームであるTHE NEW LIFE

このゲームは、かなりの人気のゲームで、他のゲームと違うのは、このゲームに関してAIも成長していくということである。さらに、種族によっては取得できるものなども違うとの事である。

さて、僕の名前は佐藤一郎です。剣道初段の高校2年生です。剣道は最近伸び悩みを感じていて、剣道を辞める事も考えていますが、このゲームは5感を感じるゲームなので、ある意味楽しみでしょうがないです。

剣道の道については、がんばりすぎていたのもあり、少々休憩でこのゲームを始めることにしました。

でも、このゲームは、種族等がいっぱいあり、大変です。ただし、性別だけはいじれないみたいです。

さて、ゲームのダウンロードも終了したみたいなので、ヘッドセットをつけてログインをしてみますか。


[THE NEW LIFEへようこそ]


いきなり目の前にこんな文字が出てきた。

正直驚いたが、ゲームを進めてみることにしてみました。

最初は種族の説明みたいです。

人間族

良い点 転生が6回出来るので、スキルの取得が長期に考えれば他の種族より多く出来る。器用さがそこそこ伸びやすい。

悪い点 ステータスの伸びが悪い。族の補助がない。

獣人族

良い点 族の補助として、素早さの上昇がある。次点として、力もあり、獣としての能力か5感も鋭い。

悪い点 知能と魔力の伸びが悪い。

妖精族

良い点 族の補助として知能と魔力の伸びが良い。さらに飛びまわれるため、上空からも攻撃ができる。

悪い点 力と体力の伸びが悪い。

竜人族

良い点 炎や氷のブレスによる攻撃ができる。力も強い。

悪い点 魔力の伸びが非常に悪い。

鳥人族

良い点 長時間空を飛べる。音に敏感。スピードもそこそこ強い。

悪い点 知能が低く、力の伸びが悪い。

耳長族(通称エルフ族)

良い点 知能と魔力の伸びが非常に良い。魔法もかなり覚える。

悪い点 体力と力が弱く、装備できる武器も少々少なめ。

鉄鋼族(通称ドワーフ族)

良い点 力と体力の伸びが非常に良い。器用さもある。

悪い点 スピードが無く、魔力も伸びが良くない。

小人族(通称ホビット族)

良い点 全体的な伸びが一番良い。魔法もある程度は覚える。

悪い点 全体の伸びが良い分、経験値が他の種族と比べると多く必要。装備品も少なめ。

か。

なるほど。それぞれが良い部分もあり、悪い部分もあるのか。確か、ベータ版の情報だと、人間族が一番動きやすいが、能力が悪いからと言う理由で、不人気族だったけど、俺は、あえて不人気族に挑もうかな。やっぱりいろんな種族があるけど、見た目も似ている種族の方が、今伸び悩んでいる剣道にもつながる何かを見つけられるかもしれないので・・・。

ということで、人間族にしますか。

お、名前も自由に出来るのか。

名前は、ある程度予想できる名前が良いなぁ・・・。となると、一郎だからファーストにしようかな?

ということで、ファーストにしますか。

ん?

すでに十名以上から使われているので使用できませんと出てきたか。

うん。みんななんでファーストという名前が・・・、って、あれか。サポートキャラの名前か。

そう、このゲームの人気が出るきっかけとなった理由だ。

サポートキャラも自由に作れるんだった。さらに言えば、自分好みに出来るから、かなりの美人としても作れたりするから、ゲーム内でデートも出来ると書いてあったっけ。そのサポートキャラも何人か育てられるらしいということだから、名前も安易にファーストが使われているのか・・・。

やられた。

じゃあ、名前か・・・。

さとうだから・・・。

あ!

ひらめいた!!

さとう=砂糖、だから、シュガーなんて名前どうだろうか?

って、女の子の名前のような気がするけど、しょうがないでしょ。センス無いもん。

と思いつつ、シュガーと入力して、実行。

少々待ちが長めだったけど、無事にシュガーという名前になった。

そして、次にアバターの作成だ。

人間族の体だから、詳細の選択も出来る。

だから、身長も自分と同じくらいのキャラを作成した。見た目は、若干イケメンにした。ただし、髪の毛については今は染められないので、赤い色にした。好きなミュージシャンも赤い髪だから、いいよね。

それに、普段と同じ見た目だと可も無く不可もないから、つまらないので・・・。

そして、これから作成するのが、サポートキャラだ。ちなみに、性別も選べるみたいだ。

これは何気に重要だ。

なぜなら、族によって出来ることが違うからだ。

今でも悩んでいるが、戦いについて、どうするかによって違ってくるが、僕は基本的に戦いは、自分でしたいので、サポートが出来る方がいい。そうすると、必然的に妖精か耳長のどちらかだ。

そういえば、ベータ版情報だと、妖精のほうが、育ちやすいと書いてあったな。ならば、あえての耳長族でいこうかな。

ということで、エルフ族にしました。

性別も選べるので、即決で女性にしました。もちろん、男の性ってやつですね。

パートナーの名前か。

大体聞くと好きな人の名前とかが多いと聞いたけど、僕は他人と違うのが好きなので、少々変えるのだ。

このゲームは息抜きになるかもしれないけど、今はまだ辛い時代だからこその光だから

シャイン

という名前にしようと決めた。

うん。どうやらシャインも使えるみたいだから、非常にほっとした。

そう、ファーストが多く使われているので、シャインも使われていると思っていたのだが、ほっとした。

見た目の選択になったか。

見た目は、瞳が青く、髪の毛は水色だな。透き通るような青い目、そして、風になびく髪は水色。いいね。

そして、肌はやや色白、目は二重で、大きめ、などなど自分好みに作成した。

なんか、とびっきりの美人になったけど、しょうがないよね?

そして、ゲームが開始となった。

降り立った場所は、町の中だ。

すべての種族で、初めての人が必ず居る場所、それがここファストタウンだ。

街としても広く、いろいろな設備もある。

だけど、一般販売初日ということもあり、非常に混雑している。

みんなの見た目をみると、人間族は少ないが、みんなイケメンや美女が多い。

という、僕の脇にいるシャインも美人だけど・・・。

あ、そういえば、シャインに挨拶がまだだったな。

「はじめまして、あなたのパートナーのシュガーです。よろしくお願いいたします。」

と挨拶をした。

「初めまして。そして、私を作ってくれてありがとうございます。シュガー様ですね。私の名前はシュガー様が与えてくれたシャインです。今後とも宜しくお願い致します。なお、ゲーム内でわからないことがありましたら、ヘルプの部分か、私に聞いて頂ければ、調査させていただきます。」

と言われた。ヘルプ機能なんかもあるのか。

そういえば、ステータスウィンドウも出せるんだっけ?

「ごめんなさい。最初にお聞きしたいのですが、ステータスウィンドウはどのように出せばいいでしょうか?」

と聞いた。一応取扱説明で見たが、念のためだ。

「ステータスウィンドウの出し方は、空間に指先で四角を書きます。そうすると、項目選択がありますので、ステータスを選択し、見たい能力の部分を指で押すとその部分の詳細が出ます。」

と教えてくれた。思った以上にわかりやすい説明なので、非常に助かった。

そして、一応ステータスを見ることにした。

AT 25

DF 18

SP 23

IT 19

LU 10

DE 17

HP 55

MP 20

LV 1

と僕はなっていた。

シャインの能力も見てみたいな。

「シャインさん、シャインさんの能力もみたいのですが、良いでしょうか?」

と許可を求めた。もちろん、自分のAIなので、勝手に見ることも出来るけど、あえてそれはしたくなかった。同じ仲間だからこそ対等に扱うとこのゲームを始める前から決めていたので、それを実行しているだけだからね。

「シュガー様、見ていただいてかまいません。あと、私の能力を見るのに断りは必要ありません。」

と言ってきた。でも、関係ないよ。今後も確認するときは必ず聞くようにするからね。

「ありがとうございます。見せてもらいますね。」

といって、能力を見てみた。

AT 15

DF 13

SP 30

IT 55

LU 20

DE 15

HP 40

MP 73

LV 1


となっていた。

基本的に最初のサポートキャラは、プレイヤー能力と同じくらいのキャラが出てくるので、これが耳長族の能力だ。

人間族が不遇キャラだというのが、非常に納得した瞬間だった。

「ステータス良いね。見たけど、僕より強そうだね。今後とも宜しくお願いします。」

と言った。

「私たちは初期能力ではなんともいえませんが、魔法に関してはシュガー様の助けを出来ると思っております。宜しくお願い致します。」

と言われた。

すごくいいキャラだね。

「ちなみに、質問ですが、最初に行くべきお勧めの場所はありますか?」

と聞いてみた。いくつかあるだろうけど、最初はギルドとかの依頼かな?と思っていたら、別の答えが返ってきた。

「お勧めとしては、最初に訓練所に行くことをお勧めします。理由としては、それぞれのアバターになれつつ、安全にレベルが5まで育てられることです。そして、もう一つとしては、武器それぞれの特徴が判るので、武器選択失敗による金額的なミスがなくなることです。最後の理由は、レベル5になったら報奨金として、1000ゼニーがもらえるからです。」

と教えてくれた。これは掲示板には出ていなかった情報なので、その意見に同意して、訓練所に案内してもらった。

でも、思った以上に訓練所には人が居た。

武器は、剣、槍、杖、弓、ナックル等があった。

「シャインさんは、武器の扱いは大丈夫ですか?」

と一応聞いてみた。

「私の場合は、武器として、杖と弓が使えます。それぞれ基礎は大丈夫ですので、訓練に参加する必要がありません。」

と答えてきた。

でも、この答えがAIというのが、いまだに信じられない。

そう思いつつ、僕は剣の訓練場所に着いた。

「今日始めてきたシュガーです。宜しくお願いいたします。」

と教官に頭を下げた。

もちろん、教官もAIだ。

そして、教官からいろんな動きを教えてもらいながら、レベルが5まで上がった。

「ここで教えられることはすべて教えた。これを元に装備を整え、旅に出るが良い。」

といわれ、報奨金の1000ゼニーを渡してきた。

それを元に、武器屋に行こうか防具屋に行こうか悩んでいた。

でも、悩んでもしょうがないので、聞いてみた。

「シャインさん何度もごめんなさい。教えてほしいのですが、武器と防具はどちらが良いのでしょうか?」

と困ったらサポートキャラに聞いてみた。

もちろん、参考までだけど、今のところ彼女の意見で良いアドバイスを受けているのが現状だ。

「はい。今の状態ですと、シュガー様は武器屋で武器を買う方が良いと思います。」

と言われた。

でも、僕の場合はか。

「ちなみに、シャインさんの場合は何を買った方がいいですか?」

と聞いてみた。

「私のことは別に大丈夫ですが、しいて言えば、武器より防具のほうが良いと思われます。」

と答えてきた。そのため、最初は武器屋で、次に防具屋に向かうことにした。

「へいらっしゃい。良い武器あるよ。」

と武器屋の主人だ。

この主人はAIなので、ある程度の武器を置いているみたいだ。

その中でも、一番の売りはオリハルコンの武器だけど、金額が100000ゼニーだった。

なので、一般的な銅製の剣を買った。ちなみに金額は300ゼニーだ。

一応シャインの武器として、木の弓と銅の鏃つきの木の矢を50本買った。これは弓が100ゼニー、矢は1本2ゼニーで合計100ゼニーで、すべてあわせて500ゼニーだった。

そして、その足で防具屋に向かった。

防具屋でもオリハルコンの防具が売っていたが、見ても買えないので、見ないで他の防具を見てみた。

いろいろな防具があるが、革のドレスが一番良さそうだったので、これを購入した。ドレスは400ゼニーだった。そして、革の盾が100ゼニーだったので購入した。これで僕の報奨金をすべて使ったのだった。

そのまま冒険者ギルドに向かった。ギルドでは、さまざまな依頼を受けれる場所であり、冒険者としては、絶対に利用しないと生活できない場所だった。

ギルドに行くと、かなり混んでいた。そのため、少しシャインと雑談をしつつ、時間をつぶすのであった。

そして、数分後、ようやく空いてきたので、シャインお勧めの薬草収集クエストと、ゴブリン討伐クエストの2つを受けることにしました。

何故この2つがお勧めだというと、ゲーム内でも時間があり、時間以内にクエストをこなす事で成功になるけど、今日はゲーム初日なので、体を動かしつつ稼げるクエストで、時間制約の無いものを選択することを進められたからだ。

クエスト内容は、薬草は最低10枚(1枚辺り10ゼニーの報奨金)、ゴブリンは最低7体(1体辺り20ゼニーの報奨金)の討伐だ。

薬草集めから始める事にした。もちろん、薬草集めをしていても、魔物はやってくるので、ゴブリンも何匹かは来たけど、遠慮なしに倒した。

ちなみに、魔物は倒すと、アイテムボックス内に自動的に魔石が入る仕組みだ。魔石は、どの魔物を倒したか一目瞭然になるため、ギルドへの報告も魔石だ。

魔石以外にもアイテムがある場合は、一緒にアイテムボックスに入る形だけど、追加アイテムがある場合は必ずアイコン表示があるので便利だ。

薬草を10枚集め終えるころには、

採取で見つけた

なぞの草1×8枚

なぞの草2×3枚

なぞの草3×2枚

と、来た魔物を倒したので、その戦利品で

ゴブリンの魔石×4

耳長ウサギの魔石×6

スライムの魔石×5

HPポーション×4

MPポーション×2

と集まっていた。

思ったより多くの魔石を集められた。

そして、そのままゴブリンを討伐しに移動していったが、2人のキャラが魔物に囲まれていた。

1人は小人族で、もう1人は妖精族だ。

「助けに行ってもいいですか?」

とシュガーはシャインに聞いてみた。

「あれを助けないという選択肢はシュガー様にないと思います。」

と言いつつ、弓矢で構えていた。

やっぱり、ギルド内で色々雑談の中で僕のことを聞いてきたので、僕の人間がわかってくれているみたいだ。

「では、僕は右側を、シャインさんは左側をお願いします。」

というと、僕は走り出していた。ちなみに、相手は耳長ウサギ、ゴブリン、スライム以外にも見たことの無い魔物も居た。

でも、遠慮なしに走り出していた。

1体目を倒すころにはシャインさんは3体倒していた。サポートキャラなのに強いってやばいと思っていたが、遠慮なしにこっちも魔物を倒していた。

2人は気がついたみたいで、こっち側の魔物を倒さず、反対側の魔物を倒し始めていた。

そして、僕が15体目の魔物、シャインさんは23体目の魔物を倒し終えたころに、魔物たちをすべて倒しきったのだった。

「助けてくれてありがとうございます。」

と小人族の女性が声をかけてきた。武器や防具は初期のものだった。

「無事で何よりです。HPは大丈夫ですか?」

と聞いてみた。やはりというか、だいぶHPも削られていたみたいだったので、HPポーションを2つ渡してあげた。彼女達の話だと、最初に薬草採取のクエストを受けたが、薬草を採取していたら、知らない6人組が、薬草を盗もうとしたが、叫んだため、あきらめていった。でも、その後、6人のうち2人が魔物たちを引き連れ、この場所にきて、逃げていった。でも、彼女達は逃げられずに囲まれたので、必死に戦っていたが、やばそうなときに、僕たちが通りかかって助けたということらしい。

もちろん、このゲームでもトレインは禁止事項だ。魔物たちを引き連れるのはマナー違反でもあるはずなのだが、居ない相手を攻められないので、あきらめるが、流石に彼女達を置き去りにするのは無理だったので、一緒にファストタウンまで戻っていった。

そして、ファストタウンで別れたけど、よく考えたら、名前の交換していなかった。

失敗した・・・。

と反省しつつ、ギルドに報奨金をもらいつつ、宿屋でログアウトをしたのだった。

ログアウトは、目を閉じて2分間じっとすることで出来るのだが、基本的にお勧めとされているのが、ギルド内か宿屋なのだ。安全な場所で、他の魔物やプレイヤーから教われない場所なので、仕方ないだろう。

と言った感じで初日を終えたのだった。

こっちの小説は、基本的に水曜日の深夜0時での更新となります。

ただし、ゲーム以外での物語もあったりします。

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