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不純恋愛  作者: 葉月
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プロローグ

『欲しい』って思ったらとことん欲しいの。



それがどんなモノであっても。



欲しいものを手に入れるためなら手段は選ばない。



でも絶対に手に入れる。





始まりは些細なことで、特別変わったことでもなかった。




自分の欲望に忠実に従っただけ。


理由とか意味なんて、お腹が空いたからご飯を食べるのと同じようなもので。

ただしたいようにしただけ。




自分のしたいようにして生きていくのって最高だと思う。

それができる内にしておかないと損じゃない?

それに、人間なんて欲望に弱いものだし。



そう考えたら、人間素直が1番じゃない?




だから、これも仕方のないことなの。



だって欲しいんだから。



欲しくて欲しくてどうしようもないの。




ねぇ、貴方はどうしたら私のモノになってくれるの?




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