表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/7

どうして、僕の写真があるんだ?

問い詰めようと口を開く。

すると、か細い声で母さんが話し出した。

「あんたが死んでから、もうすぐ四十九日になるよ…。早いもんだね…。」

え? 

なんていった?

死んだ?

誰が?

「どうして、自殺なんかしたんだろうね…。

普段ちゃんと話してなかったから何を思ってそうしたのかわかんないわ…。」

嗚咽をあげながら母さんが泣く。

「ちゃんと話せばよかった…。

わからなくても話し合えば…よかった…。」

うずくまり、声をあげながら泣く。

僕は慰めようと手を伸ばし、肩に手をおこうとする。

けれど、その手は虚しく体をすり抜ける。

僕はその手を見つめる。薄く透けているのがわかる。

なんだ

そうか

僕は、死んでいるのか。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ