あとがき
このたびはお読みくださいましてありがとうございました。
数年ぶりに書いたオリジナル作品です。(いつもは二次創作ジャンルです)
この企画を見た時、気まぐれにネタをこねくり回していたらどんどん興が乗ってしまい、導入、オチ、主人公のキャラ決め、背景等をあっと言う間に決め、資料探しを並行しながらほとんど徹夜の20時間で一気に作品を書き上げました。(実際の投稿までには時間をかけて推敲していますが……)
ハッピーエンド至上主義の私なので、最後は必ず笑顔になれるように書きました。もしかしたらホラー好きの皆様には途中も全然怖くないかも知れませんが……精一杯頑張って書いたので、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
内容に関してですが。
はじめは「学校を舞台とした怪談なら、もちろん『トイレの花子さん』だよね!」と思ったのですが、主人公たちがあんなに逃げ回っているのに、トイレなんて最も怪しくて袋小路の場所に入り込むワケはなかった! ……と気づき、愕然としたのでした。仕方ないので渡り廊下に出現させてしまいました。しかも私の思惑と違い、コタの第六感によって、定番の理科室、音楽室、美術室など、軒並み避けて入ってくれませんでした……負けた感があります……。
私は普段、登場人物の名前を決めるのがとてもヘタなのですが、今回はあまり悩まずにスッと決まりました。主人公をコタ(虎太郎)にしたことによって、プロレス技を初代タイガーマスクの有名技で揃えることができましたし、オサル|(将)の名前もお調子者で落ち着きがないというイメージを読み手に与えることで、ガタイが大きくてたくましく、プロレスをガンガンするように想像させない効果を与えることができたのではと思っています。
ああ、プロレスと言えば。実は私、プロレスのことを全然知りません。今回、ネットで調べた知識だけで書いていますので、何か変なところがありましたら教えていただけると助かります。プロレスに詳しい方、よろしくお願いいたします。
肝心のホラー部分なのですが。
旧校舎、肝試し、なんてありふれた題材に加え、ポルターガイストの中身まで平凡なものとなってしまいましたこと、ホラーファンの皆さまにお詫び申し上げます。実はホラー、読むのも観るのもダメなんです、私……。
以前、幽霊がポルターガイストを起こす作品を書いたことがあるのですが、その時も幽霊さんは善人で可哀想な人でした。そして最後はハッピーエンドになるお話でした。(笑)
私の作風はこうなのだと、もうあきらめています。なので、次回はホラーではなく、心置きなくハッピーエンドにできる企画で書きたいです。
でも、まぁ、せっかく今回は企画に参加させていただいたのだから、怖いボタンがいっぱい押されている作品も頑張って読むのに挑戦してみようと思っています……ガンバレ、私。
最後に。
こんなところまで読んでくださってありがとうございました。
皆さまの心の中に、ほんのわずかなものでも残せたら幸いです。
本当にありがとうございました。




