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MAIN TRAFFIC1  作者: 浜北の「ひかり」
Kishikawa High School Episode:3
119/184

119列車 新しい宣伝

 また大阪(おおさか)まで行ってから数日が立つ。今日から僕たちは3年生であるが、その感覚というものが全くないというのが今の僕の心境。そんなことはどうでもいいという感じで僕はいつもと同じように模型部屋で遊んでいた。すると机の上においていた携帯(ケータイ)が鳴った。

(こんな時間に誰だろう・・・。)

携帯(ケータイ)を開いて、メールを見てみる。

「よーす。今223の1000に乗ってる。」

(もえ)だ。と言ってもこの文面はなんだ。

「おい。何そんなのに乗ってるんだよ。俺もつれてけ。」

「おいおい。どうせ家にいるんだろ。それ無理じゃん。」

(確かに・・・。)

「ていうかそれっていま大阪(おおさか)とかそういう方面行ってるってことだよねぇ。なんでまた大阪(おおさか)なのさ。」

「進学校のオープンキャンパスですけど何か。」

「なんだ。そうなのか。そういうところにも(もえ)が通いたいっていう学校があるわけ。」

「何あったら困った。」

「別に。ただ意外だっただけ。」

(意外かぁ・・・。)

これ以上のことは僕から聞かなかった。(もえ)のいく学校だ。どういうものかは大体見当がつく。今1000番台に乗っている(もえ)には腹が立ったけど、腹を立てても仕方がない。100系じゃないだけましと思った。そう思うと新幹線の線路で100系を走らせたくなった。家にある100系は学校のと違って「グランドひかり」というフェイントはない。なんたって家にある100系は大量にある寝台特急の模型と同じく僕のものだからだ。

「100系の隣は何走らせようかなぁ・・・。」

お父さんの新幹線の箱の中から100系のついになる新幹線を探す。やっぱり100系の対となったら0系か300系だろう。500系もいいけど、この3人家族が妥当だ。自分の中で議論して、0系を持ち出した。

 そんなことをして残りの春休みを過ごして、4月6日。今日から3年生の始まりだ。クラス編制は99%変化がないまま。変化したのは僕の出席番号が25から24になっただけだった。ひとつ前にずれた席に腰を下ろした。ただ、やることがなくて暇なので、すぐに席を立って、外を見たりとしていた。落ち着きがないとも取れるが、このほうがいい。

「・・・。」

 こっちのクラス編制も99%変わらないまま。一つ変わったことは黒崎(くろさき)鳥峨家(とりがや)の隣になったことぐらいだった。薗田(そのだ)のほうは「これはいいいじる材料」とかそんなことを言っていたけど・・・。私は黒崎(くろさき)のふたつ前。だから後ろの様子はよく分からない。

「ねぇ、あたしどうすればいい。」

(知るか・・・。)

「普段通り授業受けてればいいじゃん。」

「それができれば苦労しないって・・・。」

「・・・。私はそういうので困ったことないけどね。」

「いや、それは(もえ)がそういうことにあまり関心持ってないからでしょ。」

こんな会話を黒崎(くろさき)とした。

 始業式が始まるまでの間にクラスの人が全員・・・じゃなかった。数人を残して全員集まる。学期の一番最初まで遅れてくるとはどういう神経の持ち主なのだろう・・・。

永島(ながしま)。」

横から話しかけられた。話しかけてきたのは木ノ本(きのもと)だった。

「何。」

箕島(みしま)から伝言。今日部活あるって。終わり次第部室集合だって。」

「了解・・・。」

ダルイ始業式を済ませて、ホームルームをやって部室に集合。

「ようし。これで全員集まったな。」

「ところでなんなんだよ。全員部室に集めて。」

「なんなんだよじゃないって。鉄研部に何とか人呼びこまなきゃ。去年も結構入ったから、そんなに多くなくていいけど。」

「多い方がたのしいって。」

木ノ本(きのもと)がすぐに反論した。

「別にそんなに多くなくていいって。1千人入れば十分。」

佐久間(さくま)がすかさずそう言う。1千人とは結構多いと思うかもしれないが、佐久間(さくま)の1千人は一人と同じだ。

「また変なのが入ってきたりして。」

「なんで俺も見るんだよ。」

「すごく濃いのが入ってきたりして・・・。」

「・・・。まぁ、どういう人が入って来るかは別にして、とりあえず一人は確定してる。」

箕島(みしま)が言う。

「俺の中学の後輩で、鉄研にぜひ入りたいっていう人がいるんだけど。」

「へぇ。」

「他にそういう当てない。」

「ないよ。」

「だよねぇ・・・。」

「で、今日ここに集めたのはなんでだ。」

「あっ。そうそう。全員に去年はったポスターみたいに写真を今回も張りたいと思う。それで、必要な写真だけど、それをみんなが撮った中から選びたいと思うんだ。」

(なるほど・・・。)

「なんかいい写真とかないって今すぐに聞くものなんだから、8日まで待つから。載せたい写真があったら送るとかいろいろしてくれっていうこと。」

「了解。」

「今僕から言いたいのはこれだけ。後はアド先生がこれからのことはなすからもうちょっと待ってて。」

ということでしばらく待っているとアド先生が来た。

「はい。それではこれからの工程を説明したいと思います。また5月8日に日曜日にクリエイトでの展示が決まってます。」

「今回は貨物のほうはやらないんですか。」

「あ。今回はそういう話が稲沢君からきていません。」

アド先生はさらに説明を続けて、今確定している展示はクリエイト展のみ。他クリスマスにやったキラキラ展、遠鉄フェスタ、暁フェスタの話はまだ来ていない。そして、折尾町の展示はもうすでに話が来ており、瀬戸学院のほうも本決まりではないがそういう話が来ているとのことだった。

「話は以上です。じゃあ、箕島(みしま)君部活説明会の時はこの鉄研を盛大にアッピールしてください。」

「部長。アッピールだと。」

「アッピールは必要ないかなぁ。アピールは必要だけど。」

「アド先生。去年使ったギャグは3年生には通じないって。」

「そうか。」

そういうとアド先生は座っていた席から立って「それじゃあ、今年もよろしくお願いします」と言って部室から出ていった。そうなったら僕たちもここにいる理由がないので解散した。

 僕は家に帰ると言っていた写真のほうを決めることに取り掛かった。寝台特急の写真は全部木ノ本(きのもと)で間に合うはずだ。ならほかの写真にするべきだ。ちょうど僕にはいいネタがある。あのアルバムを探した。恐らく(もえ)は去年のキラキラ展の時に持ち出して、また同じところにしまってあるはずだと思い、そこを探した。すると思ったとおりだ。すぐに目的のものが見つかった。しかし、これには一つだけ問題がある。データ的に保存しないとだめなのだ。これはお母さんに言ってすぐに解決してもらい僕の携帯(ケータイ)にデータを転送。それをさらに箕島(みしま)携帯(ケータイ)に転送した。あと他に僕が載せてほしいと思うものはここにある模型の写真か・・・。しばらく考えてどれにするかと思う。223系を引っ張り出してきて、それをカメラに収めて、箕島(みしま)に送った。

 4月8日。

「ちょっとこれ作ってみたけど、どう思う。」

箕島(みしま)が作ったこと仕様のポスターを僕たちに見せた。乗っていた写真は「カシオペア」。やっぱり目を引くのはこれぐらいなのだろう。

「いいんじゃない。」

「そうか。もうちょっと派手なほうがいいんじゃないか。」

「別にこれぐらいでもいいじゃん。これで何枚も量産してくれればいいよ。」

「・・・。じゃあ、このままでいいっていう意見が多いし、これで作るな。」

箕島(みしま)はそう言って自分の荷物をまとめ、お礼を言って足早に帰っていった。

 4月11日。今日の午後1年生に対する部活動説明会がある。僕は部活の副部長ではあるが、そこには同行しなかったので、箕島(みしま)が何と言ったのかはわからない。でもいいや。その放課後も部室に集合。内容はポスター貼りだ。1年生のクラスがある後者はいつも南棟の2階から1階。中学生は南棟の西側の2階。特進クラスの1年生は南棟西側の3階。そこに箕島(みしま)が作ったポスターを張っていく。これは一度生徒会の目が通っているので、左下に生徒会というハンコが押してある。それを目につきやすいところに貼って言って活動終了かと思ったが、シナ先生が来て、校舎に貼ったポスターの数が多すぎるとの苦情が来たというのだ。多すぎるのかと思ったが行ってみればすぐに分かる。何とも密度が高いのだ。少し減らして、活動を終了。部員が来るか来ないかは今年の1年生にかけてみるしかない。

 4月12日。今日から布教活動だ。

醒ヶ井(さめがい)。入口で宣伝するからさぁ、立札みたいなの作ってくれないか。」

箕島(みしま)醒ヶ井(さめがい)に頼む。醒ヶ井(さめがい)はさっさと作って、それを持って柊木たちが西門のほうに行った。帰り際の部員を捕まえて、強引に宣伝に参加させる。ただほとんどの人が通り過ぎていくだけで、興味を持ったのかは未知数だった。

箕島(みしま)先輩。ほとんどの日と通り過ぎてくだけですよ。誰も興味持ってないっていう感じ。」

柊木は戻ってくるとそう言った。

「そうかぁ。やっぱり鉄研だしなぁ。鉄道に興味持ったオタクしかいないって思ってるんだろうなぁ。まぁ実際そうだけど。」

「オタクってそこ行ったらおしまいでしょ。オタクがなんだよ。現に鉄道知識全くない人だって入ってるじゃないか。新発田(しばた)ちゃんがそうじゃない。」

「そんなこと言ったって、内部は入ってみないと分からないっていうのがふつうですよ。」

「・・・。」

「だよなぁ。」

結局この日は何の動きもなかった。1年生にはこの部活はどう映っているのだろうか。ただのオタクの集まりだろうか。オタクの集まりは偏見も行き過ぎている。決してそんな部活ではない。実際には鉄道知識をいっぱい持った人がたくさんいるだけだけど、そういう話に火が付いたらそいう話で盛り上がるだけで、普段話していることは鉄道の話ではない。普段の内容と言えば、ギャグしか言わないというのがこの部活の真骨頂。ギャグで笑わせるというのがこの部活なのだ。翌日13日も動きはなかった。シナ先生やアド先生のほうにも部活登録届は来ていない。着ているのは3年生と2年生と中3と中2だけだという。一週間の中日まで来た14日。ついに動いた。


設定の修正

柊木(ひいらぎ)(つばさ) 身長 152cm→156cm

北石(きたいし)正斗(まさと) 身長 150cm→152cm

(はやぶさ)結香(ゆうか) 身長 149cm→153cm

潮ノ谷(しおのや)あまぎ 身長 155cm→159cm

諫早轟輝(いさはやごうき) 身長 161cm→164cm

空河大樹(そらかわだいき) 身長 154cm→159cm

朝風琢哉(あさかぜたくや) 身長 151cm→156cm

夢前(ゆめさき)つばめ 身長 146cm→152cm

新発田紗奈(しばたさな) 身長 141cm→147cm

大嵐(おおぞれ)(ひびき) 身長 139cm→143cm


本編もようやっと高3。このシリーズだけで言えば終わりが見えてきました。これまでのことから考えて高3遍も60話程度というわけで180レぐらいまでにしようと考えていますので、よろしくお願いします。

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