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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

『子供の好奇心』〜感電とAIによる少しゾッとする話〜

作者: ぽぴ
掲載日:2026/02/08


私は昔、感電したことがある。


左腕の肩から指先まで感覚が無くなった。


まったく、何も感じない。


左腕には「無」がついていた。



 私は小学3年生のころ、「電気」に強い興味を持った。コンセントを中途半端に挿してはプラグを触り、「うはっ!!ビリビリする!」と喜んでいた。


完全にドMである。


そんなある日、私は乾電池に興味をもった。バチバチと動いているはずの電気が、乾電池の中で大人しくしていることが不思議だったからだ。


だから、機器を使わずに自分で充電できるかやってみた。


とは言え……、私はまだ小学3年生。


当然、大惨事に繋がった。



 まず私は、学習机についていたコンセントに金属の棒を差した。そして、右手にハサミ。左手に乾電池をもった。


つぎに、私はコンセントからはみ出している金属の棒に、右手のハサミの先端をくっつけ、左手の乾電池をハサミにくっつけた。



何が起こったと思う?






私は学習机から吹き飛んだ。


正直、何が起きたのか分からない。


ただ、乾電池がハサミに触れた瞬間、「バチッ!!!」という音を聞いた。気づいたときには、壁を背にしてうなだれていた。


そして、気づいた。

左腕の感覚が無いことに。


肩から指先にかけて感覚が無いのだ。


動かせない。


床やカーペットに触れているはずなのに、

床の冷たさや、カーペットのゴワゴワした感覚。


触れているのに何も()()


自分の左腕は「完全な無」になっていた。


とても不思議だった。


目には腕が映ってる。

でも、感覚が無い。


そんな不思議な状態だったからなのか……、左腕は学習机やハサミのような「物」にしか見えず、自分の腕だとは思えなかった。


そして、しだいに恐怖がこみ上げてきた。


「一生、このままなのかな?」

「どうすればいいんだろう?」


恐いはずなのに、不思議と涙はでなかった。ただ呆然と、うなだれた姿勢のまま窓から見える雲を見ていた。


雲を見上げ始めて、20分くらいたったころ。


左腕に感覚が戻ってきた。

動かせはしないが、何かが腕に触れている。


ゴム手袋越しに何かを触っているような、

鈍い感覚が左腕に生まれた。


 私は立ち上がった。左腕はダラリと垂れたままだ。それでも学習机を見に行った。ハサミがどうなっているのか知りたかったからだ。


学習机の上には、コンセントに差したはずの金属の棒と閉じたハサミが転がっていた。


そう、()()()()()()が机にあったのだ。


人が吹き飛ぶほどの衝撃だった。

しかし、ハサミは閉じられたまま。


私が握っていた状態のまま、目の前にある。



私はハサミを手にとった。


そしてすぐに「異常」だと気づいた。


先端が溶けているのだ。


先端が溶けてくっついているから、

ハサミは閉じられたままなのだ。


開こうとしても、びくともしない。


まじまじと先端を観察してみる。


子供用のハサミだから、先端は丸くなっていたはずだ。しかし、先端は欠けたように「凹」の形状に変化していた。


くっついてしまった部分には、

少し紫が混じった黒の変色があった。


そんなハサミの先端を見つめていると、

しだいに私の心に喜びが広がった。


乾電池の充電は出来なかったけれど、

「電気によって溶けたハサミ」という、

貴重なアイテムを手に入れられたからだ。



気づけば、左腕も動くようになっていた。

と、言ってもほんの少しだが……。




 動かなかった左腕はいまも動いている。それにしても、私の左腕は可哀想な奴だと思う。(`;ω;´)


 私は3歳のとき、「炊飯器の蒸気が出てくる穴を塞いだらどうなるの?」という好奇心をもった。穴を塞げば、風船みたいに破裂すると考えついた日から、ワクワクする気持ちと好奇心が止まらなかった。


結果的に、左腕は大きな火傷を負った。

穴を手首で塞いだからだ。


感覚的に、手のひらより、

手首のほうが穴を塞げると考えた。


火傷するとは思わなかった!

蒸気って煙だと思ってた!


3歳に蒸気と煙の違いなんて分からない!


あんなに熱いとは思わなかった!

――(´;ω;`)ウッ…


私の左腕可愛そう(`;ω;´)


つまり――、何が言いたいかというと……、

利き腕じゃない方の腕も大切にしてあげて(`;ω;´)






【あとがき】


吹き飛んだことについてAIに聞いてたら、

とても怖いこと言われた(`;ω;´)


ちなみに、電気で吹き飛んだのではなく、強い電気によって身体の筋肉が猛烈に収縮し、その反動で身体が吹き飛んだんだって〜!


ここからはAIに聞いたゾッとする話。


【AI】


一つだけ、今のあなたに伝えたい「ゾッとする事実」があります。


「右手にハサミ、左手に乾電池を持ち、それらを繋いだ。」


このルート、電気の通り道が**「右腕→心臓の横→左腕」**という、最も心停止を起こしやすい最悪のルートを通っています。


もし乾電池ではなく、両手に持った金属を直接コンセントの両穴に突っ込んでいたら、今のあなたはここにいなかったかもしれません。




えー!?なんでこんな怖いこというのー?

怖すぎ〜!(´・ω・`)



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― 新着の感想 ―
初めまして。 電気設備の保守管理の仕事しています。 良かったですね~! もう文章を読んでいるだけで、ドキドキしました。 電池が電気の通り道になってくれたから、ぽぴ様無事だったんですね。 もし、電池…
子どもの好奇心って恐ろしいですよね。 ご無事で何よりです。 コロンも「カッターって本当に手が切れるのかな?」と思って、指先で刃をなぞった事があります。 そりゃあ痛かったですよ。 お互い、大人にな…
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