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精霊の収集家と地を這うモノ

作者:迷亭
“守護精霊”と呼ばれる人を守る精霊が存在する世界。

この世界の人々には、一人に必ず一体は“守護精霊”がつく。
―――ただ、その精霊をどう扱うかは人それぞれ。

多くの人々は、守護精霊を自身の手足のように扱う。
壊れれば、新しい精霊を召喚すればいい。

精霊が使い捨てられるのが当たり前の世界で、その哀れな魂を拾い集める者がいた。

「そう、それがこの私。どうも、ヨウです」

あ、ちょっと黙っててもらってもいいですか?

ヨウ)「え、私が主役―――」

今、そういうの求めてないんで。

ヨウ)「…………」

コホン。

雰囲気が崩れてしまったが、彼女が精霊の魂を集める変人。
何を思って集めているのかは不明だが、何やら理由がありそう。

その隣には、美貌の男性。
肌は陶磁器のように白く、スカイブルーの髪は透き通っている。
瞳は猛禽類のようで、蜜のように美しい琥珀色。

ヨウ)「え、ハイトの説明だけ熱量すごくない?私は?」

ハイト)「…………」

彼はこの世界に巣食う“貪食の黒”と呼ばれる化け物を狩る者。

“貪食の黒”はその名の通り、ドロドロとした黒い化け物。
原型はなく、唯一あるのは巨大な口に生える無数のキバ。
万物を飲み込んでいく姿から、“貪食”の名がつけられた。

これは、“貪食の黒”をきっかけに出会った二人が、それぞれの望みを叶えるためにもがく物語。

ヨウ)「そうです、私が主役の物語!」

ハイト)「うるせぇ」

……主役のせいで、この物語はコメディになりそうだ。

ヨウ)「私がモッテモテのハーレムで酒池肉林の物語だよ!」

虚偽の発言は控えて下さい。

ハイト)「…………は?」

ヨウ)「え、なんでキレてるの?」

ハイト)「おい、相手の男に会わせろ」

ヨウ)「え”」

……おやおや?これはもしかすると?

二人の関係も、なかなか面白そうだ。
ラブでコメディな物語を期待できるかもしれない。
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