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ぬくぬくとイメージとどっちも大事なんだもの

作者: 伊藤 深雪

みなさん二度寝ってしますか。

深雪はぬくぬくとイメージのふたつを比べてぎりぎりどっちもとれるラインを見極めてるのです!

そんな深雪の努力といえるかもわからない努力です。

明日起きれるか不安。

そうでしょ?


だって布団の中って夜入ったときは寒い寒いって震えるのに、翌朝になったらまるで天国みたいに心地いいじゃない。


二度寝に魅力なんて感じずスッキリ起きれる?

そんな朝は生まれてから一度もないね。




リビングからお母さんが呼んでる声?

聞こえなーい。


「深雪ー」

「はいはい......」


うるさいな、今ぬくぬくしてるんだから黙っててくれる?

あー、この微睡みがたまらない。


「深雪ー!」

「うっさい......」


もうちょっとで寝れそうだったのに、邪魔すんなし。

寝よ寝よ。


「深雪! 学校休むの!?」

「はあ......?」


これでも皆勤賞ねらってるんだよ。

いままで休んだことないんだよ。

知ってんでしょ。

ほんとに休むと思ってんのかアホー。


「深雪!」

「うーい......」


あーもー、なんか二度寝の感覚が遠のいちゃったじゃん。

制服着ますか。


「寒い......」


パジャマ脱ぐのもためらう。

制服をしゃしゃっと素早くとってベッドにダイブ!

ここだここだ。ぬくぬくはまだ残ってる。

さあ思いきって脱ぐぞー!

あ、腕だけ引っ込めたらあったかくて脱ぎたくなくなっちゃった。

んー、もうちょっとぬくぬくしてよ。


「深雪! 起きてんの!?」

「起きてるってばうるさいな......」


さっきから返事してんでしょ。

はあー、よーし脱げ! 着ろ! ボタンをとめろ!

うーん、寒くて頭が起きてきた。

あー、もうこんな時間か。

まあ平気でしょ。

ワイシャツ終わったらスカート。んでネクタイしてセーター着て。

うわー、靴下がない。

干してあるかなー。


リビングに入るとあら不思議ほっかほっかの極楽が。

暖まってたのねー、ベッドのぬくぬくには負けるけど。


「何度言ったら起きんの」


いや、大分前から起きてたんだけど。

お母さんが聞いてないだけでしょ。

あ、靴下はっけーん。

おーし、はけたー。

ん? 卵焼きとミートボールが。


「これって食べていいの?」

「なに?」

「これって食べていいの?」

「ああ、いいよ」


んー、相変わらず美味しい卵焼きだ。

今日のお弁当はちゃんと手抜きじゃないんだな。

あー、今日は曇りか。

午後から雪?

えーめんどくさいなー。

さて、歯磨きー。

今日は髪どうしよっかな。まあいっか、しばんなくて。

んーと、もうやることないな。


「深雪、まだいいの?」

「あ、行く」


もう出ないと十分のに乗れない。

ブレザーブレザー。

おおっと危ない携帯忘れるとこだった。

んーし、行くか。


「もう行けるの?」

「うん」


あ、マフラーと手袋。

今日は寒そうだしな。

玄関まで行って、おおっと危ないマスク忘れるとこだった。

受験生必須アイテムを危うく忘れるとこだ。

ん、鍵はあるし定期あるしお財布入ってるしあとはまあなんとかなんでしょ。

しゅっぱーつ。






「おはよー深雪ー」

「おー、おはよー奈美ー」

「鍵とってくるね」

「んむ、行ってらっしゃい」


クラスでは奈美と深雪が一番乗りだからね。

教室の鍵を開けるのはもっぱら奈美か深雪。


いやー、奈美も他のクラスメイトも深雪が朝起きれないとか思ってないんだろーな。

文化祭とか合唱コンのときに遅刻の心配されたことないもん。


先生もそうだろーな。

面談やるときまず一番最初で、しかも朝ホームルームやる前だし。





「おはよーございます」


んー? あー大橋くんか。

遅刻しても全然珍しくない程度には遅刻するひとだね。


「おい大橋、また遅刻か」


先生がじろりって大橋くん見てるよ。

でも先生小柄で色白で女生徒に紛れられるくらいだからなー、あんまり大橋くん気にとめてないカンジ。

女子はまー大橋くんだからねーって笑う。

男子はニヤニヤと大橋くんに声をかける。


「おーいー、ハッシー先生おこらせないのー」

「そうだぞー」

「またゲームだな?」

「いや......」


おおう、島野くん先生の前でゲームだなとか言っちゃうのね。

んむ? 遅刻二号はかっちゃんか。

かっちゃんはむしろ遅刻せずに来たら褒めるレベル。

遅刻しても『あはは、またー?』って笑って終わる。


「はぁー」


あーあ、先生がため息ついてるよかっちゃん。


「星、第一ボタン」


星ってかっちゃんの名字。

ってまたボタンしてなかったのかっちゃん。


「あ、はーい」


わ、悪びれねえー......。

いや、それでこそかっちゃんだけど。








「ハッシー遅くない?」

「これから家でるって」


うおおいまじかい、大橋くんまだ家を出てすらいないのか。


「星さんは?」


あ、基本うちのクラスの男子はみんな女子のことは名字にさんづけ。

深雪なら伊藤さん。


「かっちゃんは、ねえ」

「多分遅刻だよね」


これが女子の共通認識だと思ってたんだけど。


「ああやっぱり」


え、佐山くんの口からやっぱりなんて言葉が!

女子には何言うにも遠慮してるのに。

遠慮とかする素振りないよ。






やば、やばいぞーこれは。

かなりギリギリだ。

もうちっと早く起きるべきだった?


セーフ? よし、セーフだ!


「あ、深雪来た!」

「どうしたの?」

「なんか色々大変だったんだよー、聞いてたもー」

「よしよし」








うんうん、イメージ保つのって結構重要っていうか崩したくない。

だって明らかに扱い違うんだもん。


なんかそのうち遅刻しても不思議じゃないとは思わなくもないけど、まあ何とかなるもんだよ。

中学んときもなんとかなってたし。

実際に皆勤賞まであとちょっとだしね。



ほんの少しだけ毎朝起こしてくれるお母さんに感謝する。かも?


うーん、大分というかかなりリアルに書いてしまった気がしますねぇ。


なぜこんなものを書いたかと言いますと、とにかく何かを書きたくなったのです!

ものすごく!


だから大して考えずとも書けるこんなものをババーっと書いてしまったのです。


深雪は少しくらい二度寝仲間がいると信じてます。


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― 新着の感想 ―
[良い点]  ナニコレ可愛いw  っていうか可愛いww  ついでにかわいいw [気になる点] ニヤニヤしちまったじゃないか、ちくせう。 [一言]  作者さんかわいいですね、ほんと。これはいいほっこり具…
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