僕の殺人計画と考察
ターゲット:峰尾 優香
優香に関する、プロフィール。
年齢:二十歳
誕生日:20XX年12月25日
職業:XX大学二年
属性:女
居住:XXにあるマンション305号室に一人暮らし
家族構成:両親、兄(これらは、実家のあるXXに在住)
趣味:読書、活花
活動:
月~金 大学(休まずに出席)、
月・水 駅ビルの活花教室、
土・日 彼女の家から歩きで十五分程の所にある喫茶店でアルバイト※月に4回程度
交友関係:
彼氏はなし
普段一緒にいるのは三人ほどだが、学校以外ではあまり会っていない。
その他には数人。
彼女の交友関係は広くない。
性格:
交友関係を見ても判るように、社交的ではない。内向的で、大人しい。
しかし、困った人を助けるという偽善的精神は持ち合わせている。
さて、まずはどうやって接触するか。
宅配業者を装って、マンションに入り込む。
ふむ。
ベタだが、まあ、まずまず。宅配業の制服は、なんとかなるだろう。
先を続ける。
彼女は、警戒するだろう。
そこは、彼女の兄の名を使わせてもらおう。彼女はブラコンの気がある。
ふむ。で?
それから、彼女が玄関を開ける。
チェーンを外している事を確認したら、一気に押し入る。
ふむ。
時間帯を考慮しないと駄目だな。目撃される恐れがある。
却下か。
では、道を聞く振りをして・・・。
却下。かっこ悪い。
愛の告白を装うか。実際に愛してるし。
・・・ガラじゃないな。
僕は、言葉で伝える代わりに、行動で示すよ。
では、バイトないしお稽古の帰り道に攫う。
これは、簡単か?
マンションまでの帰り道は・・・・、うむ。人通りは少ないかな。
一応、候補だな。
殺し方は?
絞殺・・・却下。
以外に時間がかかってしまうし、圧迫された顔が好みじゃない。
撲殺・・・よほど殴るか、重い鈍器じゃないとな。
んーー却下。スマートじゃない。
毒殺・・・却下。論外。
溺殺・・・水が冷たいし、僕も濡れそうだ。却下。
やっぱ、シンプルに刺殺か?
・・・。
ああ、メンドクサイ。
僕は、計画書を丸めて、ゴミ箱へと投げた。
ガラガラ・・
古風な佇まいの引き戸を開けて、彼女が出てきた。
「ありがとうございました。では、失礼します。」
きっちりと挨拶をして、引き戸を閉める。
コツン、コツン。
彼女は、いつものように帰途に就く。
僕は、彼女の後をこっそりと付いていく。
マンションが見えてきた。周りには、誰もいない。
「あの・・・。」
僕は、彼女に声を掛けた。
振り返る、彼女。
その瞬間の口を塞いで、彼女を抱え込む。
後は、簡単。暗闇に引きずり込むだけ。
「んーー!!んーーー!!」
暴れんなよ。綺麗に殺してあげるから。
バタバタ・・・。
グサリ。グジュッ。
「!!!!っ・・んっ・・!!」
彼女の瞳から光が遠のく。
なんだ。簡単な事じゃないか。