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この子とても食いしん坊だ!!

【黒熊亭】に入って周囲を見渡たすと見知った顔・・・調査隊の仲間達も吞んだり食べたりしているのが見えた。


「どうするリア?食べてから部屋に行く?」


ディアナがそう聞いて来たけど私は首を左右に振り口を開く。


「お風呂に入ってからご飯にしよう」


お風呂に入ってさっぱりしてからの方がご飯が美味しくなる気がするからね!!と思いながらそう言うとディアナが頷く。


「なら受け付けを済ませて部屋に行きましょう」


私はディアナの言葉に頷き受け付けが何処にあるのかを見て首を傾げる。


「受け付けが無いんだけど」


そう言うとディアナが少し考えてから口を開く。


「1階には無いんじゃないのかしら」


あ!それだ!!


「そうだね!2階に続く階段は・・・・あそこだね」


周囲を見渡して2階へ向かう階段を見つけたのでそう言って階段に向かいそのまま上へと上がると上がって直ぐの所に受け付けがありちょっとふくよかな男性が立っていた。


「いらっしゃいませ、お泊りでしょうか?」


受け付けの男性の言葉にディアナが私の前に出て口を開く。


「帝国の調査隊で部屋が取られてるはずなんだけど」


ディアナの言葉に男性従業員さんが一度頷き口を開く。


「お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」


「ディアナよ」


「リア・・・フローリアです」


私達の言葉を聞き男性従業員さんが二つの鍵を取り出して受付の机の上におく。


「こちらがお2人の泊まる部屋の鍵となっております、お食事は一階の酒場でお召しあがりになる事をお勧めします、下の酒場は休みなく営業しておりますので」


へーいつでもご飯が食べれるのは便利だね!!でも今はご飯よりもおふろです!!と思いながら鍵を受け取り3日間お世話になる部屋へと移動して早くお風呂に・・・・あ!!


「おい?何をするんだ相棒?」


私は立て掛けてあるニーズヘッグに大にな布を蔽いかぶせてからティファとミーティアと一緒にお風呂に入った。


お風呂から上がりホッと一息ついていたらノック音が聞こえたのでドアの前まで移動して口を開く。


「誰?」


多分ディアナじゃないかな?と思いながらそう聞くと予想通りの声が聞こえた。


「私よリア」


ディアナの言葉に鍵を開けて扉を開ける。


「入って」


ディアナを部屋に入れてすぐに鍵を掛けて部屋の中へと戻る。


「あら?ミーティア?どうしたの?」


部屋の端の方でフルフルと震えているミーティアに気がつき私を見ながらそう聞て来たので私は苦笑する。


「初めてお風呂に入ってびっくりしたんだよ」


まあ野生の子だからびっくりしちゃったんだよね、なんとか体は洗えたけどお風呂から上がってから怖がって私に近いてくれないんだよね。


「まあ慣れてもらうしかないわね」


「まあね」


うちの子になったんだからしっかりと綺麗な体でいてもらいたいしね、その点ティファはお風呂も怖がることも無く入ってくれてるから助かる。


「それじゃあご飯を食べに行こうか!」


ディアナも来たしお腹も減った!さあ一階に行ってご飯を食べ・・・・・ん?


「お前もお腹がへったの?」


私の足元で尻尾を振りながら見上げてくるミーティア・・・・君・・・さっきまでお風呂に入ってビビってたよね?なのに『ご飯を食べに行く』って言葉で『食欲』が『怯え』に勝ったって事?・・・・・・・・・この子とても食いしん坊だ!!


「俺を忘れないでくれよ相棒?」


・・・・・・あ!ニーズヘッグの事を忘れてた!!


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