言わない方が良いね!!
「あら?どうしたのサムール?」
受付嬢に案内されてギルドの解体場に着くとさっき私達の前にい女性探索者さんが腕を組んで立っていて私達・・・・受付嬢に気がつきそう声を掛けてきた。
「この方達を案内したの、まだ買い取りしてないの?」
受付嬢さんがそう言うと女性探索者さんは苦笑する。
「さっきまで混んでたのよ、次が私の番なの」
受付嬢さんはその言葉に納得し少し離れた場所で作業をしている男性に向かい歩いて行き口を開く。
「ゴッタさん、お疲れ様です」
ゴッタと呼ばれた男性が受付嬢に視線を向けて口を開く。
「サムールの嬢ちゃんが此処に来るのはめずらしいな?何かあったのか?」
男性の言葉に受付嬢さんが真剣な顔で口を開く。
「この方がオーガを82体持っていらっしゃったそうで査定をお願いしたいのです」
受付嬢さんが私に視線を向けながらそう言うとそれを言われた男性と女性探索者さんが目を見開き私をガン見してきた。
「ん?ああ!私のはその人の後でいいよ?」
私に向けられた視線の意味を『オーガを82匹も持って来たんだから私を優先してね!!』と勘違いされたと思いそう言うとディアナが溜息をつき口を開く。
「リア・・・・貴女が考えてる事とは違うと思うわよ?」
へ?ディアナの言葉に首を傾げるとディアナが男性に視線を向けて口を開く。
「この子一人でオーガを82匹倒した訳じゃないので安心してください」
ディアナがそう言うと男性と女性探索者が現実に戻って来てホッとした顔になる。
「そうか・・・なら少し待っててくれモリアのダークネススネークが先になるから」
え?私1人でオーガを82匹を倒したと思ったの?まあ出来るけど・・・・言わない方が良いね!!と思いながら私は頷き口を開く。
「わかったよ」
そう言いつつ解体場に用意してある椅子に座る。
「にしてもダークネススネークは珍しいね」
そう言いながら解体場の大きな解体をする為の台の上に乗せられてる巨大な黒い蛇・・・ダークネススネークを見ながらそう言うとディアナが首を傾げる。
「私は初めて聞く魔物だけど珍しいの?」
ディアナの言葉に頷き話を続ける。
「ダークネススネークってシャドースネークの進化した奴なんだけど滅多に見つかる魔物じゃないんだよ。どれ位珍しいかって言うとアグリでも滅多に見つからないほどだよ。」
魔の森と呼ばれる【悠久の森】でさえめったに見ない・・・・・そう言うとディアナが目を見開き驚く。
「本当に珍しいのね」
まあ【悠久の森】はかなりの種類の魔物がいるから驚くのはわかる。
「詳しいね」
魔物の査定を待っている女性探索者・・・・・確かモリアさん?がそう言って声を掛けてきたので私は頷く。
「前に一度だけ見た事があるんだよ」
私が見たのはアグリに来た商人がアグリにある店大きな商会に売りに来たのを偶然見かけたんだけどね。
「確かその時の売値が7000万リエンだったかな?」
そう言うと女性探索者が真剣な顔で口を開く。
「それ位だと思うわ。まあ命をかけてその値段って言われるとどうなのかしら?って思うけど」
私はそん言葉に頷く。
「倒したのは昼?夜?」
「勿論昼よ」
「だよね」
ダークネススネークと呼ばれるこの巨大な黒蛇は夜にこそ実力を発揮する魔物だ。
闇夜に紛れ毒と酸をまき散らす・・・そんな厄介で面倒な魔物なのだ。
ああ!ちなみに何故か昼には毒しか使わないらしい、だからダークネススネークを狙う時は日が昇ってる時がいいというのが探索者達の中での共通認識だ。
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