表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

377/442

言った事が現実になる!!

深呼吸を一回した後に私は口を開く。


「魔法を司る神リリアーナよ我が願いを聞き届け我が敵を打ち倒す力を貸し与えたまえ・・・・・・我が望むは敵を打ち亡ぼす雷・・・・【サウザンドボルト】!!」


私が使った【魔法】はお馴染みの【サウザンドボルト】、なぜこの【魔法】を使ったのかと言うと理由は2つ!!一つ目はこの【魔法】は【広範囲攻撃型魔法】という事、そしてもう一つは使い慣れて尚且つ見慣れた【魔法】だから結果の違いがすぐに分かると思っての事だ。


そして【サウザンドボルト】を使った結果・・・・・皆が私を含めた驚きに固まっていた。


「あれ?」


視線の先には黒焦げのオーガの死体や燃える木々・・・・生き残っているオーガは一匹もいなかった。


「えっと・・・」


確かにニーズヘッグを使って大きな岩相手に【サウザンドボルト】を使った時に威力が上がったとは思っていたよ?でもまさか此処まで・・・・小規模の巣を殲滅させるほどの威力があるとは思わなかったよ!!


「全部吹き飛ばしちゃった・・・・・結果オーライ?」


恐る恐るユリアンに視線を向けるとユリアンが呆れた顔で深い溜息をつく。


「はぁぁぁぁ・・・皆悪いけど生き残りがいるかの確認をするわよ!4人1組で動きます!!」


ユリアンの案で私はムーアさんとディアナとユリアンの4人で行動し黒焦げになったオーガの巣跡地に足を踏み入れる。


「見た感じ生き残りはいないみたいだね」


家もどきも全部吹き飛び燃えているから生き残りはすぐにわかる・・・はずなので見渡して動く奴がいなかったのでそう言うとユリアンが真剣な顔で口を開く。


「油断はしないで、死んだふりをしてるかもしれないしね」


この場所を見る限り生きている奴はいないとも思うんだけどな。


「ん?今・・・あそこの黒焦げのオーガが動かなかった?」


ディアナが纏まって黒焦げになっているオーガを見ながらそう言って来たので私も視線を向けて見るけど動きは無かった。


「気のせいじゃない?」



私がそう言うとディアナが剣を鞘から引き抜きいつでも戦えるようにしながらその黒焦げのオーガに接近し剣でつついてみるけど動く気配はなかった。


「気のせいだったみた・・・・・」


ディアナが最後まで言おうとするときに剣でつついた黒焦げオーガが動き出し・・・・宙に浮きその下から通常のオーガよりも筋肉がつき体色も違うオーガが立ち上がり近くにいたディアナに向かい襲い掛かって来た。


「チッ!」


襲い掛かられたディアナは慌てる事も無くその突進をサイドステップで躱して剣を構える。


「・・・・キング」


そう・・・・目の前で私達を睨むように見ているオーガはアグリでも偶に見る魔物・・・・オーガキングだ。

どうやら近くにいたオーガ達を盾にして【サウザンドボルト】を凌いだみたいだ。


「さっきユリアンが『キングがいないといいわね』とか言ったから出て来たじゃん!!」


私がユリアンを見ながらそういうとユリアンが驚きながら私をガン見していた。


「ちょっ!!私のせいじゃないわよねこれ?」


「ユリアンが余計な事を言ったせいだよ!!ほら『言った事が現実になる!!』ってよく聞くじゃん!!」


私がそう言うとユリアンが視線を逸らす。


「偶々ヨ」


そうなんだけどそう思わないとやってられないじゃない!!オーガキングと戦うとかめんどくさいんだからね!!




【読者の皆様へお願い】


作品を読んで『面白かった』や『更新がんばってるな』と思われた方は下にある【☆☆☆☆☆】からポイントを入れて応援して頂けると嬉しいです。


とても励みになりますので、よろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ