遺跡に入る緊張感が無くなりましたけどアンディさん!!
私の説明の後に暫く沈黙が続き・・・・我に返ったようにアンディさんが口を開く。
「ここでこうしてても仕方ないから遺跡に入ろう、フローリア悪いが床に何か仕掛けられてるか見てくれるか?」
「わかった」
そう言われて私が床を調べ始めるとシアがはっとした顔で口を開く。
「もしかしてリアが床にあるトラップを見つけられるのって」
シアが最後まで言わないうちに私は頷き口を開く。
「シアの考えてる通りだよ、さっきに見つけたトラップの所には不自然な量のエーテルが留まっていたんだよ」
【魔法】を使う工程でエーテルに慣れている為かじっくりと見ていると判るようになっていた。
それを聞いていたアンディさんが驚いた顔で口を開く。
「本当に凄いな【魔法】ってのは・・・5000年前に滅びたはずなのに未だにトラップが起動するとは」
アンディさんの言葉に私は床を見ながら口を開く。
「私は床トラップよりもさっきのゴーレムのほうが凄いと思うけどね、まさか上級魔術を受け付けないほどの強度のゴーレムが出てくるなんて思わなかった、アグリで見つけた遺跡には出てこなかったんだよね」
アンディさんがその言葉に私は真剣な顔で口を開く。
「それを考えれば俺達は運がいい、フローリアがいなければ俺達全員が殺されてたか、あのゴーレムを外に出して被害を広めるか・・・しかなかったからな」
確かにそう考えると運が良かったと思うしかないね。
「トラップは無いようだよ」
床を調べ終わりアンディさんにそう言うとアンディさんが頷き口を開く。
「では遺跡に入るぞ、わかっているとは思うが勝手に触ったりするなよ?何が起こるか分からないからな」
皆が頷きアンディさんを先頭に建物へと入るべく出入り口を探しているとディアナが後ろから声を掛けて来た。
「もしもの為について来たのに意味がなかったわね」
「へ?もしもの為って何?」
私は首を傾げて口を開く。
「魔物との戦いとかを想定していた、だがゴーレム相手では私では手も足もでなかった」
私はそれを聞いて首を傾げて口を開く。
「うーん・・・・そうかなぁ・・・・」
確かに上級魔術でも傷しかつけられなかったけど、ディアナの腕なら【スペックアップ】を掛ければなんとか行けたんじゃないかな?あ!でも武器がもたないか。
遺跡の出入り口を探しながら建物を見て回っていたら戦闘場所とは反対側にしっかりとドアがあった。
「鍵は・・・・・かかってないみたいだな」
ドアを調べてたアンディさんが調べた後ホッと一息ついた後にそう呟くのを聞いて私は溜息をつきながら口を開く。
「この建物の持ち主の危機感の無さに感謝すべきなのかぁ・・・・・同業者として危機感がないと呆れるしかないんだけど」
私がそう言うとシアが真剣な顔で口を開く。
「危機感がないだけかもしれないけど恐らくゴーレムがいたからそこまで心配していなかったんじゃん無いのかしら?」
「なるほど、その可能性はあるか」
あれだけ強力なゴーレムが門番として守っていてくれれば鍵を掛ける必要がないと思えるのか。
「では・・・入るぞ」
アンディさんが緊張した顔でしっかりと形を残したドアノブを握り・・・・引き寄せ・・・・・動かなかった。
「ん?あ!押すのか」
アンディさんがそう言って慌てて扉を押す。
・・・・・・・・・・・・遺跡に入る緊張感が無くなりましたけどアンディさん!!
【読者の皆様へお願い】
作品を読んで『面白かった』や『更新がんばってるな』と思われた方は下にある【☆☆☆☆☆】からポイントを入れて応援して頂けると嬉しいです。
とても励みになりますので、よろしくお願いします。




