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フリーデンVSロイヤルフラッシュ④

 数分前、玄は桜の姿のままビルを次々と飛び越え、疾風のごとき速さで街を駆け抜けていた。色神学園へと急ぎつつ、イリスが遠隔操作するドローンを通じて状況を把握した。

「玄ちゃん、次の路地裏に着替えと装備を用意してあるよ」

 その言葉を聞き、玄は迷わず路地裏に足を踏み入れた。わずか数秒で着替えを済ませた玄は、黒雪を帯刀し、レッグホルスターにハンドガンとワイヤーガンを収める。そしてほうきに腰を下ろすと、夜空へと舞い上がり、風を切り裂くように猛スピードで突き進んだ。すでにイリスが交通規制を敷いていたため、学園までの経路には人影も飛行車もなく、玄は最短距離で戦場へ辿り着いた。

 色神学園の上空で玄は、エキストラ・ジョーカーに追い詰められるイリスとこがねの姿を真っ先に捉えた。その瞬間、ほうきの柄をぐっと握りしめ、一直線に突き進んだ。接近すると、ほうきを足場にして勢いよく飛び出し、エキストラ・ジョーカーに突き蹴りを叩き込んだ。

 その光景に、こがねは思わず息をのんだ。

「……玄、さん……?」

凛と蹴りを繰り出す彼女の姿に、胸の奥が熱く震える。まるで、天から救いが舞い降りたかのようだった。

イリスは肩を大きく落とし、深く安堵の息をついた。

玄は静かに周囲を見渡した。視線に映るのは、傷ついたこがねとイリス、そして地面に倒れ込み血を流すフィーアだった。

「フィーア……!」

 玄は目を見開き、一瞬でフィーアのもとへ駆け寄り、片膝をついた。

 わずかに意識を保っていたフィーアは、かすれた視界で玄を見つめながら、声を絞り出した。

「ごめんね、シュバちゃん……あたし……」

『シュバちゃん』という呼び名に、エキストラ・ジョーカーの眉がわずかに動いた。記憶を呼び起こされたかのように目を細め、玄を射抜くように凝視した。

 玄はフィーアの手を両手でやさしく包み込み、穏やかな声をかけた。

「謝らないで。あなたはよく頑張った。だから、少し休んでて……。あとは、わたしがケリをつける」

 玄の力強い宣言を耳にして、フィーアはかすかに微笑み、安らぐように意識を手放した。

その光景に、玄の胸の奥で冷たい鉛のような怒りがじわりと広がった。表情は動かない。ただ瞳の奥に、静かな焔だけが燃えていた。

「イリス」

低く、しかしはっきりとした声で呼びかける。

「一色さんとフィーアをお願い」

玄の背中から溢れ出る気迫を前にして、イリスは「任せて!」と強く頷いた。

玄は静かに立ち上がり、数歩前へ出た。敵を鋭く見据える動作に合わせて、場の空気が凍りつくように重くなった。

エキストラ・ジョーカーは確信したような笑みを浮かべ、沈黙を破った。

「ようやく現れたか。黒の断罪者“シュバルツ”」

玄は応えなかった。ただ無言でその言葉を受け流し、視線を逸らさずに歩を進める。

エキストラ・ジョーカーは少し興奮気味に言った。

「その気迫……本当に素晴らしい。八年経って、また一段と強くなったようだな」

 そして、思いがけない提案を口にする。

「そうだ……つい先ほど、ロイヤルフラッシュのリーダーが死んだ。空いた座に、貴様を迎えてやろう。どうだ?」

 玄は足を止め、黙ったまま彼を鋭く見据えた。夜風が吹き抜け、瓦礫の欠片が転がる。緊張の糸が、いつ切れてもおかしくない。やがて、玄は静かに口を開いた。

「……腐れ外道。調子に乗るのも大概にしなさい」

 鋭く、冷徹な声で言い放つ。

「よくも……大切な仲間を傷つけてくれたわね」

 ゆっくりと刀を抜き、刀身が月明かりを反射する。切っ先を彼に向け、はっきりと言い放った。

「お前だけは、絶対に許さない!」

 エキストラ・ジョーカーは口元を吊り上げ、不気味な笑みを浮かべた。

「そうか……なら、仕方ない。……殺すか」

その声は薄ら笑いを帯びながらも、瞳の奥には確かな殺意が宿っていた。

夜の帳の下、二人の強者はただ睨み合う。その狭間に漂うのは、誰ひとり踏み込むことを許されぬ、圧倒的な殺気だった。

イリスとこがねはフィーアを抱えながら、息をのんで二人の間に漂う異様な気配を見守っていた。声を上げれば、その瞬間に空気が弾け飛ぶ──そんな錯覚に囚われていた。額に冷や汗が滲み、顎先から滴り落ちた一滴が、地面に弾けた。

その瞬間、エキストラ・ジョーカーは音もなく玄の背後に回り込み、勢いよくナイフを振り下ろした。

玄は冷静に彼の動きを見切り、振り向きざまに刀を一閃し、ナイフの刃を受け止めた。

鋭い衝突音とともに衝撃が走り、玄の足元から地面に亀裂が広がった。

一撃目を防がれた瞬間、エキストラ・ジョーカーは空いたもう片方の手を背中に回し、そこから新たなナイフを引き抜いて、すかさず横薙ぎに振るった。だが、それも刀でいなされる。二本のナイフで畳みかける連撃も、すべて見透かされたかのように受け流されていった。耳を劈く金属音だけが、闇に響き渡った。

 こがねは二人の凄まじい攻防を捉えきれず、目を見開いたまま、闇に散る火花だけを見つめていた。イリスも視線を必死に走らせたが、その動きを追うのがやっとだった。

夜風を切り裂く音とともに、エキストラ・ジョーカーは次の手を繰り出した。玄の一閃を退き躱すと同時に、懐から小さな仕掛け箱を投げ放つ。箱は宙で弾け、数十体のミニピエロ人形が飛び出す。小さなナイフを片手に、不気味な笑い声を響かせながら玄へ襲いかかった。

しかし、玄は一歩も退かず、黒雪をしっかりと構え、小さく呟いた。

「白雪流・蒼霞の天刃!」

 天を裂く青い斬撃が、襲いかかるミニピエロたちを一閃し、切り裂く。ミニピエロたちは一刀両断され、残骸が宙に散った。――だが次の瞬間、仕込まれていた爆薬が弾け、轟音とともに火花が散り、濃い煙が玄の視界を覆う。

 視界を奪った一瞬の隙を突き、エキストラ・ジョーカーはナイフを交差させて煙幕の中を一気に突っ切り、玄の背後に回り込んだ。そして、ナイフを容赦なく振り下ろした。

玄が紙一重で跳び退くと、その着地を狙うように、エキストラ・ジョーカーは扇状に広げたトランプカードを弾き飛ばした。無数のカードが高速回転し、弧を描いて玄を挟み込むように迫る。だが、玄は静かに呟いた。

「白雪流・桜吹雪」

 黒雪の刀身が目にも留まらぬ速さで、迫るカードを次々と切り裂いていく。カードは、まるで桜が宙を舞うかのように散った。

すべてのカードが一瞬で弾き落とされると同時に、エキストラ・ジョーカーは無駄な間を作ることなく、間合いを詰め、執拗に玄を追い詰めた。片時の休息すら与えぬほどの猛攻――しかし、一撃も届かない。汗一つ流さず淡々といなす玄を前に、彼は一旦距離を取った。

エキストラ・ジョーカーは、深く息をつき、口元を不気味に歪めて笑った。

「貴様は強い。まさに、驚異的と言っていいほどにな……。それでも、わたしには敵わない」

玄は刀を下段に構えたまま、わずかに目を細めた。

「まだ、本気を出してないでしょ?」

 玄の淡々とした声が、闇を切り裂いた。

 エキストラ・ジョーカーの笑みが不気味に広がった。風が二人の間を抜け、煙の残滓を掻き消した。

 二人の会話に驚きと不安が混じった表情を浮かべたのは、こがねとイリスだった。

イリスは震える声を漏らした。

「い、今までのが、まだ、本気じゃないなんて……!」

 こがねは恐る恐る尋ねた。

「イリスさん、戦況はどちらが優勢なのでしょうか?」

 イリスは首を横に振った。

「……わからない。でも――わたしは、シュバちゃんを信じてる!」

 イリスの瞳には、確固たる信頼の光が宿っていた。こがねもそれに共感し、「そうですわね」と頷き、再び視線を戦場に戻した。

 二人の会話を耳にしたエキストラ・ジョーカーは、冷ややかな笑みを浮かべた。

「フフ……『信じてる』だと? 笑わせてくれる」

 エキストラ・ジョーカーは冷たく吐き捨て、二人を睨みつけると、腕を一閃させ、鋭くナイフを放り投げた。

 真っ直ぐに迫るナイフを前に、こがねは目を見開き、イリスは咄嗟に構えた。しかし、二人の反応よりも速く、玄が疾風のごとく滑り込み、刀でナイフを弾き落とす。玄はエキストラ・ジョーカーを睨みつけ、はっきりと言い放った。

「仲間には、指一本触れさせはしない!」

 エキストラ・ジョーカーは嘲笑いながら言った。

「足手まといを守りながら、このわたしの相手をするつもりか?」

「足手まといなんかじゃないわ。仲間がいるから、わたしはあなたに勝てるの。まあ、平気で仲間を切り捨てるような奴には、わからないでしょうけれど……」

「フフ……貴様らの言う『仲間』や『信頼』など、わたしにとってはただの足枷。弱者の理論に過ぎん。この世界では、力こそがすべてだ。力があれば、すべてを支配できる。それが真理だ」

 その言葉に、玄の顔に一瞬、怒気が走った。

言葉を交わすたびに、二人の間にはますます深い溝が広がっていった。二人の視線が絡み合い、冷徹で鋭い空気がその場を支配する。

 イリスは玄の背中を見つめながら、「シュバちゃん……」と呟いた。その声には、自分の無力さに対する悔しさが滲んでいた。こがねも申し訳なさそうな表情を浮かべていた。エキストラ・ジョーカーの挑発が、二人の胸に響いたようだ。

 玄は振り返らずに、力強い声で返した。

「大丈夫、心配しないで。絶対に負けないから」

 その言葉に、イリスとこがねは安堵を感じた。顔を見合わせて頷き、揺るぎない信頼を寄せた目で玄の背中を見つめた。

エキストラ・ジョーカーは場の空気を切り裂くように、軽く言った。

「さて、そろそろ仕事を終わらせようと思うが、一応、最後に訊いておこう。どうかな、わたしの下で働いてみる気はないか?」

 その勧誘に対し、玄は冷徹な視線を向けたまま、黒雪を静かに構えた。

その様子に、エキストラ・ジョーカーが不気味な笑みを深めると、再び二人の間に、張り詰めた空気が漂った。

「――では、大詰めといこう」

 そう呟いた次の瞬間、エキストラ・ジョーカーは閃光のように突撃し、その動きに合わせて玄も素早く地を蹴った。二人は目にも留まらぬ速さの戦いを繰り広げ、鋭い金属音が空間を裂き、火花が宙を舞った。

「わたしのスピードについて来られるとは、さすがだ。しかし――」

 エキストラ・ジョーカーの挑発的な言葉が響いた次の瞬間、彼は分身のような無数の残像を作り出し、玄を囲い込むと、一斉に口から火球を放った。空気が一気に熱を帯び、炎の弾丸が鋭く玄に迫る。

 玄は素早く視線を走らせ、冷静に構えた。刀身が煌めき、周囲の空気を一層重くするような気配を放つ。

「白雪流・翠嵐旋風すいらんせんぷう!」

 玄が回転しながら刀を一閃すると、瞬時に彼女を中心に竜巻のような猛烈な風が巻き起こった。竜巻は一気に広がり、迫る火球と残像を呑み込んでいく。その中で、無数の斬撃が交錯し、火球と残像は次々と切り裂かれていった。

風が止み、宙に火花が散る中、玄は一瞬の静寂を破るように、鋭くエキストラ・ジョーカーを見据えた。

 そのときすでに、彼は次の手を繰り出す準備を終えていた。彼の掲げる掌の上には、巨大な炎の塊が浮かんでいた。それはまるで、闇夜に突如現れた太陽のように輝き、周囲を圧倒する威圧感を放っていた。

 その光景に、イリスとこがねは目を見開いて息をのんだ。

「チェックメイト……!」

 彼は冷徹に呟くと、掲げた手をゆっくりと振り下ろし、巨大な火球を容赦なく放った。

 だが、玄は毅然としたまま即座に構え、低く呟いた。

「白雪流・茜焔裂き(あかねほむらさき)!」

 玄は深く息を吸い、冷静な目で迫る火球を見据えたあと、鋭い一閃を繰り出す。一筋の閃きが迫りくる火球を真っ二つに切り裂いた。

火球が一刀両断されると、エキストラ・ジョーカーは驚愕の声を上げ、「な、何だと!?」と目を見開いた。

 火球を切り裂き、敵への道が開かれた瞬間、玄は刀を収め、静かに息をついた。右手は柄をしっかりと握り、左手は鞘に添えたまま、腰を落とし、次の一撃に備えて構えた。敵を鋭く見据えるその目の奥には、冷徹な光が宿っていた。

 エキストラ・ジョーカーは、玄の冷徹な視線を受けた瞬間、まるで圧倒的な力に押しつぶされるような感覚に陥った。その目に映る玄の圧倒的なオーラに思わず後退し、数歩後ろに下がった。その動きには、意識的なものではなく、ただ本能的に逃れようとする恐怖が滲み出ていた。まるで、狩人に追われる獲物のように、背筋が凍る感覚が彼を包み込んでいた。

 玄は低く呟いた。

「白雪流・居合――幽玄のゆうげんのつき

 その言葉とともに、玄は地を蹴って疾風のごとく突撃した。エキストラ・ジョーカーも瞬時にナイフを構え、迎え撃つ。二人が衝突した瞬間、眩い閃光が一筋走った。

 張り詰めた空気の中、二人は互いに背中を向け、静かに佇んでいた。

玄が無言で刀を収める一方、エキストラ・ジョーカーは呆然と立ち尽くしていた。だが、ふと胸元に違和感を覚え、軽く手で触れた。手のひらにじわりと広がる何かを感じ、すぐに目を向けた。胸元から流れる血が一筋、暗闇の中で赤く染み出した。その瞬間、彼は自分が斬られたことに気づいた。顔には無念と絶望が浮かび、冷徹な玄の背中を最後に見つめながら、ゆっくりと地面へと崩れ落ちた。

 ついに決着がついた――玄の完全勝利だった。

 イリスとこがねは目を見開いたまま唖然とし、しばらくの間固まっていた。

 重苦しい静寂の中、玄は無言のまま彼に冷たい視線を向けた。やがて、「ふぅー」と息をつき、表情をわずかに緩めると、勝利の余韻に浸ることなく、イリスたちのもとへ歩み寄った。

「イリス、フィーアの容体は?」

 玄が尋ねると、イリスははっと我に返り、すぐに答えた。

「あ、うん。応急処置はしたから、もう大丈夫だよ」

「そう、よかった……」

玄は安堵の息をつき、続けてこがねに目を向けた。

「あなたも、無事でよかった」

 その言葉と彼女の視線には、心が安らぐような温もりが込められ、こがねの胸の奥に響いた。気づけば、こがねは身を乗り出し、玄の胸に飛び込んでいた。

「いっ、一色さん!?」玄は戸惑いの声を上げた。

「玄さん……本当に、ありがとうございました」

 こがねの声は震え、目元には涙が滲んでいた。玄が表情を緩め、無言で受け止めようとしたその瞬間、こがねは彼女の両肩を掴んで突き出し、目を輝かせながら言った。

「それにしても、先ほどの戦い、本当にすごかったですわ! 玄さんが仲間の危機に颯爽と駆けつける姿、まるで映画のヒーローのようでした!」

「いや、そんなことは……」

 玄は少し照れたように言い、視線を逸らした。こがねはそんな玄の反応に気づかず、まるで止まることなく続ける。

「強さと冷静さを兼ね備え、見る者を圧倒する玄さん……かっこよすぎて、もう胸が熱くなりすぎました! ずっと玄さんのことを尊敬していましたけれど、今はもっと憧れてしまいましたわ!」

 こがねは言葉のスピードをどんどん上げ、目をキラキラと輝かせながら話していた。玄はその勢いに少し困惑しながらも、こがねの目を見つめ返した。嬉しそうな表情に、思わず微笑んだ。イリスもやさしい笑みを浮かべながら、二人を見つめていた。

 その後、街の暴動を鎮めたアインスたちに加え、医療班や後処理班も続々と色神学園に到着した。彼らは、生徒たちのケア、校舎の修復、仲間の治療、敵の拘束、情報操作など、迅速に取りかかった。

 すべてが落ち着いた頃、〈フリーデン〉のエージェント全員に向けて、テュールから報告があった。報告によると、今回の騒動で怪我人は多数出たものの、全員が軽傷だという。死者は一名――ロイヤルフラッシュのジョーカーのみだった。街の被害も予想していたほど大きくはなく、最小限に抑えられていた。捕らえたロイヤルフラッシュのメンバーは、〈フリーデン〉が管轄する監獄へ送られるらしい。

 こうして、一色こがねの暗殺計画は幕を閉じた。

 玄は片付けを手伝っていたが、午後十一時を過ぎた頃、こがねに声をかけた。

「それじゃあ、わたしはそろそろ帰らせてもらうわね」

 こがねはスマートリングで時刻を確認し、玄に目を向けた。

「はい。あとのことは、わたくしたちにお任せください!」とこがねは笑顔で言った。

 玄はイリスを肩に乗せ、こがねに見送られながら、夜空を背に色神学園を後にした。

 こがねは玄の背中が少しずつ小さくなるのを、笑顔で見送った。しばらくして向き直り、後片付けを再開しようとしたその瞬間、はっと何かを思い出したように呟いた。

「しまった! 玄さんに『桜さん』のことを聞くのをすっかり忘れていましたわ!」

 慌てて振り返るも、すでに玄の姿は見えなくなっていた。

 こがねは静かに息をつき、「……次の機会にしましょう」とすぐに気を取り直し、作業に取りかかった。


 その後、裏社会では『ロイヤルフラッシュ』が壊滅したという噂が広がった。どこから漏れた情報なのか不明だったため、信じる者とデマだと言う者で意見が分かれた。しばらくの間、界隈は一触即発の雰囲気だったが、やがて落ち着きを取り戻し、事なきを得た。



読んでいただき、ありがとうございました。

次回もお楽しみに!

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