第 九十六 話
ハルトはジヤタに、魔法の練習をさせた。
トツタとお父さんは模擬バトルをして、腕を磨く。
私は、砂粒と戯れて、慣れている砂粒を増やすことをやっている。
それと、お母さんの部屋に転送魔法で行って、手紙を置いて来た。鉢合わせしなくて良かった。会っても、大したこと言えないからね。とは言え、ちょっと会いたかったかもしれないけど。
手紙には、『お父さんに会えました。でも、用事があってしばらく、会いにいけません。私も、一緒に行きます。
お母さんは、休んで安心して待っていてください。用事が終わったら、そっちに行きます』的なことを書いておいた。
それから、キヨカをはじめとする、調査官の人たちにも、結界や防御魔法などの魔法エネルギーを補助してもらった。五人もいるので、大分楽になった。
優秀な人たちなので、もっと色々と手伝ってもらった方がいいんだろうけど、そのアイディアが急には、出てこない。
なので、王様に会いに行くまでの段取りに穴がないかどうかを考えてもらっている。
続く
お母さんの部屋に、手紙置いてこられて良かったね。
調査官の人たちがもっと活躍出来る環境になったら、より良くなると思う。




