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第 九十三 話

「お父さんをお母さんが捜して、お父さんの友人に協力を頼んだ時、断られたのって、もしかして、悪魔のせいだったのかな?」

「そうかもしれないな。あの悪魔は、私を分からないようにすると、言っていたからな」

「そうだ、お父さんとお母さんと私の、三人の食事の思い出のお陰で、お婆さんの、お客さんの化物人間を治すことが出来たんだよね。あの時、お父さん、いたんだね」

「あの思い出は、お父さんの心だけじゃなく、お婆さんも救っていたんだな」

「私の心も、支えになっていたよ。ああいう楽しい思い出って、強いね。人に、生きようとする力を与える」


 私は父に、母のところへ転送することを、話さないといけない。ちょっと、言いづらいけど、出来るだけ早く、お母さんを安心させないと。


「お父さんを、お母さんのところへ転送するね」私は、さりげなく提案をする

「んんっ?なら、アキと…それと、ハルト君も一緒に行けばいい」

 そりゃあ、そうなんだけど。私たちは、王様の説得という大事な用があるのだ。

「アキ。何か、隠しているようだね」

 やっぱ、お父さんに隠し事は出来ない。私は、正直に話した。



             続く


思い出は、強い。明日を生きる、力をくれる。

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