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第 八十九 話
土煙が起きた。
中に、人がいた。やった、父は生きていたんだ!
ところが、中にいたのは、父じゃなくて、化物人間の小さい、馬に乗った戦士の持ち主の方だった。
えっ、どういうこと?私、失敗した?
「アレッ、アキさんとハルト君じゃないか。おかしいな?別のとこに、いたんだが…」
ハルトはしばらく、戦士の持ち主の方を見ていた。そして、言った。
「なぁっ、もしかしてだけど。戦士の持ち主の方、アキのお父さんではないのか?」
「ハァッーッ?」私は思わず、手厳しいような声の反応になった。
戦士の持ち主の方も「んんっ、んっ?」といった反応をしている。
この人が、お父さんて、そんなこと、ある訳がないじゃないか…。
そんなこと絶対…。絶対おかし過ぎで…▶▥◊◎▷☜♟♡♕♪。
アレッ、おかしいな。この人、知ってる…。
続く
なぜ、アキと戦士の持ち主の二人は、こんなに変な感じになっているのだろう。ハルトの言っていることが、正しいのだろうか?




