表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/165

第 八十一 話

「どこからの攻撃でも安全な、防御魔法を使えるようにならないといけない」ハルトは、私とジヤタをそれぞれ見ながら、しゃべる。

「俺、一人だと、どこかが弱くなるからな」ハルトは、ちょっと、下を向いて言った。

「じゃあ、私と二人なら?」

「アキと二人なら、繋ぎが甘くなる」フム、それは私が魔法にまだ、慣れてないのも、あるのかな。だけど、もの凄く慣れても、二人じゃパワー不足な気がした。だって、ハルトは累計、百十二歳なのに、難しいんだから。

「じゃあ、ジヤタとハルトだったら?」私は、別パターンで聞く。

「うーん、ジヤタの魔法、全く見たことないが。アキから聞いた化物人間の時の虫使いの力で考えるに、防御魔法が移動出来ないような感じで、重くなる。

 おまけに弱い箇所があって、そこを攻撃されたら相当まずいことになると、思う」

 

 私は、あることが気になって、質問をした。

「あのさ、ジヤタと戦った時にさ、砂粒から目を守るため、ジヤタ、目を瞑ったでしょ。アレ、ビンタしなくても虫たち一時的に消えた?」

「あの時は、ビンタしないと消えなかったですね。僕、アキさんを襲うなんてことして、酷いことをしました。本当に、すみませんでした」

 ジヤタは私に、また頭を下げた。

「あっ、ごめん。謝らせようと思った訳じゃないんだ。ジヤタの、魔法の部分で知りたいとこがあったから。そこまで上手く、説明出来ないんだけど。私も、ビンタして、ごめんね」

「いえいえ」

「ただ、目を瞑る状態にするだけで、虫たちが消えるんであれば、そうでない時と違って、ジヤタの魔法コントロールが大分低いって、考えないと、いけないから」


「うん…。分かった」ハルトは、何となくイメージが、纏まった感じで言った。



             続く

時間はそこまでないから、アキが進行をする方が、いいとこもある。あんまり話が脱線していたら、ちょっと考えた方がいいかもしれないけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ