表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
79/165

第 七十九 話

 フワッ。ボコッ。ザッザッザッ。これは私の、想像の音だ。こんな感じの音じゃないかもしれないけど、姿は見えていたので、入っていた四人を風の海の流れで、追い出した。

「完成だな」

 後ろから、声がした。ハルトだ。私は、ハルトをギュッと抱き締めた。作れないと思った結界が、ちゃんと出来たのが、シンプルに嬉しかったのだ。ここのところ、常に監視をされている脅威に曝されてきたことからの解放の安心感と、私の魔法が皆の役に立ったという、魔法を使えなかった自分の成長を感じた喜びなどがある。


「これで、敵意がある者は入れないし、結界への攻撃もよほどの破壊力がないと破れない。

 機関長は、それに対して公には動けないから心配はない」と、ハルトは説明をする。

 私は嬉しくて、「ハルトやったね」

「ああ。

 ただ、トツタを明日、待ち合わせの野原に迎えに行かないといけない。それに、食事の買い物もある」

「ええっ」分かっていたはずなのに、すっかり頭から抜け落ちていて私は、驚いてしまった。

「それって、その時に狙われるかもしれないってことだよね」私は、心配になって聞いた。



           続く


ここは、乱れず、進んでいこう。そうすれば、この後、国王を説得することも、何とかなるはず。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ