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第 五十七 話
私とハルトは、オーナーに自分たちの軽い状況と、休むことを手紙で書き、謝罪も記した。
そして、お店の入口で仕事仲間のお店の子に渡してほしいと頼んだ。
ハルトは山の方に、かなり誰も使ってない空き家があるから、そこを使おうと言った。
そんな場所で、まあまあな時間いるのは嫌だったが、仕方ない。食べ物を買いに行く時に、ついでに雑貨屋に寄って軽めの掃除道具を買って来ればいい。
ハルトは、迷惑料と言って、そこそこのお金をくれた。結構、大金を持っていたことから考えると、こうなることが、ある程度分かっていた可能性がありそうだった。
それと、私は不安なことがあった。
協力してくれる、内部調査官のキヨカのことだ。
あの時は、これから大変な中で、手助けしてくれるから有難いなと思ったが、本当は罠にはめる敵ということはないのだろうか?
どうやったら、信じることが出来るのだろう…。
続く
普通の時でも難しかったりするのに、命がけで、人を信じるのは怖い。




