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第 五十六 話

 ハルトは自分の歯を指差して、言った。「トツタは、戦っている時に、歯が幾つか折れただろう。少し、忘れていたが、折れた歯を持って、普段行っている魔法歯科医に診てもらったらいい」

「大丈夫だ、俺は…」

 ハルトは、ちょっと焦っているトツタに、元気よく言った。「仲間だろっ。心配すんな、置いて行ったりしないから。調査官の…」

「私の名は、キヨカだ」

「キヨカ。三日後、どこかで相談しよう。それで、四日後に、お城に行きたいと思う…」

「フム。城に、何日か後に向かうというのは、おいおい決めたんで別に、良いと思います」

 まあ、これまで一緒にいた感覚で言うと、これでもハルトは結構、慎重な感じで物を決めているように思う。行動が、早い人だもんな…。とにかく、三日後、またここで話し合うことに決まった。


 今日は、驚きの連続だ。特に、私は自然な流れで、王様に会いに向かう話を了承している感じになっている。本当は、怖いんだけどな。けど、国政審議機関長が何かしようとしてくるかもしれない。

 それなら、先に行動した方がいいだろう。


 それにしても私は、お婆さんを治しただけで。それも、たった一人を。それで、化物人間だ。人間じゃなく、化物自体の存在の人を、何とか本当に出来たりするのだろうか…。私、魔法も使えないのに…。



           続く

お城の、内部調査官の人に、相談出来るなら心強いよね。

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