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第 四十五 話

「〈なぜ、この部屋に毒があったのか、お話をしましょうか…。それは、あたくしが毒愛好家で色んな毒に興味をもっていました。

 あたくしは、毒に詳しい証拠になるので、自分の部屋には、ほとんど毒を置かなかった…。けれど、コレクションしたい精神はありました。だから、珍しい毒を手に入れた時、嬉しくて、つい部屋に置いておいたのをうっかり、忘れてしまったのです。

 そそっかしいことを、しました。…悔しい〉

 大臣は、穏やかにしながら、表情を歪ませた。…きっと、もう断罪されるのから逃れられないという諦めが大きいから、騒がないのだろう…。

 却って、怖くもあるが、そういう風にされると。

〈悔しい…化物人間だけじゃなく、『化物』自体を消してしまおうと思っていたのに…〉

 大臣はそう言った後、兵士たちに囲まれて、牢へと連れていかれた」

 私は、何だかびっくりして、ハルトに尋ねた。

「『化物』自体…?百年近く前、化物は、まだ、悪魔の世界にいたんでしょ…?えっ?

 それなのに、大臣は消そうとしてたんだ…」



           続く

化物は、百年近く前、悪魔の世界にいた?

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