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第 百 話
皆、防御魔法を使った。
そして、結界魔法を解除した。
防御魔法には、限りがある。なるべく、素早くお城に行かなくては。
途中、町に入る手前で、監視者が三人、刀を抜いて襲ってきた。
私に斬りかかって来た人の刀は刃の先から半分以上が炎を纏っていた。剣魔法だ。防御魔法があるから、跳ね返したけど。
直ぐに、逆防御魔法の玉を投げた。
敵は、楕円ぽいオーラに包まれた。
それを、破ろうとして敵は刀で斬りかかった。内側で弾き返される。炎は軽く返る感じで、チョロッと敵に掛かった。
髪の毛がちょこちょこチリチリになって、皮膚が熱かったってなる程度。まあ、この程度なら自業自得って言えるな。私が。
とにかくこれで、私たちには、何も出来はしない。
でも、この効果、四十分しかもたない。
続く
百話までこれました。
読んでくださった、皆様のお陰様でございます。
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