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59話 タイトル回収

「失礼しますギルドマスター。リュウ・エースドライ、ジンの二人をお呼びいたしました」


案内された所は薄暗く、大きなモニターが置かれていて、それ以外は数個の椅子以外何もない部屋だった。


「ご苦労ね受付嬢ちゃん。そして任務お疲れ様リュウ」


モニター越しに映っているのは冒険者ギルドのギルドマスター。

約2ヶ月ぶりの再会だけど声をかけられたのはリュウさんのみ。

これは相当怒ってるのかな……


「いえ、大したことありません。こちらが凶鳥討伐の証の凶鳥のクチバシ。そして、冷凍された凶鳥の肉です。」


リュウさんはモニター越しのギルドマスターに見せるように突き出して見せる。


「本当ね、助かったわ。そっちの街で凶鳥の被害がスゴくていち早く何とかしたかったけど、手練れがいなくて、傭兵ギルドに無理言って正解だったわ。……というより冷凍された凶鳥の肉ってスゴいことしてるわね……どういう原理で凍ってるかはわからないけど、流石リュウね」


「凶鳥に関して何ですが、俺達は殆ど何もしてないんですよ」

「何もしてない?」


不思議そうな表情を浮かべるギルドマスター。


「この凶鳥を仕留めたのはあなたのギルドに所属してるジンですよ。一人で討伐したにも関わらず、俺達に譲ってくれました。そして恥ずかしい話ですが、傭兵ギルドでは誰も料理ができなかったので、道中ジンが料理を振る舞ってくれて助かりました」


ここで始めて、モニター越しではあるけどギルドマスターと目が合った。


「そう、そうなのよ。何でジンがあなたと一緒に行動してるんだろうって不思議に思ってたのよね。久しぶりねジン」

「お久しぶりです。約2ヶ月ぶりですね」

「あらかた、隣にいるマーヤくんに話は聞いたんだけど、改めて聞くわ。あなた、何やってるの?」


この場合はなんていったらいいのだろうか?


「ええっと……冒険者ギルドのパーティを追い出されましたが、傭兵ギルドに拾われ料理を振る舞うことになりました……?」


うん、ざっくりと言えばこうなるかな。


「ジン、なんでそう堅苦しいの?普通に『クリアアトランティスのメンバーに追い出された』でよかったんじゃない?……私が言うのも心苦しいけど……」

「うん、何か言わなきゃいけない気がして……それにマーヤだけが庇ってくれたんだからそんなに気にすることないよ」


俺の言葉を聞いてギルドマスターは大きくため息をついた。


「ごめんねジンちゃん、私のミスよ。お互いの特性だけでパーティを組んじゃった私に責任があったわ。話を聞いたらちゃんと私の考え通りに任務をこなしてくれてたみたいだし……本当にごめんなさいね」

「そんな……ギルドマスターのミスだなんて……。パーティメンバーの期待を答えることが出来なった俺が……」

「いいえ、あなたはよくやってくれたわ。その証拠にクリアアトランティスのメンバーが誰も欠けずにここまで来られているのだから」


ギルドマスターと謎の譲り合いをしている中、リュウさんがあることを質問する。


「お話し中に失礼します。この後、クリアアトランティスの所属じゃなくなったジンはどうなるんですかね」


そういえば、今はリュウさん達のサポートとしてライジングサンズにいるけど、こうやってギルドマスターと会ったんだからどのような配置になるかわからない。

俺としては別のパーティに編入されなければ、一度孤児院に顔を出そうと考えてるんだけども。


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