54話 ライジングサンズとジン到着
ダッシュボア狩猟から数日。
道中に現れる魔物を狩っては食材にして食べる。
そのお陰で食材が尽きることなく済んだ。
食べられる魔物が出てくれたことと、解体技術を教えてくれた孤児院の二人に感謝しないと。
戦闘面はケイやシルが殆ど討伐。
俺は殆ど貢献出来なかったけど、リュウさんが
「ジン、君には出来るだけ周辺の警戒をして欲しい。そして魔物と対峙することになったら攻撃せず、攻撃されたら避けて欲しい。そして、反撃出来る態勢を作るんだ。だが、決して攻撃はしない」
何故か攻撃しないで避ける指示が出ていたこともあるけど、きっとリュウさんの事だから何か考えがあるんだと思う。
こうして、特に負傷も飢えもせず……
「着いたああああああああああああああ!!!!」
「やったッスね!!!!」
「軽やか、そして充実した道程なりて!」
「到着!!」
日が登っているうちに街に到着した。
待ちの入り口でメンバーが歓喜を上げる。
入り口付近の人は不審者を見るような反応する人。
持っていた道具類を見て、無事に到着したんだと優しい目でみてくれる人とまちまち。
「久々だ」
ライジングサンズの出会う前にパーティを追放された街。
まさかこんな形でとんぼ返りするとは思わなかった。
本当に人生ってどういう展開を迎えるか分からないものだ。
「よし皆、取り敢えず宿に向かい、そこで一度休憩を取ろう」
「賛成だ兄貴。宿に着いたら軽くシャワー浴びて眠るわ」
全員賛成と言わんばかりの反応をする。
「寝るか。普段だったらどっかで食べ歩いてたのにな」
「そりゃ何時もは兎に角、腹へって仕方なかったけどよ、今回はジンのお陰でしっかり腹も栄養もしっかり取れたからな」
「そう言ってくれると俺も嬉しいよ」
「よし!ポジティブになってきたじゃねえか!それはそうとお前、今日まで連絡取り合ってた彼女に連絡しなくていいのか?」
「宿についたら連絡するよ。今は宿にいかないとね」
マーヤとは初めてメッセージパッドで連絡取り合ってから毎日返信しあっている。
今日作った料理、狩猟した魔物、今日あったこと、お互いの出来事をメッセージで送りあう。
時間が合わなくても返信してくれるあたりマメだなと思う。
今日辺り着きそうとメッセージには送ってあるから、時間次第では会えるかもしれない。
「そうだな。ジン、宿について、シャワー浴びた後でいい。少し付き合って貰ってもいいか?」
突然リュウさんに誘われる。
どうしたんだろう?
「いいですけど、どういった内容ですか?」
「冒険者ギルドセンターに任務と君の報告をしたくてね。ギルドマスターに報告無しにパーティを追い出されたならジンも報告した方がいいんじゃないか?」
……そういえばそうだ。
あの時早く街を出たくて何も言わずにパーティを抜けたんだよね。
きっと怒ってるんだろうな。
最悪、何も実績もない俺なんか簡単に冒険者ギルドの脱退も出来るだろうし……。
いや、報告を怠った俺に責任あるし、しっかり謝罪しよう。
「そうでした。是非行かせてください」
「不安そうな顔をするな。何かあったら俺からも少し助け船をだすよ」
こうして一旦、俺達は宿に向かいギルドセンターに行く準備をすることになった。
宿屋に着いた際、マーヤにさっき街に着いて、これからギルドセンターに報告する事を送信する。
小話じゃないですが
この数日誤字報告をしてくれた方々。
この場をお借りしお礼申し上げます。
いや、本当に有難いです。
直接お礼言えないみたいなので……




