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49話 適正クラスーケイサイドー

「まずは基本的に血抜きをするんですけど……」

「この辺に切り込みをヤツに与えるのだな?」

「メッサツ!!」


ミンとニオンはジンに解体を教わっている。


「ムム!!血しぶき!!」

「大噴射!!」

「毒が回ってたとはいえ、生きてたみたいですね。丁度良かったです」


涼しい顔をしてそのまま解体をしていく。

粗方って言ってたけどよ、あれは大分慣れてやがる。

何せ全く動じない。

慣れてないやつなら血が出てるところでビビるだろうし、多少慣れていても少しは切る際に迷ったりする。

大したもんだよアイツは。

そういえば、兄貴が気になること言ってたな。


「なあ兄貴、さっきさ、『戦いに関してはセンスが無いわけではなさそう』って言ってたよな?」

「ん?」

「あれ、結局どういうことだよ。今ジンが解体してるし時間出来たぞ」


「ああ」と一言、間を開けて、兄貴は続けていく。


「ジンは、さっきの戦闘の時、剣でダッシュボアの首元に切りつけたろ?」

「あの剣が弾かれた時か。ダッシュボアは突進する過程で首周りは硬いんだよな。そんなところ狙うあたり、まだ魔物を倒す知識が足りてねえよな」

「そう。知識がないなり、今までの経験で狙ったんだと思うんだ。見間違いじゃなければ、ジンは血抜きする箇所を狙っていた」

「血抜きする箇所?」


兄貴の言葉で、今まさに解体しているジンの手元に注目する。

確かに首元だったし、血がドクドク流れている所だったような、そうでもないような……


「まぁ、それが本当だとしてもそれがなんだっていうんだ?」

「分からないか?真っ直ぐ突っ込んできたボアに 焦らず、横の凪ぎ払いで、血抜きの箇所をピンポイントに合わせて切ろうとした。弾かれはしたが、それをこなすのは想像以上に難しい」


確かに。

俺とアニキはそれをこなすことは造作でもねえが、普通のやつに同じ事をやれと言って出来るかといったらできねえだろう。


「剣の扱いが上達すれば化けるかもしれない。だが、剣の扱いが下手。なら、別の武器の方が特性があるかもしれない」

「それってぇとあれか?ジンの適正クラスは剣士ではない……ってことか?」

「断言は出来ないがな。戦闘体制に入るときから、正確に攻撃を当てる冷静さと判断。ジンは案外ガンナーの方が適正かもしれない。弓や銃を使わせてみたら面白いかもな」

「それが本当だったら少し腹が立ってくるぜ。料理出来てサポート出来て、抽出した毒を戦闘に活かせる。おまけにガンナーに向いてる可能性だと?インチキにも程があるぜ」


出会って数日しか会ってねえが軽く嫉妬を覚える。


「……はは」

「なんだよ兄貴」

「そう言う割にはなんだか楽しそうだな、と思ってな」


まぁ嫉妬は覚えるけどよ。

その反面、どう成長するか楽しみというのもある。

小話


本当は解体するなら吊るした方がいいらしいですね

なんでも重力で皮や内臓が勝手に落ちるとか

本当は色々流す用の水も大量に欲しいところだと思いますが、ここは某ハンティングゲームみたいなノリでみて頂ければ……

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