48話 ミンとニオン
「剣のセンスがない……?」
「まだ一度しか見たことないから確信持てねえけど、刀身が横になってる。刃が入っていかない。それじゃ切れねえよ。ジンは、刀で叩いてるに近いな」
確かに、さっきの横凪ぎは切るつもりで振っていたのに弾かれた。
刀が魔物の体に食い込みもせず弾かれる。
今回が初ではなく、クリアアトランティスにいた時もざらだった。
「ジン、君は魔物相手に剣、刀を使った期間はどのくらいだ?」
「そうですね……剣の使い方を教わったのは15の時です。冒険家だった夫妻に教わったんですけど、基本は『魔物と遭遇したら基本逃げろ』と言われてて、実践は冒険者ギルドのテストが初めてでしたね。毎日練習してたわけでもないですし……」
「……よく、冒険者ギルドのテスト受かったな?ある程度魔物と戦うことを想定してるからよ、実技で不合格だったら基本受かんねえって聞いたけど」
正直、合格貰った時、その辺りは俺自身吃驚した。
あの時も魔物との実技で殆ど倒せなかったし……
「……戦闘面はギルドに入ってから期待する、ってやつかもな」
「どういうことだ兄貴?」
「さっきの戦闘……いや、厳密に言えば戦闘前から見てたけど戦いに関してはセンスが無いわけではなさそうってことだ」
「……?」
「時間があったら話してやる。それより、このダッシュボアこのままにするわけにもいくまい。処理出来るか?」
「我らの出番か」
「承知」
いつも遠回しな言い方をする人と神と言ってくれる人が処理の準備を始める。
……そういえば、この二人の名前知らない。
重要なことを思いふけてたけど、ダッシュボアは食べられるからただ処分にするなら勿体ない。
「ちょっと待って貰っていいですか?」
「どうなされた神よ」
「神じゃないですが……あの、ダッシュボアを食用に解体しませんか?」
「なんと、ボアも解体出来るのか」
「これも冒険家の夫婦に粗方教えてもらったんで。いいでしょうか」
これにリュウさんは「勿論だ」と返してくれる。
「ちなみに解体はどれくらいかかる?」
「……1人だと数時間かかるかもしれないですね。誰か手伝ってくれると助かるんですが」
「なら、ミンとニオン、手伝えるか?」
「お任せあれ、無事にサポートを勤め上げてみせましょう」
「承知」
あの二人、ミンさんとニオンさんっていうんだ。
小話
ミン
ニオン
両方男性
子分ーMinionーから分けて
ミンはミント
ニオンはオニオンの意味も含めて
この二人はリュウより年上
普段は戦闘に出ない。
皆戦闘に出てる間、道具を守ってる。
くらいかなぁ設定……そこまで詳しく考えてないです……笑




