44話 冷やかしをするケイ
俺の抜けた後の人員補充の為にこのに滞在すること。
俺を勝手に脱退させてギルドマスターさんの逆鱗に触れた。
新しい補充要員の噂があまりよくないことの不安について記載されていた。
これが本当なら、ギルドマスターとマーヤには申し訳ないとしか言いようがない……
後の3人も休暇が取れた程度にしか思ってなさそうだし……
【ごめん、俺のせいで足止めくらっちゃったみたいだね。
ギルドマスターには評価されてたことについては嬉しかったよ。教えてくれて有り難う。
マーヤやギルドマスターのおかげで少し自信が持てそうだよ。
新しい人が女性問題で一悶着があったっていうのが本当なら、少し警戒した方がいいかもしれない。ギルドマスターがいうなら尚更だ。でも、新しく支えていくメンバーっていうのもあるし、反省している様子なら適度な距離で接するのがいいかもね
メッセージ内でしか力になれないけど、何かあったらまた送ってくれると嬉しい】
アドバイス……とは言えない程度のものをマーヤに送信する。
本当なら俺がワンクッション入れると良かったと思うんだけど……
「お、お前それメッセージパッドじゃん!誰に送ってるんだ?」
後ろから声がしたと思ったら、手に持っていたメッセージパッドが俺の手から離れ、上っていく。
後ろを振り返ると、俺のメッセージパッドを手にしていたケイがいた。
「ちょ!?なに見ちゃってるのさ!!」
「いやさ、ジンの姿が見えないと思ってテント出たら、何か嬉しそうにしてたから何だと思ってよ。相手はもしかして前に話してた女か?」
「そうだよ。急にだから驚いたよ……」
「ほーう。それではこのケイさんが校正してしんぜよう」
校正なんて言葉、ここで聞くとは思わなかった。
別に見られても困ることはないから別にいいんだがムズムズする……
「…………………………………おい」
「どうしたのさ?」
メッセージパッドを持ってない手を俺の肩に乗せて強めに振ってくる。
「お前!この内容は普通に隠せよ!なんだよ甘ったるいな!!見方変えりゃデートの話じゃねえか!!」
「ぎゃあああああ頭が揺れるううううううううう」
「何だよ!間に合ったらって!言ってくれりゃ間に合わせるっての!!」
「なに言ってるんだ……ここからだと距離的にわからないし、シルのことだってあるだろ?」
「バカヤロー!こういう冷やかしがいの……女の子の約束ほど大事なもんないだろ!それにこういう面白い話は逆にシルが頑張る材料になるんだぜ!?」
冷やかし!今!冷やかしっていったぞ!?
それとシルが頑張る材料ってなにさ!?
「とりあえず、これは報告するからな!なに!悪いようにはしねえよ!!」




