37話 初メッセージ
「……ん?」
恐らく、衣類のポケットに入れていたメッセージパッドなのだろう。
それ以外に点滅するものは持ってないし。
ポケットから取り出し、画面を確認する。
画面に表示されていたのは
ー新着メッセージ1件ー
の文字。
恐らく、マーヤのメッセージではあると思うが……
誰の物か確認は出来てないし、勝手にメッセージを見るのもおかしな話だけど、メッセージを見てみよう……
新着メッセージの文字にタップするとメッセージアプリが起動し、マーヤの名前が記入されているアカウント情報が現れた。
それをさらにタップすると、メッセージが記入されていた。
【お久しぶりです。マーヤです。
突然で驚かしていると思いますが申し訳ありません。
街まで戻れましたか?凄く心配してます。
もし、メッセージが届いていたら返信していただけると嬉しいです。】
とあった。
敬語になってるけど、うん、顔合わせて話すときとなんか違うから敬語になる気持ちは分からなくはないよ。
心配してます、か。心配してくれて嬉しいような少し恥ずかしいというか……
【1日ぶり、ジンです。
メッセージ見たよ。とりあえず生存報告。
一度危ない目にあったけど、なんやかんやで他のギルドのパーティに助けて貰った。
このメッセージパッドはマーヤの物かな?
いつも話してたように敬語じゃなくていいからね。】
と記入し、送信。
初めて使うけど思ったより使いやすくスラスラと記入できた。
ちゃんと送れただろうか。
少しドキドキしている……
その送信した数秒後、すぐにメッセージパッドが点滅。
返信ってことか?そうだとしたら滅茶苦茶メッセージ記入するの早くない?
とりあえず確認すると
【よかった!凄く心配したよ!
他のギルド?ジン、ギルド移籍しちゃったの?
メッセージパッドは私ので、前の街で新しいの購入したから1台余ってて。
使い道なかったけど、ジンが使ってくれると嬉しいな。
実はジンの戦力外通知するって話、ジンに告知する前に聞いちゃって、急いで通信できるようにしちゃった。説明もなく、いきなりでごめんね。】
やっぱり戦力外通知はパーティ内で決まってたんだ。
でもこの様子だと、マーヤも直前まで聞かされてなかったんだ。
そんな中、引き留めてくれたマーヤには感謝しかない。




