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34話 毒ありと毒無しの食材が似ている時は調べよう

辺りが暗くなってきた頃、初めは透明な水と凶鳥の骨だけだったものが、白濁としたスープと化していた。

鳥の香りが強く感じる辺り、凶鳥の骨はダシを取るのにいいのか。

凶鳥……いい食材じゃないか……!!


「ジンさーん!野草取ってきたッスよ!」


野草集めに出ていたケイ、シル達が野草を抱えて戻ってくる


「有り難う皆。凄い……!ノビルにクレソンまで……量的にも十分だ!」

「それだけじゃ無いッスよ!大量のニラもあったッスよ!」


シルが抱えていたニラを見せてくれた。

確かにもの凄い大量で喜ばしいことだが、なにか凄い違和感を感じる。

しかし、シルは野草に詳しいはずだし……


「……シル、それ、本当にニラ?」

「え?勿論ッスよ!見た目まんまニラじゃないッスか!」

「見た目だけで判断したの?」

「いや?少しかじってみましたよ?いつものニラと違って風味を感じなかったッスけど……天然物だからもしかしたら風味を感じなかったのかもしれないッス!!」


……………………………ちょっとまて。

ニラなのに()()()()()()()()

……違和感の正体がわかったが、()()()()()()


「皆!水を用意してくれ!!」

「どうしたんだジン?そんなにあわてて?」

「シル!それ多分()()()()()()!!|()()()()かもしれない!!今吐けるなら吐きだせー!」

「………うえー」


俺の言葉が言い終わる前にシルは膝をつき、戻していた。

あああああああああああああああああ!!!!!!

やっぱりスイセンだった!!!!!!


ニラとスイセン。

見た目が凄く似ている。

ニラは食べても大丈夫だけど、スイセンは食中毒を起こす!

ああ……こういう時にマーヤがいてくれたら……


「シルウウウウウウウウウウウウウウ!!大丈夫か!?」

「シル!そのまま吐けるなら吐き出して!他の人は水と塩と砂糖持ってきて!!」

「仰せの通りに!!」

「ジン、落ち着いたらこれを飲ませろ」


騒ぎに駆けつけたリュウさんが飲み物を持ってきてくれる。


「これ塩と砂糖が……?」

「ああ、水分を吸収しやすい割合で作った。」


騒ぎになって、それを見越してここまで準備出来るリュウさんが凄く心強い!


「気持ち悪いッス……うげー……」

「大丈夫?薬とかないから吐き出せっとしか言えないけど、水分補給用にリュウさんが飲み物作ってくれたから。」

「ありがてぇッスおえー……」


ケイ達は思った。

リュウの迅速な準備の良さに心強さを感じると。

そしてジンがシルに寄り添い、やっぱり良いヤツだなと。

なにより、野草を取りに行った全員が特に強く思ったのは……

シルの知識を鵜呑みにするのは絶対に止めよう。

実際、スイレンとニラ似てるから間違わないようにしましょう。

ニラは匂いがあるけどスイレンは匂いない……らしい


追記

スイレンじゃなくスイセンでした。

本編では修正しています。

誤字(誤字じゃない!間違いというのだよ!)報告本当に有り難うございました。


スイレンーのはなのよーにー

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