1話 戦力外通告をされて
「ジン、お前はクビだ」
休憩すべく立ち寄った街の宿屋の部屋で、俺は戦力外通告される。
そう告げてきたのは
冒険者ギルド現パーティ ークリアアトランティスー
リーダーのワイルド。
ギルド内でも上位クラスに剣術が優れている剣士だ。
いきなりの事で頭が真っ白になるが「なぜ?」と言葉を絞り出す。
「なぜ?それすらお前はわからないのか?簡単なことじゃないか?お前が戦闘で弱く、役立たずだからだよ!」
ワイルドは俺の胸ぐらを掴んで告げてくる。
「そうだな、ジン、お前はまともに魔物も狩れない…それは剣士であるお前には致命的な欠点だ」
「一応、複合エレメント持ちで一通りの属性魔法が使える……といっても初級魔法以下。そんなんじゃ複合エレメントの持ち腐れよ」
戦士のターキー、魔術師のタミーもワイルドに続いて笑いだす。
「私は反対します……だってこれまで戦闘で疲れてる中、雑務や料理してくれてたのジンじゃないですか……」
弱々しく庇ってくれた治療士のマーヤの言葉を聞いたワイルドは「ハン!」と鼻で笑う。
「いくら料理が出来ようがそれは剣士として必要な技量ではない、スライムやゴブリン相手に手こずるコイツはこのパーティに必要ない!」
言い切ると同時に宿屋の壁に突き飛ばされる。
背中、後頭部と壁にぶつかり激痛が走る。
そのまま壁を伝って俺は座り込んでしまう。
「痛ーッ………」
「ジン!?大丈夫?」
「マーヤ!そいつに治癒術使う必要ないぞ!そいつはもう仲間じゃない!ギルドの制約で少なくても2ヶ月はパーティに所属させなければいけなかったが今日でそれも終わりだ!これを受け取ってさっさと出ていけ!」
俺の目の前に放り投げてきたのは、今までの冒険で使っていた古びた剣と包丁。
「パーティ脱退のいわば退職金代わりだ、本来装備品は脱退の際には置いてって貰うが、そのボロい剣と魔物も狩れない包丁くらいはくれてやる、お前に相応しいじゃないか」
ワイルドはそういい放ち高らかと笑うとターキー、タミーも釣られて笑い始める
「そもそもお前俺らより年下だろ?タメ口聞いて生意気だと思ってたんだ、何も出来ない役立たずが俺達と対等に喋ってるのも気に入らない」
このパーティの役立たず、それは自分でも思ってた。
嫌われてる…そう思いたくなかった。
でも、仲間たちをみて思った。
ああ、俺ってそこまで嫌われてたんだなぁって。
ここにいる自分のが惨めに思えてきた。
憎悪の目は俺の心を削っていく。
早くこの部屋から出たい……!
居心地が悪い……!
「わかった、俺はこのパーティを脱退するよ……」
悔しい……
なにも力になれなかった俺に
笑われてなにも出来ない俺に
ただただ笑われてこの部屋を出る自分に腹が立つ……
涙を堪え、この部屋を出ることしか出来なかった。
とりあえず登場人物の説明から
冒険者ギルド
パーティークリアアトランティスー
パーティランクA
栄都周辺にオーガ(危険度A)が居着いてしまったため、討伐するためにギルドセンター直々に編成したパーティ
クリアア○○が家で冷えてる
ちなみに、飲んだことがない
ジン
18歳、男
登録クラス剣士
170cm前後
孤児院を出て、冒険者ギルドに登録するとギルドマスターの目に止まり、新規パーティ、クリアアトランティスのメンバーに選ばれる
複合エレメント持ちでこの世界の全ての属性魔法を使えるが全部初級魔法以下
趣味は料理で孤児院の子供達に振る舞っていた
なぜクリアアトランティスのメンバーに選ばれたか解らずにいる
野宿の際、見張りする時にココアやコーヒーなどドリンクを飲んでたりする
ジン
トニックやフィズ、何でも合うよ
マーヤ・ウォッカフィールド
15歳、女
登録クラス治癒士
145cm前後
13歳の時に魔力適性試験に引っ掛かり、本来、魔術師の家系しか入れない魔法学校に特別枠で入学
15歳で一部しか扱えない治癒魔法が使えるようになり、急遽ギルドマスターに呼ばれ、体の弱い母親、弟2人の家族を養う為、高額の契約金と引き換えにパーティ入りをする
基本はしっかりとしているが、年齢相当に精神が不安定になることもある、見張りしてる時のジンに餌付けされてから、わりかし落ち着いている
身長の割に胸は大きく、本人は気にしている
甘いものが好き
ウォッカ
ジンといったらやっぱりウォッカ
ワイルド・ゲーティ
23歳、男
登録クラス剣士
180cm前後
剣技の達人で剣のみで名声を上げた男
5歳で名のある剣士を倒す
魔法の類いは使えないが剣を振って衝撃波だせるからなんとかなると本人談
とりあえず強くて戦うのが好きな戦闘狂
人付き合いが下手+(無駄に)強かったせいか唯我独尊
弱いやつが嫌いでジンがなぜパーティのメンバーかわからない
辛いものが好き
ワイルドタ○○ー
いつか飲んでみたい
ターキー・マルアゲータ
23歳、男
登録クラス戦士
190cm前後
ワイルドの幼馴染、盾使い
ワイルドとコンビを組んで様々な魔物狩りし続けている
ワイルドの剣技を疑わず、ワイルドが最強だと思って着いていく
ワイルドからも割りと信頼されている
だからか自分で考えるよりワイルドの判断を優先する
辛いものが苦手だが無理して食べる
これもワイルドタ○○ー、
某格闘漫画で知った
タミー・ホワイトベネット
22歳、女
登録クラス魔法使い
165cm前後
攻撃魔法の才能があり、放出することが大好きな戦闘狂
そういった意味でもワイルドと気が合う
オーガは基本、魔法に弱いと情報が出たことでクリアアトランティスに召集され、本人も気兼ねなく魔法をブッ放なせると快諾
酒が好き
ヴェ○○トエク○○ラホワイト
名前の響きでテキトーにつけたら実物あったとは…
…設定考えるの疲れたよ