表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

キンキンキン!ハァッ……エターナルブリザードッ!!!!!

卑怯者が帰ってきた!

作者: 御丹斬リ丸

昔書いたやつです。

懐かしくなって投稿しました。




朝から晩まで同じメンツがひたすら同じマップで殺し合いをしていた。

ーー無限回復のULTOZAN

ーー逃走のああああ

ーー隠れ蓑の†atmd†

ーー横取りの瀏剜

世界から集う猛者たち。

とにかく卑怯な奴が勝つ、ライド・スカベンジャーというゲームにおいて初心者は一人もいない。

サービス開始直後から飽きもせず毎日毎日このゲームで殺し合いをしている古参プレイヤーだけがここにいる。


俺もその一人、プレイヤーネーム"RURALD"。

煙玉からの弓、盾でずっとガードして他のプレイヤーたちがHPを減らして死にかけたところを槍でつき戦果を横取りする。


楽しかった5年間にも終わりがくる。

同時接続人数4.5人のクソゲーにもついに終わりがきたのだ。

サービス終了後、俺は全てのバトロワから引退した。

最近のバトロワは少し簡単過ぎた。

卑怯なプレイは許されない。

そんなゲームについて行けなくなった。


あのゲームで腕を鍛えあった同志達はプロゲーマーとなったり、ゲーム実況者となるなど成功を収めていくのを横目に、俺はインチキ家電の販売員として業績を上げた。



サービスが終了して俺たちが変わったあの日からちょうど3年という節目、俺は再びあの姿で舞台へと蘇ったのであった。



「ここは……?」


いつのまにかインドネシアの密林のような場所にいた。

周りは少しボヤけていて、妙な鏡に映る俺は裸で、周りにいるのも裸の男たちだった。

彼らは弓を持っていた。


足元に転がるのは血を撒き散らして倒れる裸族で、その側には見慣れた弓と見慣れた煙玉が落ちていた。

上を見上げると、頭の上には半透明の文字で"RURALD"とかかれていた。


なんだか知らんが、俺は再びこの地に蘇ったらしい。


サービスを終了したあの伝説のバトロワ。レビューは最低評価。猛者が集まるヴァルハラ。血で血を拭う約束の地。


卑怯にも数人の男達が俺を囲んでいる。

上等じゃないか。サービスが終わったあとでも再び殺し合おうってか?


そうなれば話は早い。


横に吹っ飛びながら前方に煙玉を投げ、落ちていた弓を拾って足元で死んでいた男に突き刺さっていた矢を回収。

向こうも見えない、こちらも見えない。

だがあのゲームで鍛えた眼は白く閉ざされた煙の壁の向こうすら看破する。

素早く弓を構え打ち込むとドサリと倒れる音がして、煙の向こうからめちゃくちゃな方向に矢が飛来してきた。

当然当たらない。

地面に転がった矢を回収して、ズバズバ打ち込んで行く。


「ガァッ!!アアアア」


煙の向こうより盾を構えた男が突撃してくる。

武が悪いと全速力で走りながら全く見ずに後ろに弓を打つ。

盾を持った男は長槍まで持っていて振り回している。


目の前に見えた木製の集落のドアをタックルで突き破る。

家の中には裸族の女と子供がいた。

すぐそこに裸族の敵が迫っている。サンバステップを刻み小刻みに体を揺らしながら家の中の物品を漁って行く。

囲炉裏に炊かれた火を物色して手に入れた骨製の槍で舞い上げる。

火は吊るされたタペストリーに引火し轟々と燃え始める。

女が何かを叫んでそとから様子をうかがっていた敵裸族が中に入ってくる。ドアの横で出待ちしていた俺は、勢いよく骨製の槍を突き刺した。



続きはあるはずですが見つからないのでこれにて。

興味と暇があれば他作品も見ていってください^ ^

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ