ぷかぷか海の中を浮いていたら? クラゲになっちゃった!?
僕は、子供の頃から海が大好きで、、、。
決まって夏休みは、家族みんなで田舎に行って海で泳ぐ。
でも、海が好きなクセにカナヅチで上手く泳げない!
それでも、僕はバタバタ溺れながらも海に入るんだ、、、!
夏休みの1か月間は、海で遊ぶから、、、!
帰る頃には、真っ黒くろんぼになってるんだよ!
*
あぁ! そうそう!
お盆が過ぎる頃から、海に入ると、、、?
チクッとする事がある!
それは、クラゲの大量発生問題、、、!!!
透明のクラゲが、ぷかぷかあっちこっちで浮いていて
気がつけばチクッと刺されている...。
刺された跡は、少し赤くなっているよ。
でもね、、、?
1日経てば、もう治っているだ、、、!
普通のクラゲなら問題ないよ!
クラゲは、猛毒を持っているモノもいるから気を付けようね!
そう、お父さんとお母さんに言われている。
*
僕はこの日も、日が暮れるまで海の中にいた!
お兄ちゃんお姉ちゃん、弟、妹、親戚の子達は僕が気づいた時には
もう、いなくなっていた! 僕だけがポツンと海の中にいたんだ、、、!
僕は海の中で、こう思ったんだよ。
『このまま、クラゲのように海の中で漂っていたいな~』
僕は目を瞑り、リラックスして海に浮いていたんだ。
そうするとね、、、?
大人たちが、僕を探しに海まで来たんだ、、、!
『おーい海星! 何処にいるんだ? みんなお前を探しているんだぞ!』
『海星! 何処なの? 返事をして!!!』
【僕はここだよ! お父さん~! お母さん~!】
『あの子? 何処に行ったのかしら、、、?』
『日も暮れてきたし! 早く、みんなで手分けして探そう!』
『あの子、、、? 無事なのかしらね、、、?』
『大丈夫だよ! 海星はきっと何処かいる!!!』
『えぇ! そうね! そうよね!』
『じゃ~皆さん! よろしくお願いします!!!』
『海星~!』
『何処にいるの海星!』
【僕はココだよ! どうして僕の声が聞こえないの、、、?】
*
僕は、どうして僕の声がみんなに聞こえていないのか考えてみた!
僕は、ふと自分の身体を見たら、、、? 透けていたんだ、、、!
いや!? クラゲになっていた、、、!!!
『えぇーーーーーーえええ!? どうなっているんだ、、、?
僕、クラゲになってんじゃん!!! ヤバい!? このままだったら?
僕は、お父さんとお母さんにもう抱きしめてもらうことすらできないよ!
助けて! 誰か? ヤバいんだよ! どうか! 助けてください!!!』
『良かろう~君を助けてあげよう~!』
『・・・誰?』
『この海を仕切っておる! 【海神迷運じゃ~!】』
『えぇ!? かい、しん、、、どうか助けてください!』
『よしよし! しかし? 何故、お前さんはクラゲに、、、?』
『僕も分かりません! 気がついたらクラゲに、、、?』
『では! 目を瞑って、ワシが数を3つ数えるから、そしたら目を開けよ!』
『・・・ははい。』
『いーち、にーい、、、、、さーん。』
*
僕がゆっくり目を開けると、、、?
目の前には、みんなが僕を囲って僕を覗き込んでいたんだ、、、!
『大丈夫か? 海星!』
『お前は、なんで、こうも心配させるんだ!!!』
『良かった! 無事で、、、!!!』
『あれ? 海神迷運様は、、、?』
『えぇ!? かい、しん、なに、、、?』
『海星! お前、頭でも打ったのか?』
『早く、家に帰ってお風呂に入りなさい! 風邪を引くわよ!』
『もう、みんな晩ご飯食べたよ!』
『えぇ!? なに、何食べたの?』
『あのね、お魚さんがね! いっぱい!』
『僕も家に帰って早く食べたいよ! お腹空いた~!』
『もぉ~この子ったら、、、?』
『心配して損したわ~!』
『なんだよ、それ?』
僕は、まるで夢を見ていたのかと思っていた、、、!
あれは、、、?
何だったのかな、、、?
最後までお読みいただきありがとうございます。