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ぐうたら何もやりたくないあの子は、、、?

作者: 七瀬



僕の名前はね、、、?

潤平って言うんだよ!


僕はみんなから“頑張り屋さんで努力家で諦めないで最後までする子”だと

思われている。




でも家ではね、、、?

相変わらず僕は、頑張り屋さんで努力家で諦めないで何でもするよ。


ただ、【僕の影】がね、、、?


僕が頑張っている横で、、、ぐうたらして寝てテレビを見たり、

お菓子をバリバリこぼしながら食べたり、服も脱ぎっぱなしで、

かたずけないやつなんだ!




だから、僕が部屋にいる時はお母さんに何時も怒られるんだよ!


『潤平! またこんなに散らかして! なんでアンタはかたずけないの?』

『ごめんなさい、お母さん! ちゃんとかたずけるよ!』

『早くするのよ!』

『ううん、』



初めて僕の影が出て来た時はビックリしたし、、、。

たくさん、僕の影にも怒ったんだよ。


『き.きき君は、、、?』

『お前の影だよ!』

『僕の影? どうしているの、、、? 影ってお喋りできないよね!』

『俺は特別なんだ! ヤッホーーーーーー!!! 自由になった!!!』

『シッ! お母さんに見つかっちゃうよ~ 僕と仲良くしてくれる?』

『もちろんさ~ なんたって! 俺はお前の影だからな!』

『ううん。』



...でも、僕の影は、そう簡単にいう事を聞いてくれない!


『ダメだよ! そんなに部屋中走り回らないで! 静かにして!』

『ヤッホーーーい! うひゃひゃひゃ~~!! 楽しいぜ~い!』

『ダメだよ~ お菓子こぼれてるよ! 服も脱いだら畳んでよ!』

『潤平! お前は真面目過ぎんるんだよ~ もっと楽しもうぜ~い!』

『そんなのダメだよ! 僕はみんなから頑張り屋で努力家で何でも諦め

ない子だと思われてるんだから~』

『でも、本当のお前はそうじゃないだろ~俺がそうだからな! お前

自身なんだぞ!』

『...君は僕、、、。』

『そうだ! 俺はもう1人のお前自身なんだ!』

『だけど、、、僕はやっぱり今のままがいい!』

『お前はそれでいいよ! ただ俺は違う! 俺は俺のやりたい放題に

するからな!』

『...そんなのダメだよ。』

『うるさい!』



もう1人の僕は、傲慢だ!

自分の思い通りにならないと暴れ出したり、好き勝手過ぎる、、、。

こうやって、僕はもう1人のフォローもしながら一緒に生活している。



ただ、誰かに見つかるとよくない事はわかっているので、、、。

僕の部屋にいる時だけ、自由に出来るように僕の影には言った。


僕のお母さんは、僕が急に部屋で暴れたりするから、、、?

初めのうちは、何事かとビックリしていたのだけど、、、。

そのうち慣れたのか、、、言わなくなった。


それと、お母さんが僕に独りごとが多くなったと言われるようになる。





少しずつ、僕の影の事がわかって来るとそれもいいと思う。

本当の僕は、僕の影のように自由になりたいと強く思っているんだと

感じるし、本当の僕は相当だらしないはずだ!



『この先も、ずっと仲良く僕は僕の影と一緒に生活していく。』





最後までお読みいただきありがとうございます。

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