ぐうたら何もやりたくないあの子は、、、?
僕の名前はね、、、?
潤平って言うんだよ!
僕はみんなから“頑張り屋さんで努力家で諦めないで最後までする子”だと
思われている。
でも家ではね、、、?
相変わらず僕は、頑張り屋さんで努力家で諦めないで何でもするよ。
ただ、【僕の影】がね、、、?
僕が頑張っている横で、、、ぐうたらして寝てテレビを見たり、
お菓子をバリバリこぼしながら食べたり、服も脱ぎっぱなしで、
かたずけないやつなんだ!
▽
だから、僕が部屋にいる時はお母さんに何時も怒られるんだよ!
『潤平! またこんなに散らかして! なんでアンタはかたずけないの?』
『ごめんなさい、お母さん! ちゃんとかたずけるよ!』
『早くするのよ!』
『ううん、』
初めて僕の影が出て来た時はビックリしたし、、、。
たくさん、僕の影にも怒ったんだよ。
『き.きき君は、、、?』
『お前の影だよ!』
『僕の影? どうしているの、、、? 影ってお喋りできないよね!』
『俺は特別なんだ! ヤッホーーーーーー!!! 自由になった!!!』
『シッ! お母さんに見つかっちゃうよ~ 僕と仲良くしてくれる?』
『もちろんさ~ なんたって! 俺はお前の影だからな!』
『ううん。』
...でも、僕の影は、そう簡単にいう事を聞いてくれない!
『ダメだよ! そんなに部屋中走り回らないで! 静かにして!』
『ヤッホーーーい! うひゃひゃひゃ~~!! 楽しいぜ~い!』
『ダメだよ~ お菓子こぼれてるよ! 服も脱いだら畳んでよ!』
『潤平! お前は真面目過ぎんるんだよ~ もっと楽しもうぜ~い!』
『そんなのダメだよ! 僕はみんなから頑張り屋で努力家で何でも諦め
ない子だと思われてるんだから~』
『でも、本当のお前はそうじゃないだろ~俺がそうだからな! お前
自身なんだぞ!』
『...君は僕、、、。』
『そうだ! 俺はもう1人のお前自身なんだ!』
『だけど、、、僕はやっぱり今のままがいい!』
『お前はそれでいいよ! ただ俺は違う! 俺は俺のやりたい放題に
するからな!』
『...そんなのダメだよ。』
『うるさい!』
▼
もう1人の僕は、傲慢だ!
自分の思い通りにならないと暴れ出したり、好き勝手過ぎる、、、。
こうやって、僕はもう1人のフォローもしながら一緒に生活している。
ただ、誰かに見つかるとよくない事はわかっているので、、、。
僕の部屋にいる時だけ、自由に出来るように僕の影には言った。
僕のお母さんは、僕が急に部屋で暴れたりするから、、、?
初めのうちは、何事かとビックリしていたのだけど、、、。
そのうち慣れたのか、、、言わなくなった。
それと、お母さんが僕に独りごとが多くなったと言われるようになる。
*
少しずつ、僕の影の事がわかって来るとそれもいいと思う。
本当の僕は、僕の影のように自由になりたいと強く思っているんだと
感じるし、本当の僕は相当だらしないはずだ!
『この先も、ずっと仲良く僕は僕の影と一緒に生活していく。』
最後までお読みいただきありがとうございます。