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戦闘開始

「シャァァァァァ!!」


「ウウッ・・・」


ナッツから北東に行った平原で亜人の少年は魔物と対峙していた。



巨大な蠍の魔物・・・魔物の尻尾は少年を狙っている


ヒュ!


「グゥ!」


ドスッ!


襲い掛かる魔物の尻尾をギリギリで回避する

少年は襲い掛かる尻尾を必死に避ける



しかし、何事もにも限界はある



フラッ!


「!!」


ドサッ!


魔物と遭遇してから必死に逃げていた結果、少年の体力は消耗しきっていた

足が上手く動かせずに転ける


「ウウッ・・・」


「シャァァァァァ!!」


魔物が尻尾の先端を少年に向ける


「グゥ・・・」


身体が動かない、体力が尽きているからか、これから襲いくる出来事に恐怖を感じているからか・・・


「・・・・」


少年の脳裏に走馬灯が浮かぶ



・・・・・・・



物心がついた時から奴隷だった


檻に閉じ込められ、鎖に繋がれて


同じ檻には自分と同じように奴隷として生きてる人たち

檻の外にはこっちを見て誰を買うか選んでる貴族や商人


『ウゥ・・・』


自分以外の奴隷は次々と買われていく


自分は中々売れずに苛立った奴隷商人に殴られる


そんなめにあいながら生きてきた


どれくらい時間が経ったのかわからない


毎日毎日殴られて


役立たずの罵られ


・・・・やっと買われたと思ったらそこでも扱いは変わらなかった


自分よりも大きな荷物を運ぶ、少しでも止まったら殴られる

自分を買ったご主人様の機嫌が悪いときも殴られた

そして今回も


『役立たずでもこれぐらいできるだろう。』


そう言われた・・・そして今・・・



・・・・・・・・


魔物の尻尾が動く、少年に突き刺すために高く尻尾を上げる



「・・・・・・」



この時少年は思った


自分はこんな風に死ぬために産まれたのか?

こんな所で魔物の餌にされるために産まれたのか?


そう思うと


「ウウッ!ウウッ・・・」


少年は涙を流す


「シャァァァァァ!!!」


ヒュッ!


魔物が尻尾を少年に向けて突き刺す


ガンッ!


「!?」


「?」


ドスッ!


尻尾の先端に何かが当たって狙いを外す


少年は何が起こったのか理解できていない


そこに


「チョコ!」


「クエッ!」


ドドドド!!

パクッ!

ドドドド!


チョコに乗ったカケルが到着する

チョコは全速力で魔物の前を横切る

その時に少年を咥えて持ち上げて行った


「・・・!?」


少年がやっと状況を理解する


「生きてるな?間に合ったな?!」


カケルが声をかける


「ガッ?・・・・・」


「よし!生きてるな!チョコ!」


「クエッ!」


ポイッ!


「!?」


チョコが上に少年を投げる


ドサッ!


「よっと!」


投げられて上から落ちてくる少年をカケルが受け止めた


「ウウッ?」


カケルを見る少年


「色々起こって混乱してるかもしれないからこれだけ言っとくよ、俺は君を助けに来た!」


助けに来た・・・奴隷である自分を


少年は混乱しながらもその事実を理解した


「ウウッ・・・ウウッ!」


そして理解したと同時に泣く


「もう大丈夫だからな・・・取り敢えずチョコにしっかり掴まっとけよ!」


少年を自分とチョコで挟むように座らせる


少年がチョコにしがみつくのを確認してからカケルは魔物を見る


「蠍か・・・さて、倒すと言ったからには倒さないと格好がつかないが・・・どうするかな」


「クエッ!」


「取り敢えずさっき投げた斧を回収するか!チョコ!」


「クエッ!」


カケルはチョコを走らせる


先ほど少年を助けるために投げた斧を拾うために


「シャァァァァァ!!」


魔物が状況を理解したのか動き出す


「少し遅かったな!」


魔物がカケルに攻撃する前にチョコは斧の落ちている場所に到着した


「よっ!」


カケルは斧を回収する


「さて、やるぞ!しっかり掴まってろよ!」

「ウウッ」

「クエッ!」




カケルと魔物の戦いが始まる









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