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迷宮探索完了

それからも様々な仕掛けがあった


「いや~さっきの仕掛けは危なかったね!」


「死ぬかと思った・・・」


さっきは大岩が転がってくる仕掛けだったんだが横に隠れるとか出来ずに広い場所まで全力で戻ってやっと岩を避けたりした


「ここら辺かな・・・あったあった!」


ゾルアは伏せて床を触りながらある部分を指差す


「ここら辺の床を踏んだら反応するみたいだね、少し浮いてるし」


俺も伏せて見てみると確かに指摘された床の岩が少し飛び出していた・・・


「こんなの立ってたらわからねえな・・・」


「侵入者対策だからね」


俺とゾルアは仕掛けを飛び越えて進む



ーーーーーーー



「結構進んだと思うんだけど?」


「そうだね、多分もうすぐ最奥だと思うよ、ここからはもっと警戒しないと!」


ゾルアはそう言って周りを見渡す


「なんかあったか?」


「今のところは無いね!」


そう話ながら進むと


「んっ?」

「おっ!」


広い空間に出た


「ここが最奥みたいだね・・・」


ゾルアが周りを見渡しながら言う


周りに道みたいなのは無いし空間の奥にはあからさまに宝箱が置いてあった


「んじゃあれがこの迷宮のお宝か?」


なんかショボいと言うか・・・部屋いっぱいの財宝とかを想像してたからなんかな~


「早速行ってみよう!!」


ゾルアが宝箱に近付く


「・・・・・・」


俺もゾルアに付いていきながら考える


なんかあの宝箱怪しくないか?こんな広い空間なのにポンと宝箱だけ置いてあるなんて。

いやゲームとかだと普通だけど・・・なんか違和感が・・・


「カケル君ー!開けるよー!」


ゾルアが宝箱に触る・・・


ゴトッ!


今宝箱が動かなかったか?


「それ!」


ガチャ!


俺がゾルアの側に着いた時にゾルアが宝箱を開けた・・・

宝箱が開く


「っ!」


グイッ!


「うわぁ!」


俺は宝箱が開いた瞬間にゾルアを引っ張った

そしてそれは正しい行動だったみたいだ


「シャァァァァァ!!」


開いた宝箱には牙が付いていた

宝箱はさっきまでゾルアの頭があった場所に飛び付いていた


「あーミミックだったか・・・」


ゾルアが残念そうに言う


「いやこれどうするんだよ?」


ミミックはガタガタ揺れながらこっちに近付いてくる


「対策はあるよ!ちょっと囮になってもらってもいいかい?」


「どれくらい?」


「うーん・・・30秒!」


「やってみる!」


俺は斧を構えてミミックに近付く


「シャァァァァァ!」


ミミックが俺に飛び付いてくる


「っと!」


俺は横に逸れるとミミックはまた床に落ちる

どうやら飛び付くくらいしか出来ないみたいだな。


「シャァァァァァ!」


ミミックが俺の方に振り返った時


「はい終わり♪」


ドゴォ!


ミミックの後ろからゾルアがミミックを踏みつけた



ガタガタ!


ミミックが揺れるが動けないようだ


「ミミックはこうして蓋を押さえていたら何も出来なくなるんだ。」


「へぇ・・・それで動けなくしたあとは?」


「こうするの♪」


ゾルアは縄を取り出してミミックを縛っていく

厳重に何度も何度も縛っていく


ガタガタガタガタ


「これでいいよ。」


「これはどうしようもないな・・・」


俺はミミックを見ながら呟いた



「あーあ、結局成果はこれだけかな・・・」


ゾルアは縛ったミミックを持ち上げて言う


「何?そいつ持ってくのか?」


「調査だからね、何か持って帰らないと・・・お宝とか石碑とあったら良かったんだけどね・・・」


「まぁ仕方ないよな・・・んっ?今なんか光らなかったか?」


「えっ?」


ミミックが最初にいた所で何か光ったような・・・

俺は光った場所に近付く


「んっ?これは・・・宝石か?」


5個くらいの宝石が転がっていた


「おぉー!一応お宝があったね!!」


ゾルアが目を輝かせながら言う


ーーーーーーーー



「本当に良かったの?」


迷宮を出た時にゾルアが俺に言う


「良いんだよ、俺はこの小さい宝石だけで。」


俺は転がっていた宝石から1番小さいのを貰った

残りは全部ゾルアに渡した


「でも・・・」


「調査報告で必要なんだろ?俺はあまり役にたってないし。」


「そんな事ないよ!カケル君には本当に助けられたよ!だからせめてあと何個か・・・」


「いいって、元々働きながら旅してたから大金が欲しかった訳じゃないし、これで充分だ。」


てか正直宝石を持ってても仕方ないし・・・


「わかったよ・・・ならこれはありがたく貰うよ・・・ねえカケル君」


「んっ?」


「トレジャーハンターに興味ない?君なら凄腕になれると思うよ?ギルドに紹介するからさ!」


「あ~悪いけど断るよ。」


「えっ?何で?」


「ん~・・・旅が楽しいから?」


ーーーーーーーーーー



ゾルアはそれ以上しつこく誘ったりはしなかった



「この道を進めばもうすぐナッツに着くよ。」


「わかった。」


途中までゾルアと道を進んで分かれ道で別れようと俺はチョコを走らせようとする


「あ、カケル君!」


「っと!どうした?」


ゾルアに呼び止められて俺は走ろうとしたチョコを止める


「これを持っていって!僕らのギルドの紹介状!これを換金屋に見せたら誤魔化されたりしないからね!」


「いいのか?」


「勿論!」


「ありがとう。」


俺は紹介状を受け取りチョコを走らせた


ーーーーーーー


「・・・行っちゃったか」


ゾルアは呟く


ガサガサ


「良かったんですか?」


近くの茂みから数人の男女が出てくる

そして1人の女性がゾルアに言った。


「無理に誘う訳にはいかないからね。」


ゾルアは答える


「やっぱり勧誘方法変えませんか団長?」


男がゾルアに言う


「駄目だよ!信頼できる人か見定めないと!」


ゾルアは答える


「でもこれで三回連続失敗ですよ?」


女の子が言う


「仕方ないさ!さあ!次だよ次!」


ゾルアはそう言って歩き出す


「またボア君のスタンバイからか・・・」


男性が呟きながら猪を見る


「ブゥ?」


「よしよし、また走ってもらうからな?」


「ブゥ!」















迷宮編は終わりです


迷宮探索の殆どがゾルアの仕込みでした


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