迷宮探索2
ドラゴンの居た部屋から逃げてゾルアと合流して30分くらい経ったか?
今俺は何をしてるのかと言うと
「そうそう、それで完成だよ!覚えるの早いね!」
「ゾルアの教え方が上手いんだよ。」
ゾルアから紅茶の淹れ方を教えてもらっていた
いや~紅茶が美味くてさ・・・
「さて、そろそろ行ける?」
「あぁ、大分落ち着いた。」
身体の震えも治まった
俺とゾルアは道具を片付けてから左の道を進んだ。
ーーーーーーー
「・・・・止まって」
「んっ?」
ゾルアが止まる
「どうした?」
「少し空間が広くなったね。」
・・・言われてみれば道が広くなっている
「それがどうしたんだ?・・・まさかドラゴンが?」
「いぇ、そんな拡がり方じゃないね・・・ん~?」
ゾルアは壁を調べる
「・・・んっ?」
ゾルアが何かに気づく
カチッ
・・・何か今音がしたよな?
カパッ
「!?」
ゾルアの後ろの壁に穴が開いた
「ゾルア!」
グイッ!
「っと!?」
俺は咄嗟にゾルアを引っ張る
ヒュッ!
カッ!
それと同時に穴からゾルアが居たところに何かが飛んでいった
「・・・今のはなんだ?」
「ふむ・・・結晶だね、壁の鉱石と同じ材質だよ・・・ほら見て」
ゾルアが飛んできた結晶を指差す
スゥゥゥ
「き、消えた!?」
結晶が見えなくなった
「壁と同化したんだよ、いや、吸収されたと言うべきかな?」
「えっ?えっ?」
「どうやら今のは警告用の仕掛けだね・・・刺さったら結構痛そうだし・・・死にたくなかったら戻れって事だろうね。」
「・・・・・・」
「まぁ、怪我しなくて良かったよ、ありがとうカケル君♪」
「あ、あぁ・・・」
「取り敢えずここは伏せながら進もう、どうやら一定の高さを物体が通ると反応するみたいだからね。」
そう言ってゾルアは匍匐前進しだした
俺も匍匐前進をする
ーーーーーー
「さて、そろそろ大丈夫かな?」
ゾルアが立ち上がる
「なんでわかるんだ?」
「壁だよ。」
「壁?」
俺は壁を見る
「ほら、僕達が居る場所を境に壁を見比べてごらん」
「・・・・・あっ。」
言われてみて気付いた
俺達の前の道の壁は平らになっているのにさっきまで罠があった道の壁は少し凸凹になっていた
「凹んでるところは結晶を発射する仕掛けで、凸になってるところは結晶を吸収した場所だね、少しずつだけど吸収して膨らんできたんだろうね」
「へぇ・・・」
「さぁ行こう!こんな仕掛けがあるってことはこっちに御宝があるんだ!!」
そう言ってゾルアは歩き出した。
「・・・・・・・」
俺はゾルアの観察力に感心しながら歩き出した。




