外伝・その頃のリーフ達
その頃のリーフ達
私は困惑していた・・・というのも
「ルナ!そっちのやつは任せた!!」
「はい!」
「フランベルジェ(炎の刃)!!」
炎が魔物を切り裂く
「・・・・」
「リーフさん、もう大丈夫ですよ♪」
馬車の中で外を見てた私にメアさんが微笑む
ハース村を出てからずっとこの調子・・・
「魔物ってこんなに遭遇するものなんだね・・・」
カケルと一緒の時はあんまり遭遇しなかったけど・・・チョコちゃんが速かったからかな?
「そうですね、ルナが・・・というよりは勇者が魔物を引き寄せてるのかもしれませんね。」
「えっ?」
「どうも勇者は魔物に狙われやすいみたいです・・・一説では魔王が勇者を始末しようと魔物を次から次と送ってきてるとか。」
「・・・・・・」
「まあほんの仮説ですけどね・・・」
「どうしたんですか?」
勇者様・・・ルナさん達が馬車に戻ってきた。
「いえ何でもありませんよ♪」
メアさんはルナさんに微笑むとハンカチを取り出す。
「汗が凄いですよ?」
そう言ってルナさんの汗をぬぐう
「わっ!?じ、自分で出来ますから!!///」
ルナさんはハンカチを受け取り自分でぬぐう
「・・・・・・」
私は外を見る・・・
サナさんとメリーさんが倒した魔物から戦利品を手に入れていた。
「リーフさん?どうしましたか?」
「あ、その・・・」
ルナさんが私に声をかける
「不安ですか?」
「えっ?」
ルナさんが言う
「さっきから何回も魔物と戦闘になってその度に馬車が止まって時間が経ちますからね・・・フイル村に速く戻りたいんですよね?」
「ち、違いますよ!!」
「あ、違いましたか?・・・・・うわ、僕今恥ずかしい///」
「あ、いえ全部違う訳じゃなくて・・・村の不安もありますけどそうじゃなくて・・・」
村の事はこうしてルナさん達がいるからそんなに不安ではない・・・私が今悩んでるのは・・・
「・・・強くなりたいんです・・・」
「・・・えっ?」
「私も戦えるようになりたいんです・・・」
「・・・大丈夫ですよ!リーフさんは僕達が守りますから!!」
「守られてばかりじゃ駄目なんです!!私も戦いたい!強くなりたいんです!!」
「危険ですよ!?」
「わかってます!」
「でも・・・」
「ルナ、リーフさんも色々思うことがあるんですよ。」
メアさんがルナさんに言う
「・・・・・」
ルナさんは少し考えて・・・
「わかりました、リーフさんが本気なら僕はもう止めません・・・でも強くなるってどうするつもりなんですか?」
「と、取り敢えず次の戦いでは私も戦います!」
「・・・わかりました、でも僕達の・・・メアの側を離れないでくださいね?先ずは戦闘に慣れる事からです!僕も最初はそうでしたから!」
「はい!」
「話は聞かせてもらった!!」
「ひゃ!?」
サナさんが馬車に飛び込んで私の手を握る
「強くなりたい!その気持ちは大事な事だ!!そんな君に私が武道の心得を手取り足取り教えてむぐぅ!?」
「はいはい脳みそ筋肉物理系女子は黙っててね♪」
メリーさんが馬車に入ってサナさんの口を手で塞いだ・・・サナさん武道の事になると口数増えるんですね
「リーフちゃんは肉弾戦系よりは魔法使い系だよ♪簡単な魔法も使えるみたいだから私が魔法の事を教えてあ・げ・る♪」
「本当ですか!?」
一等魔導師のメリーさんに魔法を教えてもらえるなんて!
「メリー、そろそろ手を離さないと・・・」
「あっ・・・」
「ゴホッ!」
サナさんが噎せる
「と、取り敢えずサナさんから戦闘の立ち回りを教えてもらってメリーからは魔法を教わりましょう!」
ルナさんがそう言って決まった・・・
強くなれたら・・・私1人でも旅に出れるよね?
そうしたらカケルを追いかけられるよね?
私は期待と不安を感じながら外の景色を眺めていた




